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NewsThinks #6

組織

●Organize(整理)
・必ず意味ある雑談から1on1を始め、人を深く知ろうとし、信頼を築くことから取り組んだ
・会社の存在意義はプロダクトのビジョンに命を吹き込むこと
・コンセンサスを目指すと意思決定の質が低下するので、最適解を得ることを重視
・最適解を得るには、個人よりもチーム最優先で、全ての意見やアイデアを俎上にのせ、グループ全体で話し合うこと
・成功のカギは――オペレーショナル・エクセレンス、ピープル・ファースト、決断力、優れたコミュニケーション、最も厄介な人材から最大限の力を引き出す、優れたプロダクトへのこだわり、解雇する人を手厚く扱う原則
・コーチ可能な資質とは、正直さ、謙虚さ、諦めず努力を厭わない姿勢、常に学ぼうとする意欲の4つ

●Thinking(思考)

・会社やチームでのコンセンサスをどのような方法でとっているか?
・自身のマネジメントスタイルの中で、現在所属する組織で重要視していることは何か?それはなぜか?


●Organize(整理)
・風通しを良くするためには、「経営開放性、情報開放性、自己開示性」の3つの要素が必要
・社員1人ひとりの声を聞く取り組みをしていて、一番力を入れているのが「GEPPO(ゲッポウ)」というシステム
・地道ですが、一人ひとりの声を聞いて、役員自らがフィードバックすること
・「コメントしてよかった」と思ってもらえる社員を増やす
・「1対1」の信頼関係を増やす
・1つひとつの約束を大事にする
・うまくいっている部署は「上司と部下の対話が多くて、週イチで面談している」

●Thinking(思考)

・所属する組織の「経営開放性、情報開放性、自己開示性」の3つの要素を1~5点で数値化し、その理由を考える。
・所属する組織では、社員の声をどのように収集し、社員にどのようにフィードバックしているか?


思考

●Organize(整理)
・本来、デザイン思考は、人間が持つ課題をベースとした「課題解決型」の思考
・しかし、現在の人間が直面する課題の多くは、過去に実例がなく、解決が困難になっているため、デザイン思考はさらに進化している

・新しい思考
①ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の教授アンソニー・ダン氏が提唱した「スペキュラティブデザイン」
→解決の道筋を立てるきっかけとなる「問い」を生み出し、価値観や信念、また考え方を根本的に変えるための思考
②カーネギーメロン大学(CMU)デザイン学部が提唱した「トランジションデザイン」
→デザインの対象を地球規模の巨大な問題や社会規模の価値観に拡張したという思考

・デザイン思考の次なるものとして、「アート思考」と呼ばれるものに近年注目が集まってきている
・アート作品を扱う人と、アートを創り出すアーティストは、決定的に違う
・さまざまな課題を、アートという「商材」で解決する発想は「デザイン思考」の領域の話
・ビジネスの世界では、既成概念に囚われない「アーティスト」として、イノベーティブな発想で感性を表現することに徹した
・言葉で表現するのは簡単ですが、行動するのは容易なことではない
・これはアートではなく、作品を創り出す側の考えですので、「アーティストの思考」
・音楽の世界では、アーティストを育てるために、幼少期から伝統的な音楽の基礎を訓練させられ、身体の芯に叩き込まれる
・この教育メソッドは、音楽理論を意識せず自分の身体の一部にし、楽器と一体化するためのもの
基礎が体の芯と一体になっているからこそ、初めて大胆に新しい表現を創造できるようになる
・アーティストの創造性は、理論の上にそれを越えて成り立っている

・多くのアーティストは、アートつまり作品を、自分のアイデンティティだと信じており、それは、社会性や合理性とリンクしているわけではなく、自分の奥に潜む「基本欲求」に近いものによって動かされている
・アーティスト自身も、ビジネスとして成功すること自体はよいのですが、最も辛いのは、それによってアイデンティティを壊されてしまうこと
・「ミュージシャンが企業の介入なしに自由に活動できた時代だった」
・マイケル・ジャクソンは、「生きることは音楽的であること。体内の血液が血管のなかで踊り出すところから始まる。すべての生命がリズムを刻む(To live is to be musical, starting with the blood dancing in your veins. Everything living has a rhythm)と結び付けている

アーティストの思考とは何か
1. 徹底した基礎があってこそ、破壊的な創造が生み出される
2. ビジネス的な成功は、自身のなかでは乖離が生まれることもある
3. 自分のアイデンティティを表現できることが最も大切である


・新たなイノベーションを創造するためには、まずその領域について徹底的に学び、プロフェッショナルになることがスタートポイント

●Thinking(思考)

・自身のアイデンティティは何か?そのアイデンティティの原点は何か?
・自身のプロフェッショナルになる、もしくはなっている領域は何か?そこから新しいイノベーションを生むネタはあるか?


キャリア

●Organize(整理)
・大企業に正社員で入社することが正解だという傾向があったが、時代とともにベンチャー企業やスタートアップ、フリーランスなど様々な選択肢が増えている
・だが多様化するこれらの仕事の選択肢に自信をもって自ら飛びこんでいける者はまだ少ない
・自分のキャリアを考える上で最も大切なのは、「何を聞くか」より「何を問うか」
・問いの立て方が解決の質を左右する

「ニュートンが落ちるリンゴをみて、万有引力の法則を発見した」話
・このエピソードは、よくニュートンが落ちるリンゴを見てひらめいたような表現がされているが、実はニュートンが法則を発見するキッカケとなったのは、落ちるリンゴを見たことだけではなく、「空の月は落ちないのに、なぜリンゴは落ちるのか?」という問いを立てたから

・2つの事実にある「差がなんなのか」を問うている
・「なぜリンゴは落ちるのか?」という問いだけでは万有引力までたどり着かなかった
「過去の経験」と「将来なりたい自分像」の間にどのような差があるのか問いを立てること
・「その差を解決できる企業がこの企業であり、それが結果的にスタートアップ(大手)だった。」という明確な答えが導き出せる

●Thinking(思考)

・自身の「過去の経験」と「将来なりたい自分像」を立て、その間にどのような差があるか?
・その差を埋めるために何が必要か?どういう行動を起こすかを考える。


マーケティング

●Organize(整理)
明確な理由もなく瞬間的に買いたくなったらその場で購入に至るその行動をグーグルでは「パルス消費」と位置付けている
・情報探索行動というものは「現れては消え、行きつ戻りつする」
・認知から興味関心、比較検討、購入まで一直線に進むということはほとんどない

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①買い物における情報探索には、段階もファネルもない
②買い物における情報探索の過程には、義務と快楽が共存
③買い物における情報探索は、関連商材に波及

●Thinking(思考)

・自身の購買体験をバタフライサーキットで考えてみる。
・これまでカスタマージャーニーで整理していたものを、一度バタフライサーキットで整理してみる。


※記事の対象期間:2020.02.10-2020.02.16
※ピックアップしたメディア:GLOBIS知見録、Forbes、AMP、DIAMONDonline、ITmediaマーケティング