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NewsThinks #3

キャリア

●Organize(整理)
・「今のこの立場になりたいと思って仕事をしてきた瞬間は一度もない」
・自信がある人は「根拠があって自信もある人」と「根拠はないけど自信がある人」の2種類
・まず考えたのは、自分がどの分野で貢献すべきかということ
・取り巻く人たちに対して、どうすれば価値を提供できるのかを常に考えていた
・「自分のために何かをしたい」という気持ちはほとんどない
・必ずしも自分自身にベクトルが向いていなくてもいい
・誰かのために頑張って、結果的にキャリアが付いてくるという生き方があってもいい
・自分を特別な存在だと思わない


●Thinking(思考)

・今の自分が相手や会社や社会に対してどの分野で貢献できるか?
・これまでのキャリアで、誰かのために頑張って、結果得たものや感じたもの、今でも大事にしている価値観はなんだろう?


●Organize(整理)
・「人生100年時代」と言われるが、私たち個人の長い人生を待ち受けているのは、これまでにない変化の連続

●キャリア形成に向けた“4C”
1. 非連続な挑戦で成長する、Creative Jump
2. 自らの価値観や強みなど、Context(背景)を理解する
3.キャリアのConcept&Coaching(実現したいこと/ありたい姿)を描く
4.“誰とするか”を軸にキャリアを選択する(Collaboration)

・市場価値とは、大きく「希少性」×「再現性」×「市場性」で分解される
・自分の価値観の源泉、これまで経験の本質、コンプレックス、もっと言うと人生そのものを振り返りながら、自分ならではの源泉や持ち味を探すことから
・仕事を通して自分が最も実現したいことは何か、最も大切にする行動やモチベーションの源泉は何かと振り返ってみることで、自分の本質が見えてくる
・あなた自身は社外から固有名詞で指名されるような力を身に付けているだろうか?


●Thinking(思考)

・これまでの経験で身に付けたことで、他のキャリアで生かせることはあるだろうか?その理由は何か?
・上記の2~4を言語化してみる。
・今、会社の看板や肩書きがなくなったとしたら、あなたはどんな市場価値がある人間だろうか?


リーダーシップ

●Organize(整理)
・目標を立てたら、その次にやるべきなのは、続けられる「行動計画」を立てること
・行動計画を立てた時点で9割、勝負がついている」
・目標達成を阻んでいるのは、そもそもの行動計画に「NGワード」を使ってしまっている

●3つのNGワード
1.頭で考えることで、行動ではないもの

→「心がける」「意識する」「考える」「検討する」など
2.何をするのか、あいまいでわからないもの
→「徹底する」「管理する」「向上する」「育てる」「発展させる」など
3.人や状況によって、解釈がブレるもの
→「努力する」「励む」「踏ん張る」「理解する」など
4.立派な言葉
→「信頼獲得」「顧客満足」「品質向上」など
5.定義が不明確なカタカナ言葉
→「コミュニケーション」「ソリューション」「チームワーク」など
●3つのチェック方法
・周りの人から見て、行動を実践したかどうかがわかるか
・誰がやっても、同じ行動を行うことになるか
・「効果があったのか、そうでないのか」を判定できるか


●Thinking(思考)

・上記のNGワードでよく使ってしまう言葉をピックアップする。
・そのNGワードをどのようなワードに変えれば、相手により伝わるワードになるだろうか?


●Organize(整理)
・自己変革を実現するには、有害な行動を生み出す根本原因を突き止めるために、心の奥底に潜む「オリジン・ストーリー」をあぶり出す

1.オリジン・ストーリーを文章にする
→人格形成期(基本的には5~20歳くらいの時期)の経験を思い出し、それを文章に記す。
2.心の奥底の「物語」を突き止める
→過去の原体験に基づいたストーリーが認識の型ないし方向性を形づくり、人はそれを通してものごとを理解する。
3.問題の行動がどのようなニーズを満たしているかを明らかにする
→強固な行動パターンは、過去の不快な経験に対処する役割を担っている場合が多い。
4.新しいストーリーと行動パターンを選ぶ
→新しいストーリーを文章の形で書く。

・自己変革を成功させることが難しいのは、脳の2つの領域が足並みを揃えなくてはならない

1.前頭前皮質:「方法」を司る脳の領域
どのように行動を改めるべきかを学ぶ際は、脳の前頭前皮質が働く。
合理的思考を通じて新しい知識やスキルの獲得を司る領域。
2.脳内回路:「意志」を司る脳の領域
自己変革へのモチベーションを生むのは、「報酬系」と呼ばれる脳内回路。
この回路がドーパミンという神経伝達物質の放出を促し、快感を生み出すことにより、ある行動へのモチベーションが高まる。

・新しいスキルや行動パターンの習得に失敗する場合、それはたいてい、2つの領域の片方しか働いていない
・もしあなたが有害な行動をなかなか改められずにいるなら、どのような「語られない物語」がその行動の土台にあるのか掘り下げて検討する

●Thinking(思考)

実際に、自身のオリジン・ストーリーを言語化してみる。
・自分の有害な行動をピックアップする。
・その原因を、人格形成期(基本的には5~20歳くらいの時期)の経験から言語化する。
・新しいストーリーを、「意志」と「方法」の両方とも納得できる形で言語化してみる。


マーケティング

●Organize(整理)
・「オルタナティブ」や「カウンター」としていままで捉えられていたものが、「国際的なアジェンダ」としてセットされて、私たちのライフスタイルにメインカルチャーとして浸透
・その象徴は、「SDGs(Sustainable Development Goals)」
・テクノロジー的な観点は「5G」や「AI」
・マーケティングや経営の観点は「OMO(Online Merges with Offline)」、「CX(Customer Experience)」、「D2C(Direct to Consumer)/DNVB(Digital Native Vertical Brand)」
・2019年は、日本にとっては、SDGs経営元年
・2020年は、ブランドやコミュニケーションを通じて、時代のアイデンティティとして新しい基準や価値観が、私たちのライフスタイルに浸透しはじめる
・2020年、マーケターにとって適切な判断を下すための5つの視点

1.「分断の時代」の意味を見直し、ビジョンを打ち出す
→今が分断の時代なのではなく、もともと分断されていて、それがテクノロジーの進化によって、可視化されただけ
2.「新しい基準」を前提に、ビジネスを構築する
→OMOやSDGsなどの言葉は、いまや中国でもアメリカでも、あまり使われていない。なぜなら、それが当たり前だから。わざわざ表現する必要がない、もはや前提となっている。
3.「CX=商品」と考え、ストーリーを語る
→いいものを作るだけでは通用しない。そのものを売る前から売ったあとまで、顧客が触れるすべての体験こそ、企業が提供する商品である。
→人々は、大きなブランドやマスメディアから提示される商品が欲しいのではなく、自らの経験をもとにした、独自の欲求を満たすものを求めている。
4.いままでの常識を超えて、「変容」し続ける
→日本の独自の強みは変容し続けられるということ。ヨーロッパは、古い街並みが魅力で完成されいるが、日本は木造文化ということもあり、街をどんどん作り変えることで、発展してきた。
5.新旧の価値観において、足を引っ張りあわない
→新旧の勢力でお互いに批判し合ったり、足を引っ張ったりしない。

●Thinking(思考)

・テクノロジーの進化によって、これまで見えていなかったものは何だろう?何がきっかけで見えるようになったのだろうか?
・今、自身が提供している商品を提供する前後で、どういうストーリーがあるだろうか?
・自分たちの世代以外の世代のどういう部分が強みで、自分たちにないものだろうか?それをどう融合させると最も効果の高いものになるだろうか?


●Organize(整理)
・デジタル時代の落とし穴として、「データで見えるからこそ、ベストプラクティスを決めたがる傾向がある」
・Google、Airbnb、Spotify、Pinterest、4社の現在のロゴを並べてみると、すべて同じようなフォントを使い、個性がなくなっている

・最適解を求めることは間違いではないが、突き詰めた結果オリジナリティが失われ、差別化が難しくなっている
・消費者のデータを使い、デジタルを活用したアプローチを行おうとすると、どの企業も同じようなツールを使い、似たようなプロセスでのアプローチになる
・最適解を求めた結果オリジナリティがなくなってしまえば、人々の記憶に残ることは難しくなる

●アメリカの詩人マヤ・アンジェロウの言葉
People will forget what you said or did.
They will remember how you made them feel.
人々はあなたがしたこと、言ったことは忘れてしまう。
けれどあなたがどういう感情を与えたかはずっと覚えているだろう。

・人の記憶に残るために重要なのは『感情』
・レディ・ガガ、ジャスティン・ビーバー、テイラー・スウィフトのそれぞれのヒット曲をビジュアル化したもので、まったく違う3曲だが、並べてみると同じようなパターンになっている

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・アポジャトゥーラは音楽の手法は、「実際の体験でも作ることができる」
・音楽でいうアポジャトゥーラのように、人間の脳に訴える、心に刺さるようなことを、目に見えないところでもやっているのが、このディズニーランドの手法

ディズニーランドの建物は、入り口付近ほど高く、奥にいくほど低くなるように設計されている。これにより、遠近法で園内を広くみせ、入ることのわくわく感を醸成しているのだ。逆に、遊び疲れて帰る際には、帰り道が短く見えるようになっており、さらに出口付近にバニラの香りを漂わせることで、疲れが取れるように仕掛けている。

・デジタル時代において重要なのは、ロジックではなく、マジック
・0→1ができないと生き残れない

●日本企業の4つの壁
1.「年功序列」
2.「男尊女卑」
3.「英語ができないこと」
4.「決定に時間がかかること」


●Thinking(思考)

・(ディズニーランドの事例を参考に、)自身のこれまでの体験の中で最も心に残っている体験は何だろうか?なぜその体験が心に残っているのだろうか?
・4つの壁で自身や所属する組織が足りていないことは何だろうか?その壁がある原因とどうすればその壁を取り払うことができるだろうか?


※記事の対象期間:2020.01.20-2020.01.26
※ピックアップしたメディア:BUSINESS INSIDER、東洋経済ONLINE、Harvard Business Review、DIGIDAY、MarkeZine