見出し画像

アクションはリアクションがあるから成立する

Q.「行動しよう」疲れが起きてはいないだろうか?

行動(アクション)することが大事。これは今に始まった話ではない。多くの自己啓発本やビジネスパーソンの人たちは口を揃えて、「行動しよう」と言っている印象がある。

ただ、自分はその言葉に”違和感”を覚えている。なぜなら、行動すること自体に”価値”はないと思っているから。そうではなく、行動したことで”誰か”のため、”社会“のためになることが本質的なのではないかと思う。

「行動しよう」はその通り。そもそも行動しないと何も始まらない。でも、より一人ひとりの行動に価値が生まれるために、自分は「誰かのために行動しよう」「社会のために行動しよう」ってきちんと言いたい。

「誰かのために」「社会のために」なんて別に言わなくても当たり前でしょう?って感じた人は無視してほしい。すでに誰かのために、社会のために、価値を生み出している人なのでしょう。

自分は「行動しよう」と言われても、なかなかその一歩が踏み出せないと感じている人たちに気づきがあればと思う。自身の「行動」と「誰かのために」をつなげるヒントになればと思う。

Q.これまでの自身の行動でどのような相手の反応が印象に残っているか?

行動(アクション)は何をもって行動したと定義することができるか。それは相手の反応(リアクション)。行動に対して反応があるから、行動したことが定義でき証明したと言える。

言われれば当たり前のことだけど、ここの認識はすごく大切だと思う。行動しただけで自己満足している人たち、自己陶酔している人たちをたくさんみてきた。自分もそんな経験をしたことがある。

だから、相手の反応を無視した行動は成立しないと思っている。

ここ1年、半年、1ヶ月、1週間、1日。この中で、自身の行動に対してどんな反応があったかを振り返ってみる。思い出せた数は、自身が相手に価値を提供できた数、もしくは提供しようとした数になる。

ただし、その反応がすべてポジティブなものだけとは限らない。場合によっては、拒否や批判といったネガティブなものもあるはず。でも、それらも含めて相手の反応であることを受け入れて認識しよう。

Q.行動(アクション)するとは何だろうか?

ここで大事なことは、相手の反応がポジティブだろうが、ネガティブだろうが、反応があることで次に進むことができるということ。この反応を認識することで、自身の行動の価値は劇的に変わる。

ポジティブなものはきっと感謝される。それは素直に受け入れ、できれば今後も感謝される行動をして、相手に価値を提供し続けよう。一方で、ネガティブなものはメンタル的にきっと辛い。

ただ、その反応はあなたのことを否定や批判したわけでなく、あなたの行動がその相手に合わなかっただけ。まずは反応してくれたことに感謝してみよう。その上で行動を修正や改善をしてアップデートしてみよう。

このアップデートが次のあなたの行動につながる。また次に進むことができる。相手の反応を素直に受け入れることは、行動したことを証明するだけでなく、次の行動の動機にもなるのだ。

つまり、相手の反応(リアクション)によってアクション(行動)を変えてみりう。自身がアクション(行動)することばかりに気を取られないことが大事である。

行動は反応があるから成立する。その前提があれば、相手の反応を観察し、相手の声を耳を傾けることができる。よく見て、よく聞くだけで行動は自然と起こる。

「よし!行動しよう」なんて無理に自身にギアを入れる必要はない。まずはちょっとでも相手の反応がわかることを行動すれば良い。大事なことは、相手の反応をきちんと認識し、自分なりに解釈すること。

今年も残り4ヶ月。この期間でどのくらいの反応があるか。それはどのくらい相手に価値を提供しようと行動したか。その意識と姿勢で日々の行動をしていけば、「誰かのため」「社会のため」はたくさん生まれるはずと願う。

最後にもう一度。行動(アクション)は反応(リアクション)があるから成立する。