「善良な市民」忌野清志郎の言葉。
(忌野清志郎の言葉12)
カテゴリーでいうとプロテストソングになるのだろう。
「善良な市民」。25年前に発表された歌だが、
その歌詞は色あせていない。まさに、今を象徴しているように感じる。
歌は、泥棒が、という言葉で始まるのだが、
それが政治家を表してるということが、すぐにわかる。
なぜ、政治家を泥棒と呼ぶのか。
単純に税金泥棒ということかもしれないが、
この歌を聴くと、市民の将来の暮らし、
ささやかな夢や、しあわせを奪う。
そんな意味も含まれていそうだ。
市民、一般庶民、普通の人々、
ではなく善良な市民。
この言葉の選択も、大きな意味があるのだろう。
善良とは、まじめで素直だということ。裏返せば、
騙されやすいということだ。
この歌は、世の中を悪い方向へと導いている政治家と、
それに気づいていない、あるいは気づいていても
何もできない、しようとしない、
そんな善良な市民、その両方へのメッセージだと感じる。
ディズニーランド、プロ野球、競馬、Jリーグなど
市民の生活に密着した言葉を並べて、
他人事じゃない、あなたのことだよ、と市民に警鐘を鳴らす。
次世代のこどもたちを弾から守るために、
市民にできることがあるはずだ。
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