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会社員 シナリオとか書いてます

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最近の記事

うまくなりたい

 仕事で物を書いている。  商業作品として、一定のレベルの物は出せていると思う。  仕事なのだから当たり前だ。  一方、仕事ではない物は、書いていてとても難しい。  自分の思うように上手く書けなくて、拙さが悔しくて、もどかしい。  一体幾つになったら上手くなれるのだと、或いは諦めがつくのだと、感情が暴れる。  この年になっても、いまだ悔しさに泣ける自分に呆れる。  なんだかんだと、自分で自分に期待しているのだろう。その期待を超えられる事はまずないけれど、いちばん口煩い読者

    • ルーツ

       あまり人に知られてはいないが、私は所謂クォーターだ。何故人に知られていないかというと、私自身それに気付いたのが23、4の頃で、確定したのが27歳頃の話だから。  うちは祖父母の代から、下手をすれば先祖代々かもしれないけど、家族関係がちょっと複雑だったりする。その話は、機会があればまた書くと思う。  23、4の頃、「あれ。もしかして私って、日本と外国のクォーターじゃない?」と唐突に気付いた。きっかけは忘れたが、子どもの頃、父方の祖母に言われた言葉を幾つか思い出したのだ。それ

      • 映画

         明日は出社しないといけないのに、また眠れない。  スマホを閉じてさっさと目を閉じるべきなんだろうけど、そのまま眠れずに時間だけが経過するのもなんだか勿体ない気がして、つい画面を見てしまう。  そういえば昔から、活字中毒ではなく情報中毒だった。ネットのない(PCも携帯もなかった)時代は、雑誌をよく読んでいた。一時期古い映画(主に邦画)をよく観ていたのだけど、その頃は雑誌のぴあを買って、どこで何をやるかを調べては住んでいた中野からは遠い町まで一人で観に行った。大井武蔵野館とか

        • 記念

           今年度から、自分の勤務先である会社に、パートナーシップ制度が導入された。  やっとだ。  やっと。  記念に、ずっと書こうと思いながらも書けていなかった書き物を始めようと思う。続かないかもしれないけど。  その昔、同性の恋人にフラれた事がある。  理由は「男じゃないから」。私がまだ、20代半ばだった頃の話だ。  彼女がそう言ったのは、それが事実であり、私に彼女を諦めさせるには一番確実な方法だったからだと思う。というか、他にもっと理由はあった。バカだとかアホだとか生活力がな

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