4月の変

先月の私は最強だった。
恐いものなんてなくって、なんだってできるような気がしていた。
だって、全ては意識の問題であって、
例え失敗したとしても、それは「失敗である」と意識が生み出したもので、
用は捉え方である、と理解していたからだ。

なのに、エイプリルフールの日に仕事でちょっとしたイレギュラーが起きて、自分の対応力のなさに呆れてバランスが崩れてしまった。

それまでにあった自信は薄れ、劣等感が残った。
この現実を作り出しているのは自分だと頭ではわかってはいたが、
理解していたはずの「捉え方」は、いざ目の前に現れると
揺らいでしまう、まだ芯の通っていない自分が居た。

そんな気持ちの中、Huluで「ブラッディ・マンデイ」が配信されてしまったものだからついはまってしまった私。
吉瀬美智子さん演じる、折原マヤが好き過ぎて、私はあのドラマは吉瀬さんを楽しむドラマでもあると思っている。
しかし、はまってしまったはいいものの、軽めの人間不信に陥る結果になった私。全く、影響を受けやすい私である。

4月が終わる今になってやっとまた、元に戻りつつある。
きっと、この経験はお試しだったのだと今ならわかる。