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甲府中心街の方向性

岡島閉店…甲府中心のシンボルで、かつては山梨県民憧れの場所でした。私もその一人ですが、今やその気持ちは完全に薄れてしまっています。根本的に甲府中心街を問い直す契機になればいいのですが。

近くの「ココリ」ビルに規模を縮小してリニューアルオープンすることは幸いかもしれませんが、車社会と徒歩圏での移動というアンバランスな社会の要請に翻弄された結果だと思います。

私は以前からシルバータウンに徹するべきというのが甲府中心街再生の持論ですが、皆さんはどう思われますか?

以前、シンガポールに行った時に、あるニュータウンを訪れました。そこには見上げるほど巨大な病院やマンションがあり、そしてショッピングセンターがあり、ほかにも様々な施設が駅を中心に集合して林立しているんです。どんなニュータウンなのか、現地の人に尋ねると、答えは「アジアの富裕層、それも高齢者層を狙った開発」というものでした。


エレベーターやエスカレーターが完備され、徒歩での移動も十分可能、そして巨大な病院があることで体調管理にも留意されています。それが徹底的に集約されて立地されている状況はまさに高齢者に優しい街、でした。生活費が相当必要だと感じる街並みではありますが、ターゲットが富裕層と聞けば得心行きます。

甲府中心街の方向性もここにあるのではないのかなと思うのです。

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