【マネーのまなびを学ぶ】キャッシュレスの新しいカタチ

2021年4月8日放送のBSテレ東「マネーのまなび」では『キャッシュレス』が取り扱われました。

1.キャッシュレスの利用状況

2020年はコロナの影響もあり、キャッシュレスの利用が過去最高を更新したそうです。

2人以上世帯の主な決済方法
        2016年  2020年
現金      85.9% → 70.8%
電子マネー   13.9% → 29.6%
クレジットカード 6% → 14.1%
(*)家庭の金融行動に関する世論調査(2020)

2.キャッシュレスの課題

ただ、キャッシュレスにも課題はあり、消費者庁によればキャッシュレス決済の不安要素として、カード情報の流出や不正使用のリスクが挙げられている、とのこと。

キャッシュレス決済への不安
①情報流出・不正利用 53.3%
②紛失・盗難     41.6%
③使いすぎ      37.9%
(*)消費者庁「令和2年キャッシュレス決済に関する意識調査」

3.ナンバーレスカード

三井住友カードがカード情報を一切なくしたナンバーレスのカードを発行しています。

カードをお店で使う際に店員や後ろの人にカード番号を見られることが不安で怖いという声があり、そういった不安に対応するために発行したそうです。
ネットショッピングの際にはアプリでカード情報を表示して貼り付けるだけで利用できる。手元にカードを用意する必要がないそうです。

4.キャッシュレス比率の世界との比較

日本は世界と比べて、キャッシュレス比率が低いです。

世界各国のキャッシュレス決済比率(2019年時点)
韓国   96.4%
中国   65.8%
アメリカ 46.0%
日本   19.9%
(*)一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2019」
(*)一部抜粋

番組内では日本でキャッシュレスが普及しなかった理由として2つ挙げています。
①治安が良い
②ATMが多い(現金が引き出せる)

政府は2025年までにキャッシュレス比率を40%程度とすることを目標としているようです。

5.個人的な感想

私はどちらかと言えばキャッシュレスを利用している方だと思ってます。

・少額ならSuica、デビットカード
・高額ならクレジットカード
といった具合に、使い分けてます。

一方、Pay PayやLINE Payといった所謂スマホ決済はまだ取り入れてません。スマホ決済は画面を開くという動作が必要となり、少額の場合だとどうしてもかざすだけで良いSuicaが便利かなと思ってしまっています。これはSuicaが導入されてから、電車に乗車するのにずっと使ってるので、かざすことに慣れてしまっているのかもしれません。
こういうことを言ってると世間から遅れてしまうのは分かってますので、今後はスマホ決済も試してみたいと考えてはいます。


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