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グローバル社会で、きみたちはどう生きるか

National Bureau of Economic Research(全米経済研究所)が、昨日、米国経済が正式にリセッションに入ったことを発表。これは2009年から128ヶ月間続いていた経済拡大の終焉を意味する。

一方で、株式市場に話を向けると、

S&P500指数がコロナ暴落から挽回し、年初来よりプラスに転じた。S&P500ってのは米国の代表的な株価指数のことを指す。ダウ・ジョーンズやナスダックなどの上場銘柄から選ばれた代表的な500社で構成されているので、S&P500の動きを見ればアメリカの景気がわかると言われている。

つまり、実経済はリセッション入りを通告された一方、株式市場では景気回復のフェーズにいるのだ。このあべこべさが今の世界の混沌を表しているように思う。

グローバリゼーションを直に感じた2020年前半

思えば年初から世界規模のニューズが矢継ぎ早に流れてきた。

2019年から続いている香港民主化デモは2020年の今も続いている。
コロナウイルスも1月中旬から中国で拡大、2月末にはイタリア。
欧米に広まり、3月11日に(ようやく)WHOがパンデミック宣言。
その後は、世界各国で相次いでロックダウン。
一時は世界人口の2割となる約13億人の生活が制限されることになった。
それが原因となり世界の株価が大暴落。
4月にはロシア・サウジアラビアの原油の減産合意が棄却。
コロナ禍で原油需要の激減もあり、原油価格が史上初のマイナス。
5月は全米・世界を巻き込んだ黒人差別デモ。
一方でスペースXが民間としては初の有人宇宙船の打ち上げに成功。

振り返ってみて思うのが、世界規模のニュースが非常に多かった。

グローバル社会と言われて久しいが、コロナウイルスはまさにグローバルなつながりを悪い意味で証明することに。世界中で一斉にロックダウンをさせた。また、その生活がリモート会議やリモート飲みをスタンダードに引き上げ、どこにいても誰とでも飲めることを確認できた。

今まで以上に世界が狭いと感じた人は自分だけじゃない気がする。さらには宇宙はちょっとだけ近く感じてきたし。ここまで世界との繋がりが深く、世界との距離が近くなると、今この世の中で何が起こっているのか、ということも自分事として知っておいた方がいいと思う。

グローバルに展開するカタチは今後はますます加速していくと予測するので「自分には関係ないから」では、もはや済まされなくなる。黒人差別反対のデモや、香港のデモに対して、なぜこれほどヒートアップしているのか、の背景を知っていなければならないし。意見を求められたときに「I don't know」では文字通り話にならないのではないだろうか。

グローバル社会を生きる術

では、このような時代のうねりに対して、日本人である我々はどうすればいいのか?個人的には以下の3つの取り組みの継続をおススメする。

株式投資を始めてみる
株式投資を始めると、ニュースを自分事に落とし込んでインプットできること。原油の問題やロケットのニュースだってもはや自分事である。なぜなら株価に直接的に関係するから。自分に関係するから、知的好奇心が高まり、背景知識まで知ろうとする。グローバルを感じるには株式投資を始めるのが1番。
英語「で」情報を収集する
日本の記事だと日本人が日本人向けに日本語で書いているから、日本人バイアスがかかり、一方的な視点に留まる可能性が高く、本質的な問題が読み取れなくなる。なので、世界中の人に向けに英語で書かれた記事に目を通し多角的な視点を身につけることをおススメする。世界を正しく捉えるために。
noteでアウトプットする
インプットだけで済ますのではなく、インプットした情報をアウトプットしよう。すると記憶に定着し、情報を積み上げていくことができる。アウトプットしている最中に考えが洗練されることだってある。そのアウトプットする場としてnoteは最適だと感じるので、noteでのアウトプットがおススメ。

株式投資を始めて世の中の動きを自分事として捉え、知的好奇心をかき立てる。多角的でフェアな視点を仕入れるために英語で情報を収集する。そうしてインプット情報をnoteでアウトプットすることで、自分の意見を持つ。

これが2020年以降のグローバルが加速する世界で我々が生きていく術だと思っている。


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