44年間、同じ企業で働き続けたサラリーマンから教わった、続けるために大切なこと
今日は44年働いた同僚のオランダ人の退職日だった。オフィス1階のカフェテリアにて、ソーシャルディスタンスを保ちつつ20人ほどが集まって送別のパーティを開催。
久しぶりに会社のメンバーと再開できたこともあり、別れを惜しみつつも、送別の会を楽しんだ。
44年間の勤務には、心から尊敬する。同じ会社で40年以上働くなんてことは自分には想像できない。
どんな会社人生だったかを聞いてみると「学びが多かった」と述べていた。現在働いている会社は、フィジカルな製品を扱う会社で、彼はリペアサービスのエンジニアだ。
「職歴を重ねるとともに、製品も進歩していく。お客さんの要求も変わるし、一緒に働く人も変わってきた。その変化に対応するのに必死だった。でも、そのおかげで学びも多かった。大変なことも多かったが、総じて会社人生は楽しかったよ」
こんなかっこいい言い方はしてないけど(気のいい陽気なおじさんなので)掻い摘むとこんな具合に話していた。ひとつの分野や会社で活躍し続けることは、もしかしたら学び続けるという意味なのかもしれない。そう考えると彼は会社員というよりも探究者に近い。
ひとつのことを継続することは、きわめて困難な作業である。毎日走ったり、英語の勉強をしたり、noteを書いたりするのも大変なときがあるし、放り出したくなることもよくある。
そんなときに、彼のように新しいことをどんどん取り組み、変化を受け入れ、そこから多くを学ぶことができて、なおかつその変化や学びを楽しむことができれば、継続することも苦にならないのかなと思う。
というわけで、とても気のいい素敵な探究者を祝して、今晩はワインでも開けようかな。
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