ミキサーについてぼんやり考えてみた
先日、オランダから日本へ帰任する友人よりミキサーを頂いた。家に帰ってからなぜかは分からないが、ミキサーについてぼんやり考えてみた。
ミキサーはずばぬけて有能だ。
何がすごいかって、あらゆるものを粉々にしてそれぞれ別々だった個体を融和させるからだ。
もちろんバランスを考えなければならない。味が強めのものは少なめにしたり、色味が変にならないように量を調整したり。
水で全体を薄めたり、味をつけるために調味料を入れたりすることでバランスをとることも必要であるが、そのバランスにさえ気を付けていれば、まるでもともとひとつのものであるかのように綺麗に融合する。
こんなことを考えていると、人間同士もミキサーを使った後のように、バランスよく融和できればななんて思う。
そうするためには、お互いの考えをできる限り「細かくかみ砕いて」理解することに努めなければならない。
「細かくかみ砕く」というのは、たとえば、その考えに至った背景、歴史的な事実、それぞれの人の根底にある信仰心(宗教にかぎったことではない、どちらかというと各人が大事にしている価値観みたいなもの)をひとつひとつ理解するということ。
そうすることではじめて、国籍、人種、宗教、ジェンダーを超えて共存することができるのではないだろうか。
新型ウイルスによるパンデミックは貧富の差や人種差別があることを浮き彫りにした。
そんな今だからこそ、これを機になぜこの問題が起こっているのかを考え、その問題の理解に取り組むことが必要なのではないだろうか。
なんてことをミキサーを触媒にして考えてみました。とは言うものの、自分もまだまだ勉強不足なので、これから少しずつでいいので、この問題を追っていこうかなと思ってます。
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