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商業音楽の二次創作を解禁してほしい。有名アーティストに自作リミックスを提供しよう。
リミックスを公募するべきだ!
Twiceの『The Feels』の収録曲構成を見て驚いた。表題曲『The Feels』と、そのリミックス版しか収録されていないのである!(カップリング曲じゃないのだ!)これをきっかけに思いついた。アーティストは一般視聴者からリミックスを公募して、CDに収録するチャンスを与えるべきだ。
みんなにいいことがある
もし自分の応援しているアーティストがリミックスを公募したら…。私はすぐに高性能パソコンを買い、DTMソフトとグッズを取り揃え、音楽を基礎から勉強し、音楽制作に本気で取り組むだろう。自分の作った曲が好きなアーティストに届き、しかもお金をもらえるかもしれないなんて、チャンスにもほどがある。一般視聴者が作り手に回る大大大チャンスだ。
リミックスを公募することで、高性能PCやDTMソフト、周辺機器が売れるだろう。ソフトの使い方やPCの選び方を教える教材の需要も増えるかもしれない。もっと進めば、音楽を学びたい人が増えてヤマハのようなレッスン教室に人が殺到し始めるなんてことも。つまりは、DTMに関連する企業や人が儲かるということだ。
アーティストやプロデューサーにとってもメリットばかりだ。リミックスの公募という画期的なアイデアにマスコミが食いつき、勝手に宣伝広告してくれる。また、これまで大物アーティストにリミックスをお願いするのに掛かっていた費用を大きく削減することができるだろう。しかも、公募を通じて有望な音楽プロデューサーを発掘できれば、安い金額で契約を結び、奴隷のように働かせられるチャンスもある。
つまりは、視聴者・関連企業・アーティスト、全ての主体にとってメリットがある施策といえる。一方、これまで閉鎖的だった制作環境がオープンになることで、これまで安定的に仕事を得られていた既存の音楽制作者はあおりを食うかもしれない。
大手レーベルこそチャレンジするべきだ!
音楽の世界がオープンになったことで、大手レーベルの価値は下がったように思う。かつて音楽でメシを食うためには、大手レーベルに所属するしかなかった。なぜなら、音楽で有名になるためには、コネを使って音楽番組に出演したり、莫大な制作費を使って音楽を作ったりする必要があったからだ。しかし、SNS全盛の今の時代、才能のある人は手元のパソコンと類まれなセンスで音楽を作り、多くの人にそれを届けることができるようになった。思うに、メジャーデビューの価値や凄さは低くなってしまった気がする。大手レーベルの影響力は低くなった。
しかし、未だに大手レーベルの知名度は凄い。リミックスの公募ひとつとっても、一介のYouTuberとは桁違いの応募総数となるだろう。大手レーベルの武器はなんといっても知名度だ。
まとめ
場を提供することができるのが、大手の強いところだ。AKB48は総選挙というシステムで、ファンにプロデュースのチャンスを与えた。EXILEやNiziUはメンバーを募集する過程を見せることで、ファンにプロデューサー視点を持たせた。ファンと共に作品を作り上げる、その過程でファンから金を巻き上げることができる。リミックスも同じだ。ファンを働かせる仕組みによって、小さなコストから大きなリターンを得られる。そんなことができるのは、知名度のある大手レーベルに限られる。だからこそチャレンジしてほしい。
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