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私が飲んでいるサプリお薦め11選【前編】

このnote では、「まずは食事から」を強調する一方で、サプリの記事も多数アップしています。

いったい私はどの栄養素を食事から摂り、どの栄養素はサプリの力を借りているのでしょうか。 

この記事では、私が飲んでいる11のサプリを一挙公開して、その商品を選んだ理由を解説します。

が、その前に、この記事を見て誤った方向に走らないように、あらためて分子栄養学の考え方を簡潔に記します。

人体は食べたものから作られているので、健康になるためにはまず食事内容の改善、見直しが大切です。
基本は食事。

人類始まって以来数百万年間、人は自然の食べ物を食べて生きてきたのであり、サプリメントが登場したのは、少なくとも日本ではここ20〜30年のことです。
このことを忘れてはいけません

旧石器時代からDNAで継承されている私たちの体に、あまりにも急激な変化を与えるのはリスクを伴います。

食事が基本ですが、分子栄養学では細胞が求めている栄養素をたっぷり入れて、細胞が持つ能力、潜在力を最大限に引き上げます。
それによって健康レベルも引き上げて、病気を予防するのが目的です。

その考えに基づくと、食事からではどうしても足りない、または話にならないくらい足りない栄養素がいくつか存在します。 
それを効率よく補うのがサプリです。 

その考え方を前提にして、私が飲んでいる11のサプリを紹介します。
(記事の文末に動画を貼付しています)

1 [マルチビタミン]Life Extension ツーパーデイ

ベースサプリであるマルチビタミンミネラルです。
どのマルチビタミンミネラルを選ぶかによって、飲むサプリの数が大きく変わってきますので、商品選びは非常に重要です。

例として、最近リニューアルしたDHCのマルチビタミンミネラルは、40種類の栄養素が含まれていることをアピールしています。 

栄養素の種類も大切ですが、分子栄養学でより重視するべきは含有量。 
ツーパーデイは全体的に含有量が多いですが、
中でもビタミンB群8種類、ビタミンD、亜鉛、セレンの含有量は突出してます。

症状などない限り、ビタミンB群、ビタミンD、亜鉛、セレン、いずれも重要な栄養素ですが、個別サプリは必要ありません。
サプリの数を減らすためのポイントです。

ツーパーデイを選ぶ理由がもう一つあります。
意外と思われるかもしれませんが、カルシウムが入っていないことです。

私はサプリでカルシウムを摂りたくはありません。
カルシウムをサプリで大量に摂取、吸収すると、骨が弱くなる、あるいは心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなる可能性があるからです。

それに関しては、こちらの記事で詳しく説明しています。

私が飲んでいるサプリ、2つ目から4つ目はビタミンです。
全体的に含有量が多いツーパーデイでも、いくつかのビタミンは推奨量に届かないので、どうしても個別サプリが必要です。

2 [ビタミンC]FANCL or California Gold Nutrition 500

ビタミンCは最低でも1日1000mg、できれば2000mg、これは分子栄養学初心者の方でも摂ってほしい量です。

分子栄養学中級者の方であれば、最低でも1日2000mg、できれば3000mgは摂っていただきたいと私は考えます。

そうなると、容積的にマルチビタミンには入らなくなります。
仮に入れ込んだら、今度はカプセルが大きすぎて飲み込めなくなります。
そのため、個別サプリが必要です。 

ビタミンCの商品選びは、あまりこだわりがありません。

唯一あるとすれば、1粒の含有量が500mg以下ということです。

ビタミンCは1回の摂取量が多くなるほど吸収率が低くなります。
1粒1000mgのサプリ(医薬品)もよく見かけますが、吸収率は30%以下になります。

少ない量を回数に分けて飲むのが効率的です。
その意味でFANCLのビタミンCは1粒333mgなのでお薦めです。 

一つに絞っていない理由は、ビタミンCサプリは安いので価格調整に使っているからです。
FANCLでもアイハーブでも、
◯◯円以上で送料無料、◯◯円以上で◯◯%割引などあります。
そういう時の「あといくら」という価格合わせにビタミンCサプリを使っています。

3 [ビタミンE]FANCL or California Gold Nutrition

個別サプリが必要な理由も、商品を一つに絞っていない理由もビタミンCとほぼ同じです。

ビタミンEは、1日に200〜300mgを目安に摂取することを推奨します。
ツーパーデイに含まれるビタミンEは67mgなので、やはり足りません。

ビタミンEサプリの商品選びは、含有量の他にビタミンEの種類です。

ビタミンEは、上の表にある8種類があり、8種類の栄養素の総称としてビタミンEと呼んでいます。

このうち、左上にあるαトコフェロールのみ生理活性があり、他の7つは有益な作用はほとんどないと長いあいだ考えられてきました。
そのため、今でもαトコフェロールのみ配合の商品があります。

ところが、近年の研究では他の7つも非常に重要であり、8種類がバランスよく含まれるものがよいという考え方に変わってきました。
8種類すべてが配合されたビタミンEサプリもあるにはありますが、価格が結構高くなります。

私はFANCL (αトコフェロール、γトコフェロール+4種類のトコトリエノール)
または
California Gold Nutrition(αトコフェロール+4種類のトコトリエノール)
を購入しています。

FANCL は米油と大豆油 、
California Gold Nutritionはひまわり油という原材料の違いがあります。

4 [ビタミンA]Bluebonnet


ビタミンAは夜盲症の予防で知られている栄養素ですが、もっと大切なのは粘膜を強化することです。

病原菌もウイルスも、まずは粘膜に付着し、そこを突破すると体内に侵入していきます。
ここで粘膜の防御作用が働けば、ある程度の病原菌やウイルスを退治してくれます。

それもあって、例のウイルスの時から、私はビタミンAサプリを飲んでいました。

マルチビタミン・ツーパーデイにはビタミンAそのものは含まれてなく、体内でビタミンAに変換されるβカロテンとして含まれています。
おそらく、国内外のマルチビタミンすべてがそう(βカロテン)だと思います。

βカロテンの含有量は5000IU(1500μg)。
ビタミンAが5000IU(1500μg)であれば個別サプリは必要ないかもしれませんが、βカロテンだと事情が違ってきます。

βカロテンからビタミンAへの変換効率は悪く、概ね12対1だと言われています。単純計算だとβカロテン1500μgはビタミンA125μgに相当します。

この量では足りないのが個別サプリを飲む理由です。

Bluebonnet ビタミンAはタラの肝油を原材料として、1粒に10000IU(3000μg)含まれています。
たぶん、天然はBluebonnet だけだと思います。

ここまで3つのビタミンサプリを取り上げました。
一方で、ミネラルの単独サプリは一つも飲んでいません。

ビタミンとミネラルは何が違うのか。
意外とその点を理解していない人は多いです。

それに関してはこちらの記事で解説しています。

この記事は【後編】に続きます。

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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