ガチャガチャから学んだこと
今日イオンを歩いていると、ガチャガチャの専門コーナーが目についた。
気が付くと40台ほどずらっと並ぶガチャガチャの台の前にいた。
記憶が正しければ、ガチャガチャをするなんて実に10年ぶり。
ワクワクした。
小学生の頃を思い出す。
「せっかく来たし、どれか一個やろう!」
僕は、ドラえもんが好きなので、ドラえもんの名言が書かれたフィギュアを選んだ。
その中でも、のび太の
「いちばんいけないのはじぶんなんかがいちばんだめだと思いこむことだよ。」
っていうセリフが好きで、それを狙って回した。
出てきたカプセルを開けてみると、ドラえもんだった。
ドラえもんでも嬉しかったが、ここで、
(のび太を当てたい!)
という要らぬ欲求が出てきてしまった。
そして、もう一回。
見たことがあるドラえもんが出てきた。
なんと5種類あるのに、2回目で被ってしまった。
悔しい。
さらに、もう一回。意地になっていた。
今度は違うセリフのドラえもん。
ここでふと我に返る。
(一回しかやらないって決めてたじゃないか。)
冷静になるため、逃げるようにその場から立ち去った。
歩きながら、
(ガチャガチャは、狙いを定めてしまうとそれを当てようとして何度も回しちゃうから、台を選ぶ時に何が出るかをじっと見ないで狙いを作らない方がいいのではないか。)
と思った。
さらに家に帰った後、もう一度ガチャガチャについて考えた。
(いや、台をじっくり選んで狙いを定めてもいいが、出たカプセルをその場で見ないで家で開ければいいんだ。)
コンプリートを目的としないガチャガチャの楽しみ方はこれである。
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