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寝て起きたあとの記憶のこと
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#現実

ぼくのきおくとにんしきにあらがうものはゆるさない

ぼくのきおくとにんしきにあらがうものはゆるさない

足が着く前に飛べるのか。

そういったあなたの。

押したくない背中。

引っ張りたい足だった。

永遠の眠りにつくことそれ自体は、
そんなに崇高なものじゃなくて、
もっとあっさりとしたものだ。

そこにいるかいないかの境界線は曖昧な毎日。

朝起きた時に僕らは意識を手にするのだから、
その手前にあったこの世は何一つ知らない。

だから毎晩眠る度、そのあいだの世界の夢をみる。

前世の世界、あなた

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