鹿児島ユナイテッドFCの"ダイナモ" ニウド


今季J2へ昇格した薩摩のチームは序盤戦、苦しんでいたが少しずつではあるが順位を上げてきた。降格圏を抜け出したチームでスケールの大きさを見せている助っ人にフォーカスしていこう。


基本プロフィール


選手名 ニウド(本名:ジョゼニウド・ブリト・ダ・シウヴァ) 
生年月日 1993年8月23日
出身 ブラジル
身長 180㎝
ポジション CMF,DMF
背番号 39
チームキャリア
2013年アヴァイFC(ブラジル)
2014年東京ヴェルディ
2015年コンサドーレ札幌
2017年ECタウバテ(ブラジル)
同年9月7日福島ユナイテッドFC
2019年鹿児島ユナイテッドFC


最大のストロングは守備力にあり

 ブラジルからやってきたダイナモは危機察知能力に長けており、自陣の危ないスペースをスプリントで埋め、相手に使わせない。また、被カウンター時に相手ボールホルダーにいち早く寄せに行き、奪い返すもしくは相手のミスを誘う圧力を与える。強靭なフィジカルとリーチの長さを生かし、無理な体勢からでも相手とボールとの間に体をグイっと入れて奪うことができる。このプレーを振るスプリントの状態でできるのだからレベルの高さが窺える。
 前述のとおり地上戦で強いだけでなく、上(空中戦)での強さも見せる。ヘディングが強いことから相手ゴールキックやセットプレーのクロスボールを跳ね返し、味方セットプレー時にはターゲットにもなれる。鹿児島ユナイテッドにとって貴重な存在である。
 日本でのプレー経験が意外と長く、組織への献身性を持っている。攻守の切り替えが早さを21節岡山戦では随所に見せた。


攻撃面はまだまだ改善の余地あり

 守備時に輝きを放つニウドは攻撃性能を向上させるといよいよ手が付けれない存在になるだろう。チームで任されている攻撃での役割は奪ったボールを近くの味方に預けること。あくまでセーフティーなプレーを選択することが多い。近くの味方に付けるだけでなく、ワイドに張った味方へロングパスを送るなどピッチを広く使うプレーを見たい。ドリブルでゴール前まで持ち上がって、ミドルシュートを決めるなんて日が来れば他チームにとってさらに怖い存在になるだろう。


チームと共に成長し、さらなる高みへ

 25歳とまだまだ若く、2014年に設立した鹿児島ユナイテッドFCという大きな可能性を持ったチームでJ2を戦い抜き、残留を果たすことができれば個人としてもチームとしても多くの経験値を得て、充実のシーズンとなるだろう。豪雨で被災した鹿児島の方々に多くの勝利を届け、感動と笑顔をもたらすことを七夕の願いとして締めにしたい。


ニウド選手Twitter

たくみTwitter 


読んでいただきありがとうございます。 頂いたサポート資金は遠征費や制作費、勉強費に充てさせていただきます!