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映画:戦火の勇気

March 2, 2024
Courage Under Fire(1996)/ 戦火の勇気

監督:エドワード・ズウィック
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
出演者: デンゼル・ワシントン、メグ・ライアン、マット・デイモン

主人公の陸軍大尉ネイサン・セリング(デンゼル・ワシントン)は、ある悲劇的な事件の後に軍務から離れていたが、メダル・オブ・オナーの授与審査の調査任務を命じられる。彼が調査するのは、戦死したキャプテン・カレン・ウォルデン(メグ・ライアン)で、彼女は史上初の女性受賞者となる可能性がある。調査を進める中で、セリングはウォルデンに関する多くの矛盾した証言に直面する。彼は真実を突き止めるため、深い心理的葛藤を経験しながらもウォルデンの部下や関係者からの証言を丹念に集める。最終的に、彼はウォルデンの英雄的行動と彼女の死の真相を明らかにし、自らの内面的な和解にも至る。

過去に何度か観た映画。土曜日の午後、なんとなく観直した映画。当時は確か映画館に観に行った記憶がある。

真実を突き止めるに当たり、異なる証言が多数あり、それが日本映画の「羅生門」のようだというコメントをみて、あぁ、羅生門を観なければと思った気がするが、まだ観ていない。

責任あるポジションになる人はやはりものすごい覚悟で物事に臨んでいるということ。どれだけ、口先で正義を語っても、窮地に陥った時に、その本性が見える。結局、怪我人、仲間を最後まで考えていたのはキャプテンのウォルデンだけ。

IMDbより

結局、生き残ったものの全員にしこりが残り、誰もがハッピーじゃなかった。

デンゼル・ワシントンが個人的に大好きで、どんな役も本当に感情移入させてくれる。葛藤を抱えているところも、自虐的に笑うところも、過去から解放されるところも全部いい。本当に軍隊で戦争を経験したのかと思わせる。

IMDbより

スコット・グレンも大好きなので、あ、そんな役で出るんだと思う。

メグ・ライアンも、初めて観た頃はラブコメしか出ているイメージがなかったので、こんな役もするんだ、と驚いた記憶がある。

どんな状況でも部下の勝手な行動は許さないところ、両親に部下の命を預かることへの覚悟なんかを語っているところは、こんな上司だったらと思わずにはいられない。

IMDbより

最後の1時間ぐらいで、旦那が昼寝から起きて観始め、けっこうあっさり内容を理解していたので、ストーリーとしてはわかりやすいのだと思う。

評価はそれほど高くないが、個人的には結構嫌いじゃない。評価が高くない理由は、結局戦争を美化しているとかなのかな。

(終わり)

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