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2023 日本一時帰国(11)

December 23, 2023
下関:壇ノ浦

今回、「巌流島」を外すわけにはいかずどういう観光ルートにしようか決めかねていた。

巌流島への船は下関からは毎日でているが、門司からは週末しか出ていない。しかし、下関から巌流島に向かい、また下関に戻ると、関門トンネルの往復に時間を費やすことになる。

という話から、壇之浦古戦場跡を観ながら関門トンネルの入り口まで歩き、そのままトンネルを通過し、門司から巌流島へ向かい、船で戻るというルートを採用した。

壇之浦古戦場跡(みもすそ川公園)

源平合戦の最後の「壇之浦の戦い」の舞台の場所。

源義経と平知盛の像がしっかりと飾られている。
大河ドラマで何度か取り上げられているため、その出演者の手形も飾られている。

滝沢秀明の「義経」も旦那と全話(まだボストン似た頃)観たが、本当に烏帽子が似合っていて、めったに褒めないうちの母親もタッキーの義経は美しくて、それ以上表しようがないと言ったぐらい。本当に似合っていた。
義経が八艘飛びをしている、という像。

タッキーの手形。

安徳天皇が入水したことを示す石碑。この時、3種の神器の一つである宝剣をなくしてしまったことが頼朝との関係を悪化させる一因になったとか。

平安時代はここまでで、ほかにも幕末に関わるものとして、砲台(レプリカ)が展示されている。

100円をいれると煙と音がなるようで、家族連れがやっており、一緒に音とかを感じた(ただ乗りです)。

長州の大砲は西洋に比べるとまったく役に立たなかったようで、あっさり下関戦争で解体されてしまったとか。

いくら攘夷実行が約束されたとしても(文久3年5月10日)、いきなりアメリカ商船に大砲ぶっぱなしたり、そのあとの賠償金は「俺たちお金ないんで」といって徳川幕府に負わせたりって、ちょっと長州の主張する正義とか志ってなんなんだろう(幕府倒したい!っていうわりに、お世話になるあたり)、って笑ってしまった。

いや、まぁ、全体的には、鎖国によって技術も文化も遅れていてそれを認識しつつ、不平等な関係にあった外国にガチで立ち向かったり、内部からも日本を変えようと、特に若者が立ち上がった、その先駆けとなった長州って本当にすごいなぁって思うし、偉人をこれだけ輩出している点はすごいというかそれ以上なんだけど。

熱い時代やったんやね。

(続く)

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