初めて小説同人誌(文庫本)を入稿したら不備だらけ→無事に本になったのでイベント初参加します
人生初の文庫本で、人生初入稿したら、オール不備になって返ってきた
三年ぶり二回目の同人誌作りました。
前回はA5で作りましたが、今回は初めての文庫本での小説同人誌です。
色々調べて念入りに入稿したはずなのに、カバーも、表紙も、モノクロ本文も、全部不備で返ってくるという全部ミスのスタートから始まりましたが、人生オール赤点みたいな人間でも小説同人誌を文庫本で作れましたので記録として残しておきたいと思います。
そして、初めて自分主体のサークルスペースで頒布しようと思ってますが、これも失敗の予感はしてるので、イベント後にもまた失敗談を載せれたらと思います。
なぜこのnoteを書くか
なぜnoteに書き残そうかと思ったか、と言いますと、今回文庫本の同人誌を作ったりイベントに出るにあたって、色んな方がnoteで書かれていたあれこれ参考にさせていただきました。
参考になったことへのお礼を書きたいというのが一つと、振り返ってみての感想戦をした方が、今度また本を作りたいとなった時に参考になりそうと思ったからです。
文庫本作りで参考にしたnote
以下の一連のnoteは作業中、ずーっと読み尽くしていました。
本当に参考になりすぎて、これだけの知見がすぐに得られるインターネットありがたいなと思いました。
これらのnoteを残してくださった皆様にあらためて深く感謝いたします。
全体の作り方
Wordテンプレ(本文)
段組、組版
カバー、装丁、デザイン
文庫本に挑戦した理由
前回(2019年)はA5サイズで作るも不完全燃焼した
これはよくある理由で、文字数が多くてもA5で二段組にすれば印刷費の節約になるから、というアレです。
とにかく本にすればよいというかんじで、内容だけを考えており、本としての装丁や組版を考えることを放棄して作ってしまいました。
本になったことは嬉しくても、満足いく出来ではなかったので、次は自分自身がもっと納得できる本を作ろうと考え続けたまま、約3年の月日が流れました……。
合計20万字超えを再録して文庫本にしたかった
当時書いてた話が合計で20万字いってたので、これを本にしたらいい厚みでできるのでは?と急に考えてしまいました。
文字数をきっかけに同人誌の文庫本、みたいなものを調べたら、もう興奮がすごかったです。
こんな文庫本作れたら最高では? 最高だーーーと急にテンションがあがりました。
一方で私は衝動であらゆるものを消すクセがあって、激しい衝動時は消してしまいます。ツイートも何でも後から消しまくります。歩く生き恥。
とくに昔書いた話とか、自分自身と解釈違い起こして辛くなって発狂します。
おそらく今回再録した話も、これから先、衝動で消すと思います。
そういう人間なので。
わりと自分で気に入ってたりするものも、そんな衝動で消したりしちゃうので……、自分でなぜ消したーーーってなるので、本で自分で持っておきたいな、とか思ったりもしたのでした。
1.目標を決めます
色々調べると、「イベント」があれば、「本」が作れるとあります。
そう、「イベント」で「本」を頒布することを目的に、締切を設けて本を作るという仕組みは、薄っすらと知っていました。
薄っすらと知っていましたが私は締切を守れる自信が一切ない、かつ、本を配る……無理だ……と思ったので、「イベント合わせ」については今回考えることをやめました。
とにかく本を一冊、文庫本を作りたい。
「イベントに出るために本を作る」とかではなく「本を作る」だけを目標に作業に入りました。
文庫本とページ数……
元々文庫本を作りたいと思ったきっかけは、先述した通り連載していた20万字の話を再録したいというのがきっかけです。
感想をいただける機会が多く、私も、どんどんこの話が好きになってしまいました……。
しかし、この20万字の話を、なんとなく文庫本のテンプレに流し込んでみたら、まさかの500ページ超えになりました。
500ページって何?
しばらく500ページ前提で以下を調べてたのですが、
500ページ以上で刷れて、部数少なめでも安いとこ
文庫本ならカバーもつけてみたい
文庫本作りは初めてなので、印刷会社は初心者向けのところがよさそう
ページ数の時点で、印刷会社はコミックモールさんだなと思ったのですが、すでに何回か入稿した経験がある人向けの作りとなっており、これはいきなり入稿したら絶対ミスると思いました。
実際、この後私は、初心者向けのSTARBOOKSさんで、初入稿ですべてミスります。
そもそも500ページがキツいかもと一瞬諦めはじめるも、R18の方を再録するのであれば約300ページで済むかもしれないので、こっちを先に作るか、と今回作ったのが初めての文庫本です。
印刷費用と見積もり
各印刷会社で見積もりして印刷費用の比較を……と、思いましたが途中で面倒臭くなりました。
突然考えることをやめてしまう。なぜなのか?
なんかもう、文庫本の時点で割高なんだよなと思ったので予算のことは忘れました。
早割を最大限に効かせることができるかつ、入稿方法を説明してくれている人がいた、という理由でSTARBOOKS(スターブックス)さんにしました。
印刷会社さん、大体初心者に優しいのでテンプレも用意してくれてるし、こうしたらいいという指南の書はあるのだけど、実際に入稿したこのデータがこうなりました、というところまで書いてくれている人がいるとなんか安心だったので、そういう情報が多かったSTARBOOKSさんになりました。
見本帳が爆速で届いたのも理由の一つ
実は最初の同人誌、表紙も本文も、どんな紙なのかわからないまま、文字だけの雰囲気で察して作ってしまいました。
そうした反省を活かし、今回はちゃんと紙の見本を取り寄せたのでした。
STARBOOKSさんは見本帳を爆速で送ってもらえたのと、たくさん見本みせてもらったので、これはーー作らねばーという気持ちになったのでお世話になることにしました。
2.原稿を書きます
今回メインとなる再録が大体約6万字です。
いわゆる商業で流通する一般的な文庫の平均文字数は10万字~程度とありました。
決めました。
10万字の文庫本にしよう。
合計で10万字にしたいと考えると、プラス4万字が必要になることになりました。
せっかく本にするなら、本にしか収録しない話は欲しいので短編を書こうというのも決めました。
普段支部で書いてるのが多くて1万超~2万字くらいなので、そうすると1つの話で4万字書くより、話をわけて、2万+2万=4万の方が書けるな、と思ったので短編2本を入れようと思いました。
普段自分が文字数どれだけ書けるか、を把握していると調整しやすいかもしれないという学びがありました。
(余談)自分なりの小説の書き方
私の書き方ですが、何を書きたいか~とかは、頭の中でやるなどをします。
聞きたいセリフや、欲しい表現や場面とかを寝る前だったり、風呂に入りながら妄想します。
大体1万~2万字で終わる短編の時にはプロットは脳内で考えて、そのまま文章に書き出せるのですが、連載で書くと自分の書いたことを忘れるという致命的なバグが発生し、矛盾が生じはじめます。
そのため、途中からプロットという名前の「書きたいシーン」を箇条書きにして、書いたらチェックして潰す、というのをやっていました。
妄想だけだと忘れるのでTwitterとかでツイートしながら書いたりします。
簡単なプロットだけだとイメージできないので、そのシーンだけを抜粋して書き出したりとかもしておきます。
それで、この話にこのシーン使えそうだな~とか切り貼りしたりもします。
メインはPCで書いて、スマホで読み直す。
これを繰り返していきます。
こうした書き方をしてるので、PCとスマホで原稿を同期していて欲しいのと、自動保存機能、バックアップ機能がないと死ぬので、一時期Evernoteを使っていたのですが、Evernoteの同期がうまくいかなくて原稿を失ったので、iA Writerを最近使っています。
ただ、iA Writerは海外向けなので日本語で書くには向いてないなと思い始めてはいるので、新たなエディタをまた追い求めてる最中です……。
シンプルで書きやすさはあるんですけどね……。
TATEditorが良い、と聞いて今はお試し中です。
デスクトップ版とアプリ版が同期できるようになったら最高かもしれないけど設定がよくわからないので困っている。
私は基本PCの画面とキーボードで打たないとやる気がでないので、スマホは基本添削でしか使いません。
いくら添削したり校正してもなぜか無限に誤字脱字は生まれて、取り切れないし、違和感あるし、急に人物がワープしたりするから怖い。
何もわかりません。
これは今回書いた短編の1本目のバックアップです。
2月4日から書き始めて2月12日くらいに書き終わってるというイメージ。
原稿自体はそこまで難産にならずに一週間程度で書き終えることができました。
ただし組版後の校正で時間がかかってしまいましたが……。
3.Wordで組版をします
本文以外にも、目次を作ったり、見出し作ったり、フリガナを振ったり、ノンブル振ったり、奥付を作ったり……などの様々な作業です。
前回Wordでやったので、今回もWordにしたのですが、Wordで作った後で、iPadやiPhoneだけでも入稿データが作れることを知りました。
私はWordを、Microsoft365というサブスクリプションのサービスで利用しているので月額料金を支払っています。
原稿を作る期間だけ契約して、原稿が終わったら解約するというレンタル状態です。
Office2021にすれば永続ライセンス価格で買えるようですが、セキュリティアップデートはあっても新機能には対応しない等、色々あるようで。
一方でiPadやiPhoneだけで作る方法であればサブスク代も掛からなさそう……
次回本を作る時は、そちらでやってみるのもよいかもしれない、と思いました。
ただ、今回のWordでの組版するにあたって使わせていただいたテンプレのフォントサイズ・文字組・余白、実際に印刷して、実物を見て自分好みですごくよくて満足しすぎました。
ページ設定はそのままで、目次は自分で作り、奥付は流用させていただきました。
実際の本になった本文を撮影すると以下のようになります。
紙に印字されるとやはり雰囲気変わりますね。気分があがってしまう。
ページ設定は上記スクショ通りで、全体の本文仕様は以下になります。
なんとなく前回のA5本と比べて見ました。
前回のA5本、行間、文字サイズ、読みやすいとは思いますが、教科書感が強くて、これは……? 教科書? となってしまっておりました……。
A5本の設定は、
でした。
A5とはいえ、文字サイズの10ptは大きすぎたかな、という印象でした。
やはり見た目が教科書みたいになってしまうぅ……。
見出し、目次デザインについて
各章ごとに展開していく本なので、目次を作りました。
今回は、意図的に目次にページ数は記載しませんでした。
結構な頻度でデザインを変えており、その度に章のページ数が変更されていたので、ページ数を明記したら絶対ミスると思ったのであえて、書いていません……。
各章の見出しは1ページごと使ってます。
ひとつ気になるとしたらフォントをテンプレそのまま源暎ちくご明朝にしたのですが、その説明通り、オールドスタイル過ぎたかな……とは思いました。
古風文学みたいな雰囲気を感じたので、もっと現代的な書体でもよい気がしました。
その点ではよく利用されているらしい、こぶり明朝の方でもよかったかもしれません。
よく読んでる文庫本のフォントはリュウミンだったかもなので、次回はリュウミンか、こぶり明朝でもよさそうと思ってますが、次回はあるのか……。
4.カバーのデザインをします
組版は完成までいかずとも、作成の目処がついてきたので、カバーデザインの方もはじめました。
文庫本でカバー欲しいとは思いましたが、カバーデザインをするのを全く考えていませんでした……なぜなのか。
そうか、本にするってことはデザインしなくちゃいけないんだな。
どうしよう突然のアホすぎる発言。
普段物書きしかしてないから、デザインとかいわれると急にバグります。
センスが壊滅的にないから、考えるだけで喉をかきむしりたくなってしまいます。
もうイヤダーーーー
デザインの際に使ったのはPhotoshopです、仕事でたまに使うことがあるので……Illustratorはなぜか苦手で使えないので全部フォトショまかせです。
最初の没カバーデザインがあったので載せておきます。
何これ……?
折り返しになる部分は、どうしたらいいのかわからずしばらく何も考えていませんでした。
写真自体は自分で撮影したものです。
一眼で撮影した写真がいくつかあったので解像度が高いのは助かりました。
正直、この入稿データ時点では、のっぺりしており、なんだかな~と納得していないところがありました。
タイトル文字は悩みまくった末、箔押ししたらごまかせるだろ、と思い箔押しすることにしました。
そんな理由で箔押しを使うな……。
キュリアスIR パールのマット加工について
今回、以下の仕様でカバーの仕様を作ったのですが、
用紙として指定したキュリアスIR パールは、パールのようにきらめく用紙らしいのですが、これにPP加工をしてしまうと本来のラメ感が抑え気味になってしまい、加工はせずにそのままがよいというのを色々調べてたどり着きました。
しかし、なぜかそれを無視して、なんとなくマット加工しました。
どうして無視した……?
グロスPP(クリアPP)と一生悩みましたが、クリアPPは以前作った本でツヤツヤなのを手元で確認できていたので、今回の本の雰囲気からツヤツヤではないだろうと思ったので、マット加工の方を選びました。
調べて、加工しない方が綺麗だよ~という意見をガン無視。
なぜなのか? うーんわからないけど、まいっか
箔押しも永遠に悩んでましたが、ポーラライトでよかった気がします。
タイトルをごまかすために箔押しをするのは予算の都合上、二度としないと思いますががが……。
下の写真、一緒に写っているサンプル用紙は、キュリアスIRパール 146Kですが、実際のカバーで使ってる用紙はキュリアスIR パール 103Kなのでご注意ください。
写真の撮り方によっては、せっかくの箔押しも何だかわからんになるのは、線の細さのせいかもですね。枠取りしてもよかったかもしれない。
5.表紙のデザインをします
表紙についてはあまり深く考えていませんでした。
いつも何もかも深く考えていないですけど……。
俺は雰囲気で同人誌を作っている……。
カバーの事を考えるので精一杯で、もう表紙のことに脳処理が追いついていません。
表紙って何?
なんで??? おじいちゃん、もうカバー作ったでしょう?
あっ!!!
カバーの後ろにいるやつ、あなたがまさか、表紙だった???
後から調べたところ(後から調べるなよ)、今回みたいにページ数が多くなってくると、表紙の用紙自体もしなるようなタイプではないと、めくりづらくなる問題があったようです。
デザインだけでなく表紙の素材についても検討しなければいけなかったのか。
考えなければいけないことってたくさんあるんですね……
急に他人事みたいになるのよくない……これは自分事だょ……
今回、表紙には色上質紙 超厚口のびわというシンプルで汎用性があるものを選んでいたので、めくりづらいということはなく、ほどよい柔らかさで本を開けるようになっています。
そのため、めくりづらいという問題はないと思います。(個人的な好みではありますが……)
あまりにもシンプルすぎてあれなので、裏表紙に小話が入れてみたりしましたが、カバー外すことってあんまりないと思うので、これは幻の小話になりそう……。(本編読んでからお読みください……)
写真で撮るとなぜか、全く異なる色合いになります。
こんな肌色じゃないんだよな……なぜか撮影するとこうなります。
本当はもっと濃いオレンジをしています。撮影後にiPhone側で自動補正されてるのかな?
STARBOOKSさんのサンプルにある色合いが正しい色です。
紙自体はSTARBOOKSさんにもらった印刷サンプルを見て決めたんですが、紙に印刷する色は、実際に想定してた色よりも濃くでたな、と思ってます。
もっと明るい赤でイメージしてました。でも、これはこれでいいか……。
表紙はカバーをかけてしまうので、どうせ見えないだろうと思ったのですが、読んでるうちにカバーがずれて結構チラチラするので、気になる人は気になるかなと思いました。
カバーが青で中身の表紙がオレンジに近いので違和感があるな、とは思ったのでした。
青みがある紙でもよかったのかもしれない……。
本文用紙について
本文用紙は前回A5/68pでクリームキンマリ 72.5kgを使ったのですが、今回のA6/302pを72kgでめくるのは厳しそうと感じていました。
STARBOOKSさんでは、今回以下から選ぶことができたのですが、
淡クリームキンマリ_90K
淡クリームキンマリ_72K
淡クリームキンマリ_62K
キンマリSW_70
キンマリSW_90
できるだけ薄いのにしたいと思ったので、淡クリームキンマリ_62Kを選びましたが、これでよかったと思います。
薄すぎず、厚すぎず、個人的にはめくりやすいです。
2冊目の168ページも同じく62kっぽいのですが、めくりやすいといいなあーーーと思っています。こればかりはわからんので。
6.入稿、そして見事なすべての不備連絡
表紙、モノクロ本文、カバー、ヨシ!
すべての準備ができました。
入稿します! 私、やる気だけはあります。
私は天才なので、入稿するとすべてが不備になります。(どうして……)
私レベルのダメ人間になると、ダメなところを指摘してもらえないと逆に不安になるので、これは逆にありがたいです。
せっかくなので私のオール不備、黒歴史修正の流れを見ていってください。
【表紙のデータ不備】センターからズレている
表紙!!! お前、センターじゃなかったの!?
センター寄せしてたのにお前が寄せられてたのはセンターじゃなかったの!?
1.5mmと1mmというミリ単位による正確な案内をいただいたことにより、無事に修正できました。
【カバーのデータ不備】字切れと折り返しの塗り足し
字切れは何となく理解できて、3mm寄せたはずがまだ足りないと言われたので、さらに寄せたりしたりしました。
塗り足しは、理解が足りずにどこを足せばいい?となってしまったので、どこをどうすれば?とお尋ねしたところ、以下のような見本をもらえました。
今見ると本当に塗り足しが足りてなさすぎなんですよね。
どうして……
この状態だとカバー巻いた時に表紙に白いところが出るっていう悲惨な状況になることが、実際に本で手元に届いて理解できました。
呪文のように聞こえたけど、すごく丁寧に説明してくれていて号泣した。
すべてギリギリで攻めていた文字サイズを修正した上で、赤枠に入るように収めて修正し、再入稿してOKになりました。
自分の人生がいくらギリギリだからって、断ち切り線のギリギリを攻めてはいけないことを学びました。
【モノクロ本文不備】濁点付きの文字が太字となって出力される問題
今回、源暎フォントの濁点付きグリフを本文中に大量に使ったんですが、これについてありがたいご指摘をいただくことができました。
こういう文字が少々太字となって出力されて、しまう……!?
え?
あっ……つまり、喘ぎ声が太字になるってこと?
えっ…
え?
どう考えてもソレは…差し支え……しかありませんが…?
と思ったので、喘ぎ声少々太字出力ルートは全力回避したかったのですが、回避方法が不明でした。
誰の好感度をあげたせいで、このルートに突入してしまったんだ……
そのため、何か回避方法ございますか? とヒントをお伺いしたところ、
JUST PDFで作成したデータ……なるほど!!
JUST PDF……使ってない、が~!!?
なぜ、濁点で喘いだら文字が太字になるのか?
もしかして:喘ぎ声がデカい?(そういう話ではない)
本にしようと試みて、初めて指摘されてしまう、少々太字出力。
濁点付き文字の太字出力問題、解決
元々、Wordのファイル→エクスポートで普通にPDFにしてましたが、色々調べるとWordのこのデフォルト機能によるエクスポートは思ったように出力されない等云々あるようでして、推奨されないPDF化だったようです。
Wordのエクスポートではなく、CubePDFで出力すれば万事解決するのでは、と考えて調べ始めたところ、小説同人誌の入稿データをPDF化するにあたってはCubePDFが推し推しだったので、ではこちらで出力するかぁ……とやり直すことにしました。
こちらのサイトを参考にしながら、CubePDFをイチから導入し直して、設定も念入りに確認し、PDF化し直し、再入稿しました。
先人たちの知恵によって解決されていく。ありがたい。
ただし、PDF化した段階では、「あ゛」が少々太文字になっているかどうか、は判別できないんですよね……。
これはもう、STARBOOKSさんの方で見ていただいて「これならOK!!」と言ってもらうしかなく、うまくいきますように~……という感じでした。
再入稿した結果、数時間後に問題なさそうとフィードバックをいただくことができました。
実際の印字でも、太字にはなっていません! 大勝利!
それにしても、指摘してもらえて本当によかったと思います……。
これで私を含め、読者の皆様も安心して喘ぎを読めますね!
STARBOOKS様に 感謝! 敬礼! ビシィ!
今回入稿した2冊目も、同じくCubePDFで出力してるので問題ない、はず、ですが、印刷所さんをSTARBOOKSさんからコミックモールさんに変えています。
そして、コミックモールさんではまさかの不備連絡ゼロで進んだのですが、太字問題は突破できているのか気になるところです。
問題ばかり発生してる人間が問題なしで印刷工程進むの怖くないですか? 怖いよ……何も信じられない……。
7.再入稿完了!製本完了!自宅到着!
オール不備という期待を裏切らないスタートを切ってしまいましたが、無事に本はできました。
これだけ丁寧にやってくれるSTARBOOKSさんを選んでよかった。
最初のA5同人誌を作ったしまや出版さんは、電話で連絡してくれて相談乗ってくれたりしましたが、STARBOOKSさんは基本メールで細かくやりとりできたので本当に安心できました。
8.本はできたのでイベントにいく! ただし怖い!
ついに人生初小説同人誌文庫本ができてしまいました。
本ができたらイベント、行かなくては……と思って、勢いで申し込んでしまった……死ぬのでは?
初回入稿で見事なオール不備になり、塗り足し不足、字切れ、そして太字喘ぎを回避して無事に文庫本となった、この姿。
ぜひお手にとっていただきたいが……。
以前に本を作った時は、boothを使って自家通販して無事に捌けました。
今回ほんのすこしだけ部数が多いので、イベントがあるならそこで配りたい……。
5月にイベントがせっかくあるんだし……
何なら参加表明した今でも参加することを悩……
いや、もうここまできたら、体調面とか仕事とかよほどのことない限り参加するとは思うのですが……
気持ちの後押しになったのは、本を読んでみたいと仰ってくださる方からのパワーです。
1月のイベント前にもお誘いいただいてイベントの空気を吸いにいったのですがそれもよかった……
本になったら読んでみたいというお話をしたりなどし……
なんだかんだで、読んで欲しい欲はあるもので……あるもので……
本を楽しみにしてくれる人がいる……これはすざましいパワーでした。
すでに本を出して活動されている方ともお話させていただいたりして勇気をたくさんもらいました。
以前に無理矢理読んでもらって感想をもらっていた方からも「楽しみにしてます!!」という話をしてもらえたのは、本当に勇気でました……
ただし、私は交流ができないタイプのコミュ難アリオタクです。
人様と目線を合わせることや、声かけを行うことだったり、気遣いすることができないので、できるだけ人様を不快にさせぬよう交流は人一倍控えさせていただいております。
そうした自己嫌悪が数年激しくあり、そんな自分が嫌で嫌で、創作においても、なるべく迷惑かからないように壁に向かって頭突きをしていたい。
今もそう思っています……。
一方で話しかけてもらえると嬉しくて、自分本位で死ぬほど喋る害悪オタクと化してしまう……。
そんな人様に迷惑をかけながら生き長らえている怪物が、現地にいくのはハードルが高い。
――しかし、そのような怪物であってもお祭りは、好きなのであった。
イベント自体も参加してしまえば楽しい。
過去にサークル参加を手伝ったことは数回あります。
夏コミ・冬コミにでたことあるので、サークル側での参加は未経験ではありません。
ただし自分が主体となって参加するとなると無理だと思いました。死ぬ。
でも、ありがとうは伝えたい……!
買い手側として同人イベントに参加したことは数回あります。
同人誌を読むのは元々大好きです。
ただやはりコミュ力(以下略)なので、直接対峙することを考えると「新刊ください」の一言すら激しく緊張します。
なので、通販してくださってるありがたいところがあれば基本通販になってしまいます、通販ありがたい助かる……。
そして、こっそりと感想を送ります……。
一方で、自分が物を書くといった活動をしていて、感想をいただくと本当に嬉しくて飛び上がってしまいます、ハッピーすぎる。
SNS上だったり、コメントだったり、メッセージもいただく機会がありました。
SNSで紹介していただけた時は嬉しくて、一日中ニコニコしていましたし、お手紙をもらった時には、誇張なしに泣いてしまいました。
とくに私はコツコツ書くタイプだったので、声をかけてもらえることはスゴク嬉しかったです……。
私は気分の落ち込みや、浮き沈みが激しいタイプなのですが、しょんぼりした時はもらったメッセージを振り返ったり、もらった当時の嬉しかったな、の気持ちを思い出しています。
そうした感想やメッセージをくださった方にはやはりどうしても、直接、ありがとうはお伝えしたい……と思ってはいるのですが、勇気が出なくてうまく言えずに挙動不審になっていたら察してください……。
9.なぜか2冊目を作り始めてしまう
1冊目でうまくいかなかったところとか、反省点とか、ちょっと活かしつつ2冊目も作ってしまいました。
2冊目は、様々な方々の助力によって出来た本でもありますので、またnoteにまとめられたらと思います……ありがたやありがたや……。
10.次はイベントだ……
次に本を作るか否かは、この後参加するイベントで私の情緒がどうなるかによることでしょう……
できたら500ページの文庫本は作りたいなとは思ってます。
あと自ジャンル燃え盛りすぎなので、そのせいもあってか若干の病みを感じていますが、これはもうしょうがないのかもしれない……そうなのかな……。
当日は皆様、お手柔らかな、対戦よろしくお願いいたします……
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