見出し画像

千葉雅也『勉強の哲学』で、積極的にバカになろう!

verdeさん、抜糸も終わって順調に怪我が回復しているようでよかったです。他の科も回って、しっかり健康になってくださいね。

さて、私の方ですが今日はエッセイの叩き台作りと読書と昼寝、パートナーとの語らいをしました。

まずエッセイですが、骨組みと仮タイトルまで決まりました。この頃はなにかするときには、パートナーに相談してから行動するようにしています。自分だけで決められないとか、依存しているとかいう訳ではなく、「なんでこんなことをしているのか」というのを、はっきりとパートナーにも認識してもらうために相談しています。わたしの普段の行動の様子だとのらりくらりとしていて、パートナーからすれば「なにしてるの?」と不安にさせたりすることが多いのです。それを解消するためにも、ちゃんと目的を持って行動してるんだよと安心感を与えるために相談してから動いています。報・連・相を家庭内でもやってる感じですね。

創作大賞に作品を提出したいというのも相談をちゃんとしました。パートナーからすると、この頃チョコチョコ私が動いているものだから体調を鑑みて一旦はNGを出されました。でも、粘り強く競技を重ねた結果、ある条件を満たすならやってもOKという話になりました。それがテーマを「パートナーへのラブレターにすること」という、とてもハードルが高いものでした。でも、それも面白いかなぁと思って、現在エッセイ風ラブレターを誠意執筆中という感じです。先ほども書いたように仮タイトルと骨組みができて、朝から執筆・推敲を繰り返していました。あとはどこかで本の一節を引用したいと思い、フランスの哲学者アンドレ・コント=スポンヴィルという人の本をこれから読むところです。このアンドレ・コント=スポンヴィルという哲学者の書く本は平易な言葉を使いながら、徳についてや愛について書かれていることが多いのです。今回のエッセイにも活用できるのではないかと思い、これから『愛の哲学、孤独の哲学』という本に目を通そうと思います。

そして、読書については、今日読んだのが千葉雅也の『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』でした。今日の日記のタイトルにした本ですね。率直な感想を述べると、読みやすくて、勉強するってどういうことなのかを分かりやすく書いてあって興味深い本でした。勉強したら、普通は頭が良くなると考えますよね。そこを千葉雅也は、シニカルかつアイロニーな表現を使って、「勉強すればするほどバカになる」というのです。

というのも、勉強すればするほど専門的なことを知り、周りとの差が開く。ある意味でノリが悪くなり、バカにされるというのです。なるほど、そういう表現の仕方もあるのかと膝を打ちました。文章も一般読者向けに優しめに書かれており、とても読みやすかったです。しかし、書かれていることを裏付ける理論は、フランス現代思想や現代実在論が活用されています。かなり難しい理論を表に出さず、わかりやすい表現にされていることに気づくと千葉雅也の表現能力と思考能力の高さに驚かされます。けっこうテンポ良く読めるので、お勧めです。

エッセイの執筆、推敲、ヘルパーさんの対応、お買い物、読書とやっていたら、流石に体力が尽きて昼寝をしてしまいました。しかし、良い気分で昼寝をしているところに、不穏な音が聞こえてくるではありませんか。「なんだ、なんだ?」と思って起きてみると、一緒になって昼寝をしていたパートナーが悪夢を見てうなされているではありませんか!

これは早く起こさねば!と急いで飛び起き、パートナーをどうにか起こしました。昼寝をする前に少し昔の話をしたのが原因なのか分かりませんが、とにかく悪夢で気持ち悪かったそうです。たまにあるんです、こういうこと。早く悪夢を見なくなると良いんですけどね。なかなか難しいもんです。

こんな感じの1日でした。とても普通だけど、充実した1日でした。こんな日が長く続けば素晴らしいなぁ。ということで、今日の日記はここまで。いや〜、「身のない日記」でしたね。

verdeさんはまだ無理しちゃダメですよ。それでは〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?