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2ndシングルについての雑記

2ndシングルにして初のセルフミックス版をリリースしたので簡単に曲紹介というか雑感やちょっとした裏話を書いてみます。


Remember the Rain

元々我々は5人組ラウドロックバンドとしてメタルコアのようなヘビーなリフとキャッチーで力強いメロディを武器にしていましたが、リードギタリストが諸事情により活動休止(現在は脱退)となるところから始まります。
なんと活動休止を聞かされた2ヶ月後にはとあるフェスに出るためのオーディションが控えていたものの、既存曲はギターが2本必須な物ばかり。
宅録経験もほぼないことから既存曲の同期音源を間に合わせることも恐らく不可能。

そこで、バンドとして一番の武器の歌に直接関わる部分はブラさずに楽曲自体のジャンルを変えることにして作った一作品目でした。
もちろんメンバー各自の練習、バンドでの練習も必要なのでオーディションに持って行く曲は1~2週間でそろえなければならず、頭を抱えながら急ピッチで何曲も書いたのも今はいい思い出です。

この曲を作る際はタイトルの通り、「何か」を忘れないで欲しい。と言うメッセージの元作りました。
(ちなみにうちのバンドはタイトルを僕が、歌詞はボーカルが考えているので必ずしも歌詞とタイトルが連動しているわけではありません。)
曲中ではコードを5個しか使っていない割とシンプルな構成なのですが、「何か」を忘れないで欲しいのですべてのコード(和音)の中で全く同じ2音を鳴らし続けていたりします。

そして、雨の感じ方は人それぞれ。雨にまつわる思い出も十人十色だと思います。
雨を直訳するも意訳するもよし。あなたが大事に思う雨を思い出す一曲になれば幸いです。

Snow Song

こちらは5人組の頃からやっていて、4人でも出来るようにアレンジした数少ない曲です。
バラード1曲くらい欲しいよね。とメンバーに言われたのがきっかけで、「冬を感じられるロック調」「クサいくらいのギター」「ラスサビで転調してダイナミックに締めたい」という要望を言われて僕なりに組み立てました。

音源では5人組の頃の要素と4人組になってからの要素を足し合わせた形にしています。
5人組の頃からの我々を知っている方は記憶をたどって3パターンを比べてみてください笑

ちなみにこの曲もサビではコードが変わっても常に1つの音を出し続けています。
バラードなので寄り添っている感や引きずっている感を演奏からも出せたらな。と思って取り入れています。
Remember the Rainのカップリング曲にSnow Songを入れたのは雨と雪と言う対比だけでなく、同じ手法を使って全然違う雰囲気を出しているのでその対比も楽しんでもらえたらな。という意図もあったりします。

レコーディング~セルフミックスについて

作曲はいつものごとくですが、今回はレコーディング(演奏ではなく録音側)やミックス/マスタリングも僕が全てやってみました。
音源のリリーススピードを上げたいけどレコーディングにはそれなりのお金がかかる。と言うことでバンド内でセルフミックス出せるようになりたいね。となったのが今回のセルフミックス版のリリースのきっかけです。
(ちなみに諸事情によりどちらか1曲のベースは僕が弾いています。当ててみてください。)

基礎もなければ先生もおらず機材も揃っていない状況下で正直どうすりゃいいんだこれ?の連続でしたが何とかリリースまで持ってこれたので喜びよりも安心が勝っているのが正直なところです。
とは言え最低限の知識は身につけられたので、今後は1年以上待たせることなく音源を出せるかと存じます。

そして自分でミックスできるようになって感じたことは、バンドマンとして必須スキルなんじゃないか?と言うことです。
ミックスでは各パートがぶつからない様に色々な調整をするのですが、当然各楽器の音作りの時点で出来ることもたくさんあります。
もちろんライブハウスではPAさんが調整してくれるものの、最初から出ていないものは作り出せないし、出すぎているものを引っ込めるのにも限界があるのでバンド全体の音作りをより細かく見られるようになった良いキッカケになりました。

これからもCRAZUSで頑張っていければと思い新曲を書いたりライブも新しい形でできないか模索しておりますので、引き続きチェックしてもらえたら嬉しいです。

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