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キャッチアップスピード向上のワークハック・育成における応用

みなさんは、転職や異動に伴って、新しい仕事を任されたときどのようにキャッチアップされていますでしょうか。
私は、プロジェクト型の業務に携わっているので、異動毎に商材のこと、組織のことを一から学びなおす必要があることもあるのですが、以下のように分解して取り組んでいます。
たとえ、新卒1年目であっても、できないことをできるようにしていく際は、インプット、アウトプットの段階を分解して、業務に取り組むと成長スピードが早まるかもしれません。

キャッチアップの段階分け

Step.1)どんな役割を求められているのか、インプットが必要な範囲(Asis-Tobe)を知る。

・どんな役割を求められているのか:組織・上司の期待値とのすり合わせ
 例)【営業】お客様の課題ヒアリングから、商材説明、提案書作成、契約書回収、クロージングまでを自律的に回せるようにする。

 ※新卒1年目の場合は、成長ゴールを細かく設定することを推奨します。

・インプットが必要な範囲:商材知識・業界知識から、対応手順、業務上かかわりのある部署、困ったときの分野別の相談先まで
 例)対応するお客様のリテラシーレベルの把握、取り扱っている商材が解決してきた課題(過去事例)、競合と比較したサービスの強み・弱み、自ら判断してよい権限範囲の明確化・イレギュラー対応発生時の相談先(エスカレーションフロー)の把握

 ※商材知識・業界知識の全体把握は、本の目次やYoutube等動画コンテンツで把握するのが手っ取り早いです。

Step.2)わからない知識をわかるようにする(全体像の深堀)

インプットが必要な範囲がわかれば、Gapを埋めるだけなので、ひたすら確認しましょう。具体例としては以下の方法があります。

 ・わかる人に質問する
 ・社内ドキュメントを確認する
 ・過去メール・チャット履歴を探る
 ・本を読む
 
 ┗社内の人におススメの本をきいてみるのもよいでしょう。

Step.3)わかった知識を使えるようにする

実際には、Step2との間を行き来しますが、アウトプットフェーズでは、インプットした知識を基に、アウトプットした内容と求められていたアウトプットに乖離がないか、認識をひたすら合わせていく作業になります。
 例)営業ロープレをしてもらう、商談のフィードバックをもらう

Step.4)【応用編】最低限必要であった知識、Step.1~Step.3の間でかかった期間を整理する

自らできるようにしたことを他の方ができるよう育成担当を任された際に、求められるステップです。

 ・できるようになるまでの期間目標設定
 ・必要な知識範囲の設定(不要な知識の切り捨て)

セルフオンボーディングシートや、スキル管理表をつくると、成長ゴールが明確になり、育成は楽になります。(作るのは大変ですが。)

Step.5)【応用編】インプット情報の整理、集約化

複数人求められる業務ができるようになってきたら、必要な知識をドキュメントとしてまとめるのが良いと思います。できればNotionやOnenote等、複数人で階層ベースで構築できるところにストック情報をまとめましょう。

最後に

(人材)育成という観点は、成果創出よりも評価されにくい分野かもしれませんが、一方で極める人が少ないという観点では、武器になりうるとも考えています。特に組織を成長させていくフェーズに携わりたい方は、積極的に取り組まれてはいかがでしょうか。

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