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年齢はナイショにしておきたいお年頃の中年男性です。 自分の書いた文章が読み手の心の中…

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年齢はナイショにしておきたいお年頃の中年男性です。 自分の書いた文章が読み手の心の中に「心象」として現れる、そんな文章を書くことを目指しています。

最近の記事

山手線を歩いて外回りで一周する・その1

街歩きが好きな人であれば、一度はトライすると思われるのが、山手線を歩いて一周するというものではないだろうか。 これを1日で達成するのは結構しんどい。わたしは以前に一度達成しているが、そのときは山手線の内側を回るというやや軟弱なルートでの達成だった。 2022年3月28日、都内の桜が満開になったこの日。わたしは山手線の外側を回って30駅全駅を制覇するという一段上の難易度のルートで挑んだ。山手線の内側には一歩も入ってはいけない。前の制覇がベジタリアンだとすれば、今回はヴィーガ

    • 誠意の意味が通じない

      職場でトラブルがあった。 ある社員が、若い女子事務員を執拗に食事に誘ったり、必要以上にカラダを寄せてきたり、胸元を覗き込んだりするということで、その女子事務員が社員のシフト替えをしてほしいと訴えてきた。 胸元を覗き込んだりすることに関しては、自分も無意識にやっているかもしれないことなので、「自分は大丈夫なのかな・・・?」と聞きたかったところだったが、「まあ時々視線を感じますけど・・・」と言われても困るので、そこはいいように解釈した。 シフトを管理する立場にあるので、その

      • 糖尿病日記5

        糖尿病を患って4年になる。発症当時、12.4という破格のHbA1cからスタートした状態だったが、インスリン注射、運動療法、食事療法の結果、3ヶ月でHbA1cは6パーセント台まで下がり、インスリン注射から抜け出すことができた。 それからずっと6パーセント台で推移してきたが、直近の定期検診で6.9という危ない数字が出てしまった。 この数字はショックだった。というのも、週3日から4日、暑い中1日5kmのランニングをしているにもかかわらず、この1ヶ月で6.7→6.9と数字が上がっ

        • ディープの死に思う

          ディープインパクトが亡くなってから早2年が経過した。ディープが亡くなった当時、有名な芸能人を筆頭に全国の競馬ファンは途方もない悲しみにくれていた。わたしもディープの死という事実と、その死に至る経緯に関して、呆然としてしまった部分がなかった訳ではないが、悲しいという感情はほとんどわいてこなかった。 ただ、これに関して一番気になったのは、嫁がどのような行動に出るかだった。嫁が、そしてわたしが、競馬にのめり込むきっかけになったのは間違いなくディープインパクトだった。ディープインパ

        山手線を歩いて外回りで一周する・その1

          ASOKOがしまっちゃう

          こういうタイトルで釣るような投稿はきっとこのサイトでは不適切なのだろう。 わたしが以前にプレイフィールドとしていたサイトではこの手の日記が結構受けたのであるが、今やそのサイトを追われた身である。でも、どこかでこういうバカなことを披露したい。ということで書いている文章である。 東京の明治通り、渋谷と原宿の間にその店はある。女子との待ち合わせでは決して使えない店。その名は A・S・O・K・O 明治通りはこれまで何十回も通っているが、残念ながらA・S・O・K・Oに入ったこと

          ASOKOがしまっちゃう

          五十歩百歩

          「そう言えば、お母様も昔から時々いらっしゃいますよ。」 電動バイクの充電が切れて、お茶のお店で充電をさせてもらっていたのだが、そのお茶屋の店員さんが突然そう言ったのだ。 え? この辺りはこの充電バイクの旅で来たのが初めてだったが、母親はこの静岡の地に来ていたのだろうか。いや、さすがに実家から静岡は遠いので、きっと取り寄せていたのだろう。 「母がですか?でも、さすがにこちらに買いに来ている訳ではないですよね。お取り寄せとかですかね?」 「いえいえ、別所さんのお母様は直

          五十歩百歩

          下で岩崎騒いでたし

          今日、アルバイトの岩崎という男が時間までに2階の控え室に現れなかった。連絡を取ろうにも、今いる人間は誰も岩崎の連絡先を知らなかった。 1階の受付でも「岩崎!岩崎!」と騒然となっていた。 そんな騒ぎのなか、冷静沈着な男が2階にいた。その男が言った。 「下で岩崎騒いでたし」 「したでいわさきさわいでたし」 見事な回文!(実話)

          下で岩崎騒いでたし

          誕生日が重なる確率

          一定の人数が集まる学校のクラスや職場で、誕生日が重なる確率っていうのはどのくらいのものなのかご存知だろうか? 1年365日あるので、何百人もいないと同じ誕生日のペアなんて見つからないと思うのが普通だろう。 しかし これが意外に結構な確率で重なるのである。 詳しい計算は省くが 50人のクラスなら、同じ誕生日のペアが存在する確率は、なんと97パーセントにもなるそうなのである。 さて そんな確率の小咄はさておき 実際に同じ誕生日のペアが目の前に現れると驚くものである

          誕生日が重なる確率

          ああ誤送信

          メールの誤送信、気付かずにやってしまう場合もあれば、送信ボタンを押した瞬間に気付いて、いまの取消、取消!と無駄な悪あがきをする場合など様々だろう。 たいていの人は一度くらいは誤送信の経験があるのではないかと思う。Aさんに出すべきメールを間違ってBさんに出してしまったなど。まあ大抵は謝ればすむ場合がほとんどだと思うが、そうでないこともある。 自分が自覚しているメールの誤送信で忘れられないものがある。それも極めて痛恨の誤送信だった。 そのころ秘密の関係で付き合っていた女性が

          ああ誤送信

          アイビスサマーダッシュ〜

          昨日、新潟競馬場で直線1000メートル競馬、アイビスサマーダッシュが行われた。ひと昔前であれば、夏のこの時期は新潟競馬場に遠征するのが常であったのだが、このご時世なので、大人しく家で競馬観戦である。遠征費用がかからない分、馬券に資金を投入することができる。 最近の買い方で気に入っているのは、三連単一頭軸マルチ相手7頭である。それなりに大きな当たりも期待できる買い方である。 軸は⑫ライオンボスとした。相手は人気薄も含めて外枠中心に7頭をチョイスした。新潟千直と言えば、外枠有

          アイビスサマーダッシュ〜

          2:6:2の法則

          世の中には2:6:2の法則というものがある。人間というのは、集団になると、上位2割・普通6割・下位2割にきれいに分かれるという法則である。 たとえば、社員が100人いれば、優秀な人は20人、普通の人は60人、ダメダメな人は20人という構成になるらしい。言われてみれば、そんな気もする。 この話をすると、では、優秀な人20人だけを残せばよいのでは?という議論になる。しかし、時間の経過とともに、その20人がまたさらに2:6:2に分かれていくというのが世の常なのである。 これを

          2:6:2の法則

          なあ、にいさん(7/23)、今日の1日こんなだよ

          七五調 心地よいにも ほどがある 駄文を書かせたら右に出るものがいないと自負する俺であるが、これまで純粋な日記というのはあまり書いたことがなかった。そんな俺だが、なんとも忙しかった今日の1日は小学生的な日記を書いてみたくなった。 朝3:30。前日は1:00頃に寝たにもかかわらず、嫁に無理やり起こされた。早朝ランニングに行くのだ。常々思うのだが、準備運動はおろか、目がまともに開かない状態で走り出すのは、健康に害はないのだろうか。40分かけて5kmを走る。これで今週4日目であ

          なあ、にいさん(7/23)、今日の1日こんなだよ

          バツ悪きとき

          ある人から聞いた話を、その人に向かって自慢気に話してしまったとき 露天風呂で独り言を言っていたら、岩陰に誰かがいるのに気づいたとき 義母のコーヒーが不味かったのは、焼酎で煎れていたのが分かったとき 麻雀で対面が裸単騎にしている、その裸単騎牌を間違ってツモったとき これらはすべて実話であ〜る たぶん気づいた人はいないと思うけど、文字数を揃えるのって結構大変

          バツ悪きとき

          悲劇の裏側 ~管理しきれないモノ~

          男は区のコロナウイルスワクチン接種の担当部長だった。政府はワクチン接種を推し進めているが、ワクチンの供給が予定通りに進まない。そして、区民たちも当日のドタキャンやら、連絡なしの無断キャンセルやらで、モラルもへったくれもなかった。 目標が達成できないことで男は上司から責められ続ける日々だった。 去年までの仕事ではこんなストレスを感じることはなかったのに。 男はストレスのはけ口を求めた。むかし、小学生になる前くらいだったか、工場の裏庭で遊んでいるときに、無性に性器を露出した

          悲劇の裏側 ~管理しきれないモノ~

          ユニセックス

          公園の砂場で幼稚園児くらいの子どもが遊んでいた。髪型や服装からは、男の子なのか女の子なのかはっきり分からなかった。 砂場のそばのベンチにその子どもの親らしき人が座っていた。その人に声を掛けてみた。 「こんにちは」 「こんにちは」 「かわいいお子さんですね。男の子ですか、女の子ですか?」 「男の子です」 「てっきり、女の子かと思いました。お母さん似なんですね」 「はい?」 「あ、いや、お子さんがあなたに似ていらっしゃるなあと思って」 「はい?わたし、あの子の父

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          さあ、どこに座る?

          首都圏の電車は7人掛けのロングシートが一般的である。最近は7人掛けに7人きちんと座らせようということなのか、鉄パイプのような仕切りで2人・3人・2人というように座席を分ける方式が多くなっている(下の図参照)。とてもいいことである。   ①②|③④⑤|⑥⑦ この7つのシート、特にルールが決まっている訳でもないのに、まず間違いなく一定のルールに従って埋まっていく。 確実に最初に①・⑦が埋まる。鉄パイプがないシートでは、次に埋まるのは真ん中の④の位置だったりするが、鉄パイプが

          さあ、どこに座る?