【嘘のようなホントの話】1年2か月ぶりに会った高校生が40kg減量していて別人になっていた件

ここ最近で一番びっくりして、一番印象的なことでした。

まさか1年で40kgも減量して姿を現すとは…


初めて会ったのは、1年半くらい前です。職場であるフィットネスクラブにお母さんと入会してくれて私が担当することになりました。ベーシックな筋トレと有酸素運動で減脂肪を目的にトレーニングしたいということだったと記憶しています。それが2019年の晩夏~初秋でして、年末にハワイに行きたいからシェイプアップしたいということだったんですね。この目標設定はgoodだなと思い、モチベーションもキープしやすいのではないのかと予想しました。

ただ、なかなか運動習慣が無い人がトレーニングを継続するのは至難の業でして、フェードアウトしていくケースがかなり多いんですね。提供側としてはトレーニングプログラム以上にどのように関わり、離脱を阻止し、励まし、寄り添うかが大きな悩みでもあります。極論すれば、関わる人によって結果は大きく変わると思っています。

何とか続けてもらいたいと思っても、フィットネスクラブによってはその営業形態上関われるポイントって限られていて、どのようにトレーニングが進んでいるのかがなかなか見えづらいことも多々あります。まだまだ運動習慣が定着していない状態なのに、そのお客さん任せで運動してもらう状態に近いんです。

まず来てもらわないと、関われない状況で結果を出すっていう感じですね。


それで今回の高校生についてです。ここまでで何となく察しはつくと思いますが女性です。あまり運動もしてこなかったので体は大きめ、動くのも重たそうな感じでした。

何とか2019年内は細々と続けられていたのですが、2020年が明けてからパタッと来館がなくなってしまいました。何日か運動するルーティーンから外れると簡単に今まで数か月継続してきた運動が途切れることも多くあります。それだけ、習慣化は難しく、安定していると思っていても移ろいやすい状態なんですね。

更に新型コロナウィルス感染症が拡大を見せて、益々さまざまな距離が遠くなってしまった感じです。

「やっぱり」と言っては大変失礼なのですが、「続けられなかったか…」という風に思っていました。それでも退会はしていなかったので様子を追っていくことにしました。

2021年が明けてしまいました。1月も2月も来館なし、もう1年以上来ていません。


だんだん自分の意識の中からも薄れていくのを感じます。



そんな中、本当につい先日ふと来館されたんです。全く別人になって。最初声を掛けようかどうかためらうほどでした。そろ~っと近づいて声を掛けてみます。嬉しことにあちらも私のことを覚えてくれていて、「お久しぶりです。」と答えてくれました。


聞くと、コロナでどこにも行けなくなり、家で筋トレ、食事制限、2時間の入浴を繰り返して40kg減量できたと。「すごい…」しか言えませんでした。

それと同時に、少し見くびっていた自分が恥ずかしくなりました。本当の本当に自力のみで結果を出したわけですからね。決めつけた見方をしていて申し訳なかったです。


今年高校を卒業して春からは東京のホテル業の専門学校で勉強するとのことで、その制服を着るためにも減量が必要だったらしいんです。やっぱりそういうモチベーションは強いですよね。何とかしないといけないと思うとやっぱり何とかなるように行動することができるんだと改めて思います。

この成功体験が、必ず今後の彼女の人生にプラスになることでしょう。きっと今後の困難にも負けずに歩んで行ってくれると思わせてくれます。しっかり自分で目標を定めて、行動して、結果を出せたんですからね。

雰囲気も話し声もすごく変わりました。一言で言うととても明るくなりました。それが最大の変化かもしれません。心とからだは繋がっているんだなと感じますし、この結果が彼女に自信を植え付けたことは間違いないです。


恥ずかしい限りですが、今回この変化に私は全く関与していません。それでも顔を出してくれて、近況を聞かせてくれたことが嬉しかったですね。赤の他人が大変恐縮ですが、もはや親心に近いものがあります。よく頑張ったなーと思わず目を細めました。笑

益々の活躍を期待したいと思います。


久々のnote更新で、文の構成も何も考えず思いの丈を書きなぐってしまいました。それくらい私にとっては印象深く、嬉しい出来事でした。

こういう体験をすると、やはり人と関わる仕事の尊さを感じます。こういう良い思いを重ねていけるように日々精進していきたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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