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オフィスの入退出管理システムを顔認証にしてみた

すっかり遅くなってしまいましたが
新年あけましておめでとうございます。


今回のテーマは、弊社の取り組み紹介シリーズ、「オフィスの入退出管理システムを顔認証にしてみた!」です。
(勝手にシリーズ化してみました(^-^;))

ファシリティマネジメントのヒントにでもしていただければ幸いですm(__)m


皆さんの会社でもオフィスの入室/退室の際には何かしらのセキュリティ対策を講じていることと思います。
物理的な鍵からICカード、スマートフォン、少し前は指紋認証や静脈認証によるものも流行ったかと思いますが今回、当社が導入したのは「顔認証」による管理システムです。

そもそも導入に至る背景をお伝えすると、オフィスの増床を予定していたのですが、既存の管理システム(ICカード)のメーカーサポートが終了していたため増床部には新たな管理システムを入れる必要があり、このタイミングで全体的に入れ替える必要があったからです。

その中で「顔認証」を選んだのは
①ICカードを忘れる従業員が一定数おり、その対応が手間
②ICカードの紛失リスク
③このご時世、入室時には別途検温も行っており、入室と同時に済ませたい
④Tech企業っぽい

という理由からです。
④はともかくとして(個人的には重要ですが笑)①に至っては、休み明け出勤日などは多発しその都度貸し出し用のICカードを付与し管理するという手間が本人&総務双方で結構なストレスになっておりました。
(ここはコーポレートの方ならば「うんうん」と頷いていただけることと思います。。。)

「顔認証」による入退出管理システムといっても、巷には色んなサービスがあります。
その中で当社の選定ポイントとして重視したのは
①勤怠管理システムとの連動
②クラウド型サービスであること

この2点です。

従前、当社では勤怠管理はカードリーダーによる打刻にて行っておりました。
実はこの管理方法、打刻漏れが発生していて、なんと従業員全体で月間で500件近くも打刻修正が行われる月もあるくらい多発してました。
(打刻漏れの理由として、打刻したつもりが出来ていないとか、カードリーダーの接触不良とか理由は様々ですが)

500件の打刻修正にかかる人件費を想像してみてください。。。
恐らく手順としてはこんな感じだと思います。
①労務側で従業員の勤怠をチェックする
②打刻漏れがあるので本人に連絡する
③本人は打刻修正の申請を出す
④上長は③を承認する
①~④がおおよそ3分くらいかかるとした場合・・・

 3分×500件×12か月≒300時間

びっくりしますね(゚д゚)!

また、顔認証を選んだ理由として挙げた、検温と同時に済ませたいですが
仮に検温にかかる時間が5秒とすると

 5秒×従業員数(仮に200人とします)×20日×12か月≒70時間

これまたびっくり(゚д゚)!!!


理論上、年間で400時間弱も効率化できる見積もりです。
金額でいえば、ナ、ナ、ナント!? 
100万円以上にはなりますね!!!!

(また、この他にも会社のオペレーションによっては効率化効果を生むものはあるのではないかと思います。)

もはや「やらない理由はない!」ということで早速先日から導入し稼働を開始しました。
導入時に多少の問題は生じたものの、大きなトラブルなく順調に稼働しており、実感としてもストレスなく快適に過ごしております。
また従業員からも好評を博しており、まさに総務冥利につきるなと感じられる取り組みでした。


そしてそして、もっと嬉しいことに、今まではこの手のプロジェクトは私が手を動かしていたのですが、今回は総務メンバーの一人がステイクホルダー間の調整を含め、主体的にやり切ってくれました。
まだ2022年始まったばかりですが、今年一番嬉しかったですねw
この調子でどんどん今年一番を更新してもらいたいものです(^^)/


と、嬉しいことばかりの2022年のスタート。今年も何卒宜しくお願い致します!!!

今回はここまで。ご読了ありがとうございました。


※業界職種問わずに情報交換させて頂ければ幸いですので、お気軽にお声がけください~!!

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