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障害者就業・生活支援センターについて


  障害のある方が職業生活における自立を図るために、障害者総合支援法などにより様々な制度が定められ、利用できるようになっています。しかし、「どの事業がどんな支援を行っているのか、あまりよく分からない…」ということもあるかもしれません。

 今回は、数ある障害者の就労支援事業の中で、障害者就業・生活支援センター、通称「なかぽつセンター」についてご紹介します。

 なかぽつセンターは、「障害者の身近な地域において就業面と生活面の一体的な相談・支援を行う」ことを目的に、全国337か所に設置されています。では、「障害者の身近な地域において就業面と生活面の一体的な相談・支援」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

 なかぽつセンターの支援は、大きく「就業支援」と「生活支援」の二つに分けることができます。
「就業支援」では、①履歴書の書き方や基本的なビジネスマナーの講習といった、働くための準備ができたり、職場実習先をあっせんしてもらえるなどの、「就職するため支援」、②支援員が職場訪問をしたり、働く上での悩みの相談ができたりなど、「働き続けるための支援」を受けることができます。「生活支援」では、生活習慣の形成や金銭管理、年金の申請や福祉サービスの利用などについての支援を受けることができます。

 では、もしもあなたがなかぽつセンターを利用したいと思ったら、どこに相談すればよいのでしょうか。

 なかぽつセンターは、お住みの地域の付近にあるセンターへ電話予約が可能です。電話予約では、センターへの相談と登録をすることができます。また、特別支援学校を卒業された方は、学校のアフターケア(卒後支援)の一環として紹介してもらえることもあります。

 なかぽつセンターの利用対象者は、仕事をしている・仕事をしたい障害のある方です。また、障害者手帳の取得は必須でなく、相談・利用は原則無料のため、もしも働く上で困難を感じている場合は、まずは一度問い合わせてみるとよいでしょう。

なかぽつセンター一覧 → https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/0010

参考
厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18012.html
リタリコ仕事ナビ https://snabi.jp/article/3

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