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【要塞】Jリーグ第9節 大分トリニータvs.名古屋グランパス

どうも。kaiです!大分は、前節神戸に敗れて4連敗中。対する名古屋はリーグ戦ここまで、6勝2分で負けなし。そして、リーグ戦7試合連続クリーンシートで好調を維持しています。
では、本題にいきます!!

試合結果

大分トリニータ0ー3名古屋グランパス
【得点者】
33’山崎
44’オウンゴール
92’柿谷
【選手交代】
大分トリニータ
67’羽田→黒崎
67’小林裕→長谷川
74’三竿→香川
74’松本→井上
80’小林成→伊佐
名古屋グランパス
59’斉藤→相馬
59’前田→柿谷
65’山崎→稲垣
87’マテウス→中谷

スタメン


スタメンは上図の通りです。大分は前節から4人入れ替えてきました。坂が怪我?から復帰してきました。ここ最近の試合で、CBのビルドアップの部分で少し物足りなさがあったので、坂が戻ってきたのは大きいですね。彼がいれば一発で局面を変えることができるので。また、長沢が前節怪我をしてしまったので、トップには高澤を先発で起用します。本人もここまで無得点で点に飢えてるでしょうし、高澤の爆発に期待したいですね。
対する名古屋も、前節から4人入れ替え。稲垣、相馬の代表組は、スタメンから外してはいますが錚々たるメンバーがスタメンに名を連ねます。また、ベンチには、柿谷、阿部も控えていて、層の厚さがえぐいです。(笑)

難攻不落

大分は、リーグ戦ここまで8試合で5得点と圧倒的に得点力不足。対する名古屋は7試合連続でクリーンシートを達成しているほどの堅守のチームとなっていて、相性は最悪といってもいいでしょう。大分はどう名古屋を攻略していくのかは注目です。
前半開始から、失点するまでは大分のペースで試合は進みます。大分は、安定感抜群の小林、下田のコンビを中心に前進します。また、この試合も下田と小林がCBの脇に落ちる形はあまり見られず、3バック+高木でビルドアップする形が多かったように思えます。名古屋の守備時の陣形4ー4−2だったので、3バックで数的優位を生み出すことができるので、2トップの脇から前進する狙いもあったのかなと思います。大分は、数的優位を作りながらテンポよくパスを繋ぎながら攻め込みますが、7試合連続クリーンシート中の難攻不落とも言える名古屋の守備を崩すことは至難の技。名古屋の守備はハイプレスは積極的には行わず、中をしっかりと固めて、あえて大分にボールを持たせる狙いがあったかと思います。12分のシーンでは、名古屋が自陣でセットした状態から、右サイドに下田が流れ、右サイドで数的優位を生み出した状態で、羽田からボールを受けた下田が、松本とのワンツーでHSでフリーで受け直すと、左サイド大外でフリーの高畑へサイドチェンジを通します。(ボールには触れていませんが、町田のスペースを空ける動きが素晴らしいの一言)まさに、メッシとジョルディアルバとの関係性を彷彿とさせる素晴らしい展開でした(笑) 左サイドで受けた高畑は、クロスと見せかけるフェイクをいれ、右足でグランダーのボールを中へ送りますが、木本にクリアされてしまいます。外を攻略されても中の危ないゾーンはしっかりとケアしている名古屋の対応が完璧でこれは、相当苦労するなと。(笑)
続けて、13分に羽田の縦パスをライン間で町田が受け、左の高畑へ展開し、グランダーで折り返しますが、またも木本に阻まれてしまいます。
大分が、いい流れから続けてチャンスを作り守備でも5-4-1でしっかりとオーガナイズしていて、名古屋も攻めあぐねる展開が続きますが、一瞬の隙を逃さないのは流石だなと。16分のシーンでは、長澤がCBの脇でフリーでボールを持つと、大分のブロックの背後へ意表をつくようにボールを落とすと、反応した山﨑が背後を抜け出し、角度のないところからシュートを放たれてしまいますが、高木の正面。大分がブレスにこないとみるや、背後にボールを落とした長澤の判断はさすがとしか言いようのないプレーです。
大分は、23分に高木のロングフィードで一気に局面を打開し、町田が胸で落とし、高澤がミドルシュートを放ちますが、枠の外。互いに集中した守備で、なかなかスコアの動かないゲームになるかなと思っていましたが、32分についに均衡を破られてしまいます。米本のサイドチェンジで左サイドの吉田へ展開し、マテウスへボールを預けると、マテウスが個人技で羽田を剥がして左足で折り返すと、高木がキャッチミスでボールをおとすと、山﨑に詰められ先制点を許してしまいます。マテウスの個人技でやられるのはある程度は想定していたことだと思いますが、高木の明確なミスからの失点なので、勿体無いなと思いますし、羽田とのミスマッチを狙ってすぐにポジションチェンジをしたフィッカデンティの判断も結果として当たったわけなので、流石だなと。
10分後には、マテウスのFKから、坂のオウンゴールで続けて失点してしまいます。鉄壁の名古屋に2点ビハインドという厳しい状況で、前半終了。

後半、大分は点をとらなければいけない状況で、前半よりボールを保持できている時間は増えますが、どちらかというと、持たされている状態。名古屋の、鉄壁の守備を前にボールは外回りで、中々決定機をつくることができずに、攻めあぐねる展開が続きます。ここまでの大分の得点力では、7試合連続クリーンシートのチームから点をとることは当然ながら困難で、やはり先に点をとられると厳しく、勝ち筋が全くみえないなと。
また、名古屋は65分にはFWの山﨑にかえて稲垣を投入し、さらに守備に厚みをもたらします。まさに大分は、フィッカデンティの名古屋に塩漬けにされている状態。大分は、成す術もなく、さらに87分にはマテウスを下げて中谷を投入し、ミルフィーユばりに重ねた名古屋の守備はまさに鉄壁。大分は、点をとるべく井上と伊佐を2トップの4ー4ー2に変更しますが、時すでに遅し。フィッカデンティの、イタリア人監督らしさ全開の采配には手も足も出ずに、しまいには自陣でのボールロストからトドメの3点目を食らう始末。名古屋は、8試合連続でクリーンシート達成してJリーグ最高記録を更新します。大分はこれで、リーグ戦5連敗で、降格圏内に。

終わりに

まさにフィッカデンティのプラン通りにやられたなという試合かなと、前半の序盤は、たしかにボールを握ってチャンスを作ってはいましたが、やはり最後の質の部分がまだまだ足りずに結局は1点もとれてないのが現状なので。上位のチームとの差を痛感するばかりですが、いい点に目を向ければ、坂、香川あたりが戻ってきたのはやはり大きいなと。坂のフィードは大きな武器になりますし、左WBの福森はまだまだ時間がかかりそうなので。香川はベンチスタートでしたが、スタメンで起用された高畑は良かったです。また、高澤は点こそとれなかったですが、前線で奮闘していて。1点でもとれれば爆発する予感を感じさせます。
大分は、現状をみれば5連敗とネガティブになってしまいますが、昨シーズンだって5連敗しましたし、そこから立ち直ることができたので、今シーズンも、どこかの試合でキッカケさえ掴むことができれば大丈夫かと私は、信じています。(笑)


次節は、17日に柏レイソルと対戦です!ホームで勝ち点3を!バモ!トリニータ!






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