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長谷川雄志 稀代のプレイメーカー

どうもこんにちはKaiです。自粛期間が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。サッカーのない日々が続きますが、今回は、大分トリニータの長谷川雄志選手にフォーカスした記事です。

彼の特徴は何といっても両足で長短正確なパスを配給できること。ワンステップで両足正確に蹴れる選手はそういない。セットプレーでも右、左を使いわけることができる。それに彼は昨シーズン大卒ルーキーとしてチームに加わったばかりで、J1という国内最高の舞台でプロ1年目とは思えない落ち着きで太々しいくらい堂々とプレーしてみせた。

片野坂監督のチームにフィットするのはそう簡単なことではない。

長谷川は昨シーズン3-4-3の2CHの一角を務めた。大分の2CHは攻撃時にはどちらかがCBの位置におりて、3バックの左右のどちらかが攻撃に参加するシステムでかなりの戦術理解度が要する。

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このシステムに難なくフィットし、第11節の湘南戦でJリーグデビューとともに先発出場を果たしその試合以降毎試合のようにスターティングメンバーに名を連ねた。

彼のプレーは淡々としている。常に味方へ逃げ道となるパスコースをつくる巧みなポジショニングをとり、パスを受けて捌く。一見地味なようにみえるが相手を剥がし前進するためには必要不可欠であり、両足から繰り出される正確無比なロングフィードの軌道は美しく一気に局面をかえる。そして、守備の面でもスペースのケアなどに長けている。

https://twitter.com/football_lab/status/1217041154794868736?

因みに2019シーズン彼はワンタッチパスの成功率がJ1の中でトップだ。彼がいかに少ないタッチでボールを捌いているのがわかる。

https://twitter.com/football_lab/status/1217270881040257024?s=21

長谷川は昨シーズンについてこう述べている

「とにかく楽しかった。J1とか、プロ1年目とか関係なく。もっと試合に出たかったのが率直な感想ですが。今までテレビで見ていたような選手と試合ができ、ある程度の手応えと課題を見つけることができました、具体的には、得意のフィードとフィジカルは通用するかなと感じました。課題は判断のスピードです」(OSインタビューより引用)

本人も手応えを感じていたようで、課題は判断のスピードだと述べている。フィードの他にフィジカルにも自信を持っているとも述べた。彼は人一倍体幹トレーニングをやっているようで当たり負けしない。それに、正確なロングキックを蹴るには大事だと語っている。

一方、課題だと述べた判断のスピード。これに関しては経験を重ねるしかないだろう。それに、隣には小林裕紀という長谷川がボランチの鑑と語った尊敬する存在がいる。

小林裕紀加入についてはこう語っている。

「裕紀君が加入して、僕のサッカー観は劇的に変わりました。一緒にボランチを組むようになって、ポジショニング、体の向きなどを意識すると見える景色が一気に変わったんです。相手の体の向きがどれだけこっちに向いてるか、絞っているか。それは大分にきてコーチから言われていたことなんですけど、裕紀くんと一緒にプレーするようになってスーッと体にしみ込んだという感じだった。あの人はボランチの鑑です」(OSより引用)

小林裕紀から学ぶことが多いと語った長谷川はまだプロ2年目だ。

まだまだ成長途中にあり、これから彼がどんな選手に成長していくか非常に楽しみだ。





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