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【2022順位予想】カード獲得1位はどこだ?【J1・J2】

さあ、いよいよJリーグが開幕しましたね。開幕戦を見てみると、J1、J2ともに飛び抜けて戦力値の高いチームというのもなさそうなので、今年は混戦が予想されますね。楽しみです。

で、シーズン前と言えばやはり順位予想ですよ。すでに始まってしまっているのに予想もクソもあるかと思うかもしれませんが、始まってから予想をしてはいけないというのは誰が決めたんでしょうか?むしろシーズン終盤になって予想してもいいのではないでしょうか。私の予想のルールは私が決めるので、いいということにします。

ということで、今年のJ1とJ2の順位を予想します!!カードの枚数の!

なぜそんなことをするかって思うかもしれませんが、私が普通に順位を予想しても意味がないじゃないですか。開幕2節でJ1では9枚のレッドカードが乱舞し、カードへの注目がかつてないほど高まっているのを感じます。だから、やります!止めないでください!

ただ、カードが多い=悪ということではないと思うんですよね。カードが出ることも含めて、サッカーのルール内での出来事です。カードを受けることによるペナルティも設定されるわけなので、そのデメリットを受けた上で順位がよければ、それはそれでいいのではないでしょうか。

それでは、いってみましょう!相手J1、J2ともに本命、対抗、穴、大穴と上位4チームをピックアップ!目指せ一攫千カード!

■J1

・本命◎ 福岡

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2021年にJ1ナンバーワンの49枚という警告枚数を貰っているチームは、今季も優勝候補です。昇格チームながら上位に食い込んだチームを支えたのはそのソリッドな守備。イエローカードが増えるのもやむを得ないでしょう。今季も指導者である長谷部監督は留任するので、さらにパンチの効いた守備が期待できますね。その福岡をJ1トップランナーに導いた原動力の1人がCBのドウグラス・グローリです。9枚というかなりの枚数を1人で叩き出しており、特に序盤はJ1のスピードへの対応が遅れたのか、5試合で4枚という驚異的なハイペースを記録しました。相棒の奈良もきっちり7枚もらっていて、J1屈指のコンビと言えるのではないでしょうか。ドウグラス・グローリは今季も残留ということですが、J1に慣れてきて終盤にはかなりペースが落ちてきていたので、今季再びあのゲットスピードを取り戻せるかが鍵でしょう。全盛期の姿を取り戻せれば、2006年に名古屋の金正友が記録した1シーズン17枚という金字塔の更新も夢ではありません。また、前線のフアンマ・デルガドも27節から37節の約10節で5枚のイエローカードを貰うという固め打ちを披露。それまで1枚しかもらってなかったのに何があったのでしょうか。彼も今季残留ということで、その爆発力に期待が持てますね。総合的な観点から、福岡の本命は動きません。

・対抗〇 鹿島

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2021年は誰か突出してカードをもらっているというわけでなく、満遍なくもらって49枚で福岡と並んで1位タイ。5枚のカードを稼いでいた犬飼、4枚ゲットのレオ・シルバの放出は痛いですが、5枚の三竿は健在で、加入が遅れながらも4枚を稼いだピトゥカも残留。レネ・ヴァイラー新監督の下でどういうサッカーが展開されるのか不明ですが、その方向性によっては一気にカードの枚数が増加することも予想されます。期待の新加入選手は、ベルギーから帰還した鈴木優磨。2018年にFWながら4枚のカードをゲットした点取り屋は、今年のベルギーリーグでは半年ですでに4枚のイエローを獲得するという荒稼ぎっぷりを披露しています。ヨーロッパとJリーグのフィジカルコンタクトの基準の違いに序盤は苦しむ可能性があり、得点以上の枚数を稼ぐ可能性もありますね。開幕節ではパトリックに仕掛けて相手にレッドカードを獲得させるという寝技も披露しており、その期待値は爆上がり。我々が鈴木優磨に期待する全てを体現してくれることでしょう。さっぱり代表に呼ばれなくなっているので、持ち前の闘争本能をJリーグにぶつけて欲しいですね。

・穴△ 京都

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昨年はJ2で2位の45枚の警告をゲットした京都は、久々のJ1でも暴れてくれることでしょう。6枚のイエローをゲットした飯田貴敬、中盤で相手を狩り続けて6枚のイエローを手に入れた川崎颯太などの主力が残留した今年も期待ができます。J1はJ2よりもプレースピードが速く、昇格チームはカードが増える傾向が見られるので、序盤は特にカードがかさむのではないでしょうか。また、J1昇格ということで大量の選手を加入させていますが、その中でも注目したいのは仙台から移籍してきたアピアタウィア久です。仙台に正式加入した昨年はCBとして8枚のイエローカードを獲得。1試合2枚での退場も経験し、今年も数多くのカードをもらうのではないでしょうか。加えて、どう考えてもいらないイエローカードのもらい方に定評がある”走るビックリ箱”マルティノスを加入させているのも気になります。シーズン前の親善試合では「あのマルティノスが守備をしている」という怪情報もあり、途中加入してわずか378分の出場で4枚のイエローを獲得したイスマイラ選手と共に、前線で確かな働きをしてくれることでしょう。

・大穴☆ 柏

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34枚というJ1で11位の少なさながら、今年は激増する可能性があるかもしれません。その理由は選手の大量離脱・加入です。クリスティアーノ、神谷、仲間、瀬川など、前線の選手を中心に大量に離脱しました。守備は前線から構築するのが生命線なので、新加入選手がうまくフィットしないようだと、ツケの回った後ろの選手に負担がかかり、じゃんじゃんカードが増えていく可能性もありますね。ただ、ヒシャルジソンの放出はかなりの痛手。2021年は4枚と控え目でしたが、2020年はJ1で10枚、2019年はJ2で11枚とかなりのハイアベレージを記録している押しも押されぬエースでした。離脱が悔やまれてなりません。その穴を埋めるためにも、昨シーズン2退場を含む7枚のカードを獲得した上島拓巳を始めとする、若手選手たちの一層の奮起が求められるでしょう。ネルシーニョ監督の掲げるVITORIA(勝利)を実現するためには、多少のカードもやむを得ないのです。


■J2

・本命◎ ジェフユナイテッド千葉

Screenshot 2022-03-01 at 10-13-12 前回王者を苦しめた強固な守備とコロナ【天皇杯3回戦】川崎(J1)vs千葉(J2)(宇都宮徹壱) - 個人 - Yahoo ニュース

Jリーグで唯一50枚の大台に乗せ、55枚というぶっちぎりのカード枚数を誇る千葉のJ2戦線での優位は今年も動きません。15節まで出場がなかったにも関わらず6枚を獲得した田口泰士、18節までノーカードだったのに19節で一発退場を食らったことで吹っ切れたのか、そこから7枚を荒稼ぎしたチャン・ミンギュ、前線ながら無謀なタックルを再三仕掛けて6枚をゲットしたサウダーニャなど、攻守の各ポジションに隙の無い人材を配置。守護神新井章太が1枚もカードをもらってないところが唯一の弱点でしょうか。さすがJ2で唯一フェアプレー賞をもらえなかったチームだけあります。足を刈ることに躊躇がないように見える現在のサッカーを作り上げ、勝負の3年目を迎えるユン・ジョンファン監督も選手にいろんな気合いを注入していることと思われますし、さらなる上積みも期待できます。また、今年はここに新戦力として、C大阪ですべて途中出場から3枚のカードをもらった高木俊幸(そのうち1枚はたった9分の出場)、鹿島から岩手へのレンタル中に17試合で3枚をもらった佐々木翔悟、そして海のものとも山のものともつかないダニエル・アウベス別人など、期待のできる選手たちが新加入します。J2においては鉄板の本命でしょう。夢を叶えて欲しい!

・対抗〇 栃木

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昨年は43枚ゲットで千葉、京都に次ぐJ2で3位タイのカードを獲得した栃木SC。2021年は矢野貴章、豊田陽平の元日本代表FWコンビが揃ってイエローカードをもらった35節町田戦が非常に印象的ですね。対抗に上げた理由はその伸びしろです。守備の要でカードも少なかったCBの柳育崇が岡山に移籍してしまい、その後釜によってはカードが激増する可能性も少なくはないと見ました。開幕節でもきっちりと2枚のイエローをゲットしています。ただ、監督が代わったというのがどちらに転ぶかはまだ未知数ですね。田坂監督が展開していた塹壕誘引のフィジカルサッカーならば自然とカードの枚数は増えていくでしょうが、新しく就任した時崎監督がこれから栃木でどのようなサッカーを展開させていくのか。J3福島での28試合で33枚という結果を見る限り、決してカードの枚数は少なくないので、期待は持てますね。また、もう1つの不安材料として上げられるのが、GKオビ・パウエル・オビンナの期限付き移籍終了です。横浜FMから期限付きで移籍し、21節から出場したのですが、なぜかそれから3枚のイエローをゲット。出場停止リーチまでいってます。GKでイエローを多数もらうのは珍しいため、代わりを獲得することはかなり困難です。ただ、一昨年も昨年も栃木にローンで来てるため、今年も途中でしれっと戻ってきているかもしれませんので、そこを期待しましょう。

・穴△ いわてグルージャ盛岡

ブレンネル選手 顔写真

本命に近いという下馬評もある昇格チームいわてグルージャ盛岡。実は2021年のJ3で28試合で42枚という数字は、1試合1.5枚というJ1からJ3を通してトップの値なのです。開幕節でも千葉を相手に2枚のイエローをきっちりとゲットしたところに、地力を感じます。そんないわてのエースはやはりブレンネルです。昨年は、前線にも関わらずレッドカード1枚を含む10枚のカードを荒稼ぎ。退場を命じられた15節熊本戦では判定後に執拗な抗議と乱暴な行為で、レッドカードの1試合にプラスして2試合出場停止おかわりとフォロースルーもばっちりです。激しさと気性の荒さを兼ね備えるプレーヤーで、開幕節ではカードをもらいませんでしたが、終盤のチャンスでパスをくれなかった味方に信じられないほどの剣幕で怒っていました。よりストレスの溜まる展開となりそうなJ2において、その爆発が期待できますね。また、比較的警告の少なかったディフェンス陣も、カテゴリーが上がったことでカードが嵩むことも予想できます。Jリーグ歴代カード獲得枚数個人部門で上位につける秋田豊監督の下で特殊な訓練も積んでいることと思われ、たいへん楽しみですね。

・大穴☆ 町田

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栃木に次ぐ42枚のカードをゲットした町田は、継続性という点で伸びる可能性があります。中心選手はCBの深津康太。2020年は4枚だったものの、昨年は8枚という爆発的成長を見せています。その倍率で行くと、今年は16枚となりますので、ぜひ期待していきたいですね。また、隠れエースは前線のドゥドゥ。10節から加入して途中出場が続くものの、その短い時間の中でもきっちりとカードを獲得。最終的にはスタメンになって、前線ながら出場約1000分で5枚というハイアベレージを披露しました。仮にJ2でフル出場の場合には15枚以上のカードが計算できることになり、潜在能力の高さを感じますね。ドゥドゥは今年も残留して、2節にはきっちりとイエローカードをゲット。開幕節から短い時間でカードを貰った鄭大世とともに、町田の前線を引っ張る存在となることは間違いないでしょう。

その他にも、J1は「この世で一番美しいDOGSO」を開幕節で披露した扇原を擁し、すでに3試合でイエロー7枚、レッド1枚をゲットした神戸、レッド2枚を同日にたたき出した横浜FM、戦慄ののど輪締めを披露した明本擁する浦和など強豪ぞろい。J2は逆に1人の退場者も出していない不気味な静かさを見せていて、そのバランスがいつ崩れるのか予断を許しません。

いやー、今年のJリーグでイエローカード枚数トップがどこになるのか楽しみですね!みなさんも積極的に予想をしていきましょう。答え合わせは12月!

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