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Jリーグスローガン紹介2020【J3編】

Jリーグ再開しないやん、そしたらみんな暇やん。だからな、わしは今年はJ3のスローガンも紹介することにしました! こ、今年だけなんだからね!
※U-23は除きました。

J1編はこちら!

J2編はこちら!


八戸

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八戸が持つ潜在能力。それは無限大。
その無限大のパワーと可能性を全緑で追求しよう。
全緑、MUGENDAI。

「全緑、MUGENDAI」

どっかで見たことあるなー、と思ったら、2018年の松本山雅のスローガン「One Soul 全緑登頂」でした!

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チームカラーが緑のチームが「全力」を「全緑」にカスタマイズしてしまう初歩的なミスはよくあることです。そろそろ東京Vあたりもやり出すのではないでしょうか。しかし、今回の八戸の場合は「全緑」よりもパワーがあるのが「MUGENDAI」。急にアルファベット。どうしたどうした、欧米かこの野郎。「MU」で始まるアルファベットを見るとAVシリーズ「MUTEKI」を思い出すのは私だけでしょうか? ともかくいきなりのアルファベット無限大でかなり出鼻を挫かれます。そして、説明も「八戸が持つ潜在能力。それは無限大。」と要所を5か所くらいすっ飛ばしたかなりの快速急行状態。飛ばされた経堂駅のことも考えてあげてください。その後に続く「その無限大のパワーと可能性を全緑で追求しよう。」ともはやここらへんは特急をすっ飛ばして東北新幹線はやぶさであり、青森を通り越して函館まで行ってしまいそうである。ただ、人間はあまりにも突飛なことを言われると疑問に思わずになんとなくその言葉を信じてしまう傾向があります。ビートたけしが「それでは、みなさんには殺し合いをしてもらいます」と言ったのは正しかったのです。八戸におかれましてはMUGENDAIの可能性でMUTEKIでMUBOUBIでMUJIRUSHIRYOHINなシーズンを送っていただきたいと考えております。最後に八戸はなぜかスローガンの画像を2種類用意していて、一切説明がないのでご紹介します。

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単純に、なぜ2種類あるの


岩手

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わたしたちいわてグルージャ盛岡の使命。

それは、スポーツの領域を超え、世代と地域を繋ぎ、盛岡・岩手に携わるすべての人々の生活に息づいたプロサッカークラブとなることです。

2016シーズン、グルージャ盛岡は「一岩」をスローガンに掲げながら、応援して下さる皆様の期待を大いに裏切る事態を招いてしまいました。

2017シーズンより経営陣を刷新し、クラブはRESTARTを切りますが、一連の事態を踏まえ、改めてファン・サポーターをはじめとする皆様との絆の大切さを実感するに至りました。

この想いを将来、どんなときも忘れることなく、「一岩」となって最後まで諦めず戦い、夢と感動と興奮を皆様と共に分かち合えるクラブになることを、いわてグルージャ盛岡は目指し続けます。


デザインコンセプト

時代にとらわれず、いわてグルージャ盛岡の想いの象徴として普遍的に使用するため、限りなくシンプルなデザインで「一岩」を構成しています。

◎エンブレム全体の形は、岩手県をイメージしながら盾を想起するレベルまで抽象化し成形しています

◎シャープな三角形は、岩手山をはじめとする山々とリアス式海岸の形状を表しています

◎岩の合間に描かれた五角形は、サッカーボールの象徴を表します

◎モノトーンの図形には、WINの文字が隠れており、必勝に向けた想いが込められています

「一岩 ICHIGAN」

今年だけでなく、ずっと掲げてるスローガンだそうです。岩手から「岩」の文字をとって「一岩」としてるのは、岩手だけが使えるスローガンということでいいのではないでしょうか。2019年広島、2020年岐阜と「ICHIGAN」が被っていますが、2016年からやっている上に岩手に由来する漢字を使っているので、起源を主張する際には優位に立てそうです。この際なので「だいしゅきホールド」という言葉も岩手が起源だと主張してはどうでしょうか。さて、岩手のスローガンですが、とにかく説明が長いです。こんなに長いと5組の田中さんが貧血で倒れた拍子に頭を打ってスタンド能力に目覚めてしまうではありませんか。内容を読んでみたのですが、ともかくデザインコンセプトの説明が長い。セックスの最中に一々「この手首のスナップどう?」と聞いてくる男のようです。こんなに長々と説明されると途中から読むのを諦める人が大半ではないでしょうか。もし「このデザインはナチスドイツのハーケンクロイツをイメージしていて純粋なる岩手県人が日本において優越する象徴となり」などと書かれていても気づかない可能性があります。5組の田中さんが倒れないためにもデザインコンセプトの説明はほどほどにしましょう。田中さんのスタンド能力は「クイーン・オブ・ベルマーク」でベルマークを回収するのがめっちゃ早くなるというものです。


秋田

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「クラブとファン・サポーター、秋田の方々が『一致団結』すること」「目の前の一戦一戦の『結果』にこだわる姿勢」「一人でも多くの方々にスタジアムに来てもらえるよう、地域に愛されるクラブを目指し地域に根付いた活動を通して地域とクラブを『結ぶ』」という想いを「結」という文字に込めております。

クラブスローガンの書について

ブラウブリッツ秋田のスローガンは毎シーズン一文字で表現させていただいております。
この力強い思いの込もった書は、株式会社薮崎動力工業の薮崎太代表取締役社長にご支援・ご協力いただき、由利本荘市の書道家・藤原豊道先生に揮毫いただきました。

「結」

スローガンの紙が小さい!! 集合写真の中で一緒に取られているせいもあり、文字を視認するのが難しいくらい小さいです。これだけ小さいと、字を書いた書道家の藤原豊道先生にも申し訳が立たないというもの。極左スローガン推進連盟の我々としては、選手の写真などどうでもいいのでスローガンを選手全員の裸体に念仏のように書き連ねて、かわいそうに耳に書くことを忘れた選手は鬼に見つかって耳を引きちぎられ、以後耳なしフットボーラーとして活躍してほしいものなのです。すいません、我を失ってしまいました。スローガン自体に戻りますが、「結」というのはいかにも地味。言葉自体もありふれているし、カラーも白黒。これでは秋田のヤングたちの心を掴むことはできません。もうちょっと派手にやってもいいのではないでしょうか。同じ街のバスケチームを参考にしてみましょうか。

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「In10sity for AKITA!」

溢れ出る地方のスーパーマーケット感! 派手ならいいってものでもありませんでした! もう秋田は好きにしてください!


福島

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2020チームスローガンが決定しましたのでお知らせいたします。

ひとりひとりが志を高く持ち、更なる高みを目指し、進化・成長し続けていくという想いを込めました。

「進化~EVOLUTION~」

福島は割と普通のスローガンを出してきました。「進化」という言葉はスローガン界の「おはよう」に当たるくらいありふれていると常々主張していて、「EVOLUTION」と合わせるとなると「おはよう、調子どう?」くらいの定番挨拶ハッピーセットであり、「I'm fine, thank you」と答えそうになってしまいます。それでも、昨今の「成長しなきゃ死んじゃう信仰」に合わせる形で必ずどこかのチームは使っている印象です。このスローガンの特徴は見た2秒後にスローガンを忘れることであり、高齢者の増大による社会の記憶のあやふやさを風刺していると言ってもいいでしょう。デザインはJ3の中では抜群にかっこいいです。さて、そんな福島ユナイテッドですが、一昨年から一つ懸案事項があるのです。去年はスローガンは特にありませんでしたが、一昨年のあの禍々しいスローガンの扱いをどうするのか……と思っていたら、こんな記載がありました。

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うそでしょ!!? これ続けるの!?

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Y.S.C.C.横浜

スローガン

「やってやろうぜ +1」

WHY!!? なんなんだよ、このスローガン! 「やってやろうぜ」はなんかやったろうじゃん感が出てていいんですが、「+1」に一切説明がないのはだめでしょうよ! いったいわたしの体に何をプラスしようとしてるの!? 結局わたしの体目当てなんでしょ! そうよ、私知ってるんだから! と落ち着きを失ってしまいそうになるこの不安感。マジで一体なにを「やってやろうぜ」にプラスするんですか、「ど」を追加して「やどってやろうぜ」と寄生虫宣言なのか、「と」を追加して「やとってやろうぜ」とドクターストレッチ底辺雇用宣言なのでしょうか。不安で仕方ありません。そう思うと、やってやろうぜのフォントの不自然な並び方、左上空から暗闇に差す光のようなデザイン、なぜか「PLUS ONE」とふられているアルファベットとすべてが怪しく見えてきます。こ、こんな殺人鬼のいる部屋で寝られるか! 俺はこの部屋から出ていくぜ! 普段はスローガンは説明不要とたびたび言っていますが、ここまで意味がよくわからないとサポーターも不安になってくるかと思います。すでに新体制発表会は終わっていますが、Jリーグも延期になっているので、スローガンを説明する会をリモートで開いてはいかがでしょうか。少なくとも僕だけは参加します。


相模原

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指 針
変革は1年ではならない。さらに積み上げて、変革を進めてゆく。

「変革2020」

とにかく、これを思い出してしまってそれ以上思考が発展しません。

「変革」というありがちでお堅いスローガンではなく、この中から選んではどうでしょうか。俺が選ぶなら「取引先に乳首を送るな」ですね。ご検討ください。


長野

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2020シーズンはAC長野パルセイロにとって「変革の年(Change!)」と位置付けており、飛躍のための強固な土台を築く、非常に重要な1年となります。

チームは大きく生まれ変わります。横山・佐野両監督の下、決意・覚悟を持って残った選手、新たに加入した選手、有望な若手選手との融合を図り、鍛え上げ、飛躍のための強固な土台を築き、J2昇格・なでしこ1部復帰にChallenge(挑戦)してまいります。

クラブのビジネス規模を継続的に拡大する、強固な土台を築く一環として、新たにJリーグワンタッチパスを導入し、スタジアムへの来場者数増にChallenge(挑戦)してまいります。

また、「がんばろう長野」を合言葉に、被災した長野地域の復興のため、スポーツを通じた復興支援活動に継続して取り組んでまいります。

スローガンロゴデザインの象徴的なCの文字には、Challenge(挑戦)/Communication(コミュニケーション)/Creative(創意工夫)の意味を内包しています。創意工夫することで様々な質を高め、コミュニケーションを取りながらチームとして連動し、変革のために果敢に挑戦していく、クラブの強い意志を表現しました。

【スローガンロゴ制作協力】

NSSワークス株式会社

「CHANGE!」

なんかキムタクのドラマでありそうなスローガンですね、月9とかで。と思ったら、ほんとにあった。

 子どもたちに囲まれながら充実した日々を送っていた小学校教師(木村拓哉)。政治になどまったく興味を持っていなかった男が、ある事情から議員へ、そして総理大臣へとかつぎ出される。
 小学校教師が総理大臣に?! まさに青天の霹靂(へきれき)……。政界・永田町で海千山千の政治家たちに翻弄(ほんろう)されながらも、同じく日本を良くしたいという想いを秘めた人々と奮闘していく。庶民感覚を忘れずに、普通の人の目線で、臆せずに分からないことは分からないと言える、そんな総理の姿が周りの人間にも影響を与えていくことになるのだった。

全然どんなドラマか覚えてないけど「破天荒な主人公が常識を打ち破って凝り固まった周りの人間を溶かしていく」というキムタク文脈がしっかり踏襲されていて安心しました。さて、私の頭の中は常識外れなことをしてヒロインの深津絵里が「もう信じられない、なんなんですか!?」と怒鳴られてるキムタクの姿でいっぱいになってるのですが、スローガンの話をしましょう。長野のスローガンの説明を読むとわかるのですが、「意味詰込み症候群」に陥っているのがわかります。「スローガンロゴデザインの象徴的なCの文字には、Challenge(挑戦)/Communication(コミュニケーション)/Creative(創意工夫)の意味を内包しています。」と言っていますが、いくらなんでも「C」に多くのものを背負わせすぎです。浦和で責任を背負うよりも重いでしょう。その結果として「創意工夫することで様々な質を高め、コミュニケーションを取りながらチームとして連動し、変革のために果敢に挑戦していく、クラブの強い意志を表現しました。」という、クラブの強い意志を表現したと言ってるわりには、どこに強い意志を集中しているのかわからないという事態に陥っています。スローガンはシンプルイズベスト、あまり意味を持たせすぎない方がよいのではないでしょうか。ということで、来年のスローガンはキムタクにあやかって「ちょまてよ!」でどうでしょうか。「キムタク」以外の意味はないので、オススメです。


富山

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「頂点」とは、ズバリ! 「J3優勝・J2復帰」という目標です。

私たち富山県民の誇り・心のよりどころである、あの標高3000m級の立山連峰のように、監督・コーチ・選手、そしてフロントが力を合わせて、昨年以上に攻撃的なサッカーを展開して、必ず達成(登頂)したいと思います。

また、「頂」という文字には、「より多くのお客さまにご観戦頂きたい」、「より多くのスポンサー様からご支援頂きたい」という気持ち、すなわち、カターレ富山と皆さまとの絆をより深め、心ひとつになり、そのパワーをお借りしたいという願いも込めました。

また、「点」には、昨年は引き分けが10試合と多く、1点に泣いた場面が多かった反省から、常に「あと1点多く取る」、「この1点リードを最後まで守り抜く」という「1点の価値にこだわり大切にする」アグレッシブな気持ちを込めました。

「頂点 ~心ひとつに~」

画像がデカい!! デカすぎてリンクのサムネをはみ出してる!! 「客が食べきれないほど多くの料理を出すのが礼儀」という古代富山県民の風習にならったのでしょう。さて、そんな #slogandekasou な富山ですが、説明もデカさが際立っています。「あの標高3000m級の立山連峰のように、監督・コーチ・選手、そしてフロントが力を合わせて、昨年以上に攻撃的なサッカーを展開して」と理屈がついてるようで全く意味不明な論理を展開する導入部は最高の出来です。「立山連峰のように力を合わせて攻撃的なサッカー」ってなんですか。そして、次の段ではさらに日本語が怪しくなります。「「頂」という文字には、「より多くのお客さまにご観戦頂きたい」、「より多くのスポンサー様からご支援頂きたい」という気持ち、すなわち、カターレ富山と皆さまとの絆をより深め、心ひとつになり、そのパワーをお借りしたいという願い」などは、もはや一見でさえ文章がよくわからない始末です。そして、最後は戦術にまで踏み込んで、攻めるんだか守るんだかよくわからない感じにもなっていますが、むりやり「頂点」という漢字にそこまでの意味を付与しなくてもよいのではないでしょうか。ともかく、今年の富山はデカいスローガンでガバガバサッカーを展開していただきたいものです。僕がスローガンを選ぶとしたら「富山の魚はすげーうまい」です。


藤枝

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昨シーズンは、クラブとしてのスローガン「一体感」にサブタイトル「挑む」を掲げ、リーグ優勝と上のカテゴリーに進む準備をしてきました。リーグ優勝はできませんでしたが、Jリーグ加盟以来、最高の3位という成績を残す事ができました。そして、J2ライセンス取得の目途が立ちましたので、今シーズンは「一体感」を持ってJ2昇格に「挑み」ます。

「一体感 挑む」

去年のスローガンは「一体感」に「挑む」を加えたもので、今年もそれを継続するそうです。「一体感」という言葉はけっこう日本のスポーツ界ではとても重要な感覚で、「チームの一体感が欠如している」とか言っておけばなんかすげー問題があるような気がしてくる魔法のワードなのです。一体感なんぞなくても別に勝てばいいわけで、一体感があって負けてるチームとかほんとにダメだと思うんですが、そうでもないようです。某中田一三監督もそんなこと言われてクビになってましたし、ひいては日本に来た外国人監督が「コミュニケーション」を問題視される遠因ともなっております。話が脱線しましたが、スローガンに戻りましょう。デザインなのですが、この上下の分断はどういうことなのでしょうか。色が違うのはともかく、フォントも全く統一感ゼロ。ヨーロッパポジショナルプレー派とジャパニーズポゼッション派の藤枝市内における分断を象徴しているという説もあるのですが、スローガンの中で一体感がないという恐ろしい事態になっています。まずはチームの一体感を作る前に、スローガンの一体感を醸成するのが先ではないでしょうか。というか、見るたびに目がなんかバグるので来年はよろしくお願いします。


沼津

2020スローガン 「輝け ~躍動 繋がる 夢~」-1024x724

「輝け~躍動 繋がる 夢~」

第91回選抜高等学校野球大会のテーマ、ではありません。「輝け」「躍動」「繋がる」「夢」などの高野連感触れるワードの数々が眩しくて、目が潰れそうです。今にも高校球児が現れて内野守備練習を始めそうな、そんなビビッドなスローガンとなっています。結果的に、残念ながら中止となってしまった春の甲子園への鎮魂歌となってしまいました。ただ、このスローガンはちょっと爽やかすぎるのではないでしょうか。泥にまみれたプロとしてはいかがなものか、そう思わざるを得ません。なので、「ハッピーアワー~角ハイ100円 生半額 ナカおかわり1杯無料」とかはどうでしょうか。だめですか。「せんべろセット~小鉢2品 ドリンク2杯 煮込みか枝豆」ならばどうでしょうか。やっぱりだめですか、そうですか。あと、急に気づいたのですが、スローガンの中に「繋がる」が入っていてここにも「繋ぐ」勢力の残党が生き残っていたことを思い出します。磐田発で静岡東部まで感染が認められました。これから横浜あたりが侵食されていくものと思われますので、皆様ご注意ください。


岐阜

https://www.fc-gifu.com/news_information/55804.html

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2020チームスローガンが決定いたしましたので、お知らせします。

スローガンは『ICHIGAN -Fight together-』。

チーム、フロント、FC岐阜にかかわる全ての皆さまがひとつになり、一戦一戦を戦い抜いてJ2昇格を目指す決意を表しています。

今シーズンも皆さまの熱いご声援をよろしくお願い申し上げます。

「ICHIGAN -Fight together-」

J1編の横浜FMの項で紹介したとおり、2019年の広島とモロ被りしてしまっています。

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「ICHIGAN」が被ってるのは岩手ともですが「Fight together」まで被ってるとなるともう言い逃れはできません。2019年とタイムラグが短いので「忘れていた」という言い逃れも厳しい気がします。早く犯行を認めて楽になってはどうでしょうか。ただ、どちらにせよ新しいスローガンは考えなければいけません。どうせパクるならもう忘却の彼方に飛んで文句も言われそうなところでどうでしょうか。私のお勧めは2013年群馬のスローガン「新鮮力 Powered by Freshness」です。

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今にも西友の生鮮食品売り場でタイムセールが始まってしまいそうなこの臨場感は、自分の中での歴代スローガンベスト5に確実に入ってくるものです。また、群馬もこのスローガンのことは忘れたいに違いないので、パクっても文句は言われなそうです。ぜひご検討ください!


鳥取

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Jリーグ参入から10年、JFL全国リーグ参戦から20年。2020年は節目の年となります。
全国リーグで戦えるの?Jリーグは夢物語では?
その壁を打ち破ったのは、情熱。そしてその情熱に感動して協力してくださった多くの皆さんの支えでした。
節目の年、初心を大切に【情熱2020】をクラブスローガンとしました。

「情熱2020」

一瞬でヴァイオリンを演奏する葉加瀬太郎の姿が思い浮かんでくるスローガンになりました。耳には「情熱大陸」のテーマがビンビンに響いています。そのスローガンどおり、説明もエモーショナル。「全国リーグで戦えるの?Jリーグは夢物語では?」と急に過去に戻っての問いかけから入り、「その壁を打ち破ったのは、情熱。」と2秒で答えを出しています。「孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。 なぜなら彼もまた特別な存在だからです。」と往年のヴェルタースオリジナル並の速度で答えを出してくるこのスピード感。さすがGMが元野人の岡野さん。自分の足並みにアンサーも素早く出していきます。さて、そんなスローガンですが、なんか今年はやけに「2020」を使うチームが目立つなーといまさら思いました。たぶんゾロ目っぽくて見た目の字面がバランスいいんでしょうね。なので、次に真のゾロ目が揃う2222年のスローガンがどうなるのか私は調査を継続しようと考えています。その頃には鳥取は砂丘の下で地下都市になっていて、日本政府からの迫害を逃れた鳥取県民がパルチザン活動を行っているでしょう。楽しみです。


讃岐

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「ALL FOR SANUKI」???

スローガンのページは「準備中」、しかし、シーズンパスのページでは「ALL FOR SANUKI」がコーポレートスローガンとして紹介されているという状態です。非常にスローガン研究家を混乱させる作りとなっており、かなりの警戒感が伺えます。わたし、負けない! ということで、いったん「ALL FOR SANUKI」で手を打ちましょう。さて、Jリーグのスローガンで割とよく見かける「ALL FOR ○○」なのですが、そのスローガンを掲げるチームがALL FORできていた試しをついぞ見たことがありません。讃岐は近年お家騒動的なこともあったのでこういうスローガンを掲げざるを得ないのかもしれませんが、できもしないことを掲げても仕方ありません。ここはいっそのこと讃岐という土地柄を利用して「ALL FOR UDON」で一致団結してはどうでしょうか? 讃岐でうどんが嫌いなんて人はいません。チームのために団結することは難しくても、うどんのためなら俺は戦える。そんな選手が多数いることが予想されます。著作権は放棄しますので、ご入用の場合には自由にお使いください。


今治

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「2020シーズンのスローガンは「深化成長」です。5年間がむしゃらに走ってきました。振り返ってみると、2017年に立てた中期計画の目標を多数達成していることがわかりました。ユースチームの立ち上げ、ジュニアチームの立ち上げ、NPフィールド波止浜の人工芝化、岡田メソッドの書籍化、達成すると同時に成果も出ています。Jに上がるということで、勢いがあります。そんなときこそやみくもに前進するのではなく「より深める、より高める、より強める」ことができるよう、一歩一歩力をつけていきたいと考えています。

「深化成長」

「深化」はスローガン界においては頻出ワードですし、「成長」は昨今の社会全体のキーワードなので、この2つを組み合わせるのはなんかすごくいかにもという感じです。というのも、今治FCのHPを見てみると「ミッションステートメント」、「今治フィロソフィー」、「グローバルに通用するコンプライアンスの遵守」などの言葉が躍っており、いかにも外資出身の社長のクラブだなあと。そうなると、この「深化成長」というスローガンも外資っぽく見えてくるから不思議なものです。「焼酎三杯」とか「骨折女優」とかでもそう見えるんじゃないでしょうか。人間の先入観とはおそろしいものです。スローガン自体としてはデザインがあるわけでもないのでなんともコメントしづらく。HPにスローガンっぽいのばっかりなので、特に目立ったスローガンというのも必要ではないのかもしれません。ただ、このページを見ていたら、なんかマスコットっぽいのがいました。

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誰だお前。確かバリィさんは公式マスコットではなかったはずなので、ついに今治に公式マスコット誕生なのでしょうか。はたまた、単に通りがかった野良マスコットなのか。今治の今後から目が離せません!


熊本

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「繋続〜TSUNAGI〜」

読み:つなぎ

2020年、ロアッソ熊本は更なる進化を求めて、クラブ・チーム・サポーター全員が心を繋ぎ、一つとなって『これから』の未来に繋がる、未来に続くクラブを目指します。

「繋続〜TSUNAGI〜」

J2の磐田のところでも説明したのですが、死んだと思っていた「繋ぐ」が生きていたのは朗報です。ただ、そこでも書いたのですが、なんで「繋”ぎ”」なんでしょうか。いや、元々「続」を「ぎ」って読むならそれでもいいんですけど、読まないじゃないですからしレンコン。なぜわざわざ「ぎ」にするのか……? と思って調べたのですが、夏目漱石の作品でそういう読み方をさせているそうです。ただ、なぜ急に夏目漱石の言葉を引っ張り出してきたのかは不明です。熊本で教師をしていたことがあるからでしょうか。教えてくまモン! さて、「つなぎ」問題は一旦置いておくとして、「繋」に「続」をくっつけていて、繋ぐことに対する並々ならぬ思いを感じており、ちょっと怖いです。「繋がった上にその状態を続ける」という単に「繋ぐ」よりも明らかに段階を進めていて、この先は「永久繋続」「僕と君は同一であり一体」「人類は一つの知能体として融合すべき」というヤバい思想に発展しそうです。その行き着くところは人類総くまモン計画ではないかと思っているのですが、いったん正気を取り戻して欲しい。俺が。ところで、デザイン的に文字の中身が真っ白なのですが、サッカーの内容も真っ白、とならないことを祈らせていただきます。


鹿児島

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大きな悔しさを味わった2019シーズンが終わり、今年はJ3での戦いに

「J3優勝」という新たな目標に向け、
鹿児島ユナイテッドFCはどんな時でも前を見て、
何度でも立ち上がり続けます。

常に我々の根底にあるものは、
ファン、サポーター、クラブに関わるすべての皆様への感謝。

ピッチで感謝の気持ちを表現し、
全員で喜び合えるその瞬間まで、
全力で戦います。

「STAND UP!! Grateful to Kagoshima」

立ち上がってしまう、鹿児島は立ち上がってしまうのです。昨シーズンは最終節ぎりぎりでJ3に降格して地獄に叩き落された感があり、そこから立ち上がるというのはいいスローガンなんじゃないでしょうか。ただ、その後に急に鹿児島に感謝してしまってびっくりする。ヤンチャしていたヤンキーが高校卒業と同時に急に母親に感謝しちゃう感じでしょうか。言われた鹿児島も「あ、はい」と鳩が豆鉄砲食らったような顔をするしかありません。なんかいろんなスローガンとか見てると「感謝」と「成長」というのが昨今の社会のキーワードだなあという感じがします。常に成長し続けて感謝しないといけない社会というのは息苦しい感じがします。もっと適当に生きていいのに。ただ、鹿児島におかれましては今年昇格できなかった場合には感謝を謝罪にしていくしかなく、来年は「謝罪」、再来年は「土下座」、その翌年は「ケジメで小指」と立ち上がることすらままならなくなってしまうので、ぜひ今年はシュートにもパスにもオウンゴールにもマジ感謝しまくって成長して俺は鹿児島生まれ鹿児島育ち桜島大根だいたい友達してください。ちなみに「日本語ラッパーは感謝しすぎ」という風説がありますが、デマらしいです。


Jリーグ、早く再開してくれー!!!


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