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Jリーグスローガン紹介2020【J1編】

さあ、来ましたよ、スローガンの季節が!! この記事で自分のnoteは年間のピークを迎え、そこからは惰性で書き物をします。スポンサーからの圧力、クラブ内での権力闘争、コンサルの無茶振り、社長のポエム、それらの複雑な要素が絡み合い、年末年始の忙しさの中で無理矢理生み出された言葉の数々はもはや芸術の域に達しています! シーズンが始まるとスローガンがシャレにならない状態になってることも予想されるので、まだシーズンが始まる前のこの時期にしか味わえない絶妙の感覚をぜひご賞味ください!

昨年の記事はこちら!

今年のJ2編はこちら!

追加のJ3編はこちら!


それではどうぞ!

北海道

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このスローガンは、選手、スタッフはもちろん、クラブに関わる全ての人が“北海道”を背負って、クラブとしてはJ1定着、さらにはACL、選手たちも日本代表、海外クラブへのステップアップなどを目標に、全員が成長しながら世界を目指していく心意気で日々の練習や業務に邁進する覚悟を表しています。
もちろん、「世界」を語るには時期尚早かもしれませんが、このスローガンは1年限りのものではありません。着実にステップアップして世界を意識できるよう、クラブは前進を続けます。

「北海道とともに、世界へ」

昨年と同様でここ数年変わらず。成績が徐々に上向いて昨年はルヴァンカップ決勝にも進出、リーグの順位的にもマジでACLまで5秒前というところまで来ていて、これはそろそろスローガンが叶ってしまうのではないかという情勢であります。こうやってスローガンが徐々に現実に近づいているのを見ると、本来のスローガンとはこうあるべきなのではないかと思いますね。そういう意味では、今季はサブスローガンとして「五輪のマラソンは北方領土でやれ」を掲げていただいて、ぜひ実現に持って行って欲しいものです。あんまり言うこともないし、先を急がなければならないので、最後に同じ街のバスケチームのスローガンを紹介して終わりとします。

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溢れ出るダイイングメッセージ感!! 折茂 Never Die!!!


仙台

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熱結(ねっけつ)、全員の情熱をひとつに結ぶ。
築いた基礎を発展させ、強固なものとし、未来につなげる。

「熱結 LINK to the FUTURE」

いいですね、すごくいいです。僕はですね、スローガン界における常套手段「勝手に熟語を作る」パターンが大好きなんですよ。「情熱」を「結ぶ」ので「熱結」。こういう「知らんがな」という説明が勝手熟語スローガンの醍醐味ですね。そして、これもスローガンの定石パターンなのですが「熟語+英語」もよい。熱を結んで、さらに未来に繋げると。こうして改めて文章にすると意味がよくわかりませんが、とてもいいです。そして、説明が「スローガンポエム」なのも加点対象です。スローガンポエムとは、HPの他の文章では敬語なのに、突然「〇〇だ」「△△する」みたいにタメ口の断定調になってしまうことです。何もない荒野で急に空を見上げて「来る……嵐が……」と呟いているところを想像していただければだいたい合ってるかと思われます。今回の仙台のスローガンは「勝手熟語+唐突英語+スローガンポエム」というスローガン界における三大欲求をすべて満たす大作です! 一気に優勝候補に躍り出ました! おめでとうございます! ちなみに、同じ街の野球チームはこんなスローガンを掲げています!!

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「NOW or NEVER いまこそ 日本一の東北へ」

やるなら今しかないって感じの勇ましいスローガンですが、

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持ってる立花球団社長の顔がイスラムテロ組織に捕まって身代金要求を掲げるジャーナリストくらいに目が死んでるので、ベガルタがなんとかしてあげてください! 今しかない!


鹿島

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2020年は「Football Dream-みせる-」というスローガンのもと、ピッチ上では積極的に主導権を取りにいくスタイルで全てのタイトルを目指し、ビジネスにおいては新たな価値を創造することに挑戦する。恒久的なメインスローガンを胸に、昨季を経て形になりつつある様々な変化をサポーターに「見せる」ことや、ポジティブなフットボールで「魅せる」ことがテーマとなる。「すべては勝利のために」という揺るぎないミッションを体現すべく、新たな鹿島アントラーズをみせる。

「Football Dream-みせる-」

鹿島は今年も「Football Dream+単語1つ」のパターンできました。過去4年の「ともに」「つなぐ」「こえる」「かわる」のラインナップに「みせる」が加わりました。「みせる」を「見せる」と「魅せる」のダブルミーニングで攻めてくるのはスローガン界で古来より用いられる手法であり、その元祖は1970年に北関東で猛威を振るった暴走族「恕那惨」であるという説もあるので、鹿島が採用するのも頷けるというもの。魅せるという意味では、ザーゴ監督就任のドタバタ劇において「いいぞ、もっとやれ」と外野の我々に魅せてくれたのですでにスローガンの目的は達したとも言えるのではないでしょうか。ところで、今年の鹿島のスローガンの説明はかなり雑である。「ピッチ上では積極的に主導権を取りにいくスタイルで全てのタイトルを目指し、ビジネスにおいては新たな価値を創造することに挑戦する」と唐突に全く関係ないことを冒頭で書いているし、最後も「「すべては勝利のために」という揺るぎないミッションを体現すべく」とまたもや聞いたこともないミッションが登場している。「じゃあ、田中さん、先方に請求書出しておいて。それとおっぱい揉ませてもらうからよろしく」と仕事中に唐突に言われたようなもので、あまりにも自然なムーブのでうっかり「はい」と返事をしてしまいそうになってしまう。非常に巧妙な罠であり、鹿島の試合巧者ぶりがわかるというものである。ちなみにどうしても女性の胸を揉みたいときには「揉ませてほしい」とストレートに言うのではなく「左の胸と右の胸、どちらなら揉ませてもらえますか?」と二者択一方式にすると成功の確率が50倍跳ね上がりますが、元々の可能性が0%なので結局50倍しても0%で普通に殴られて訴えられますのでお気を付けください。


浦和

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「浦和のために最後まで走り、闘い、貫く」

去年からの継続ということで、今年も固めのスローガンでハードボイルドにキメるらしいです。いかんせんカッチコチすぎてどうにも解きほぐしようがないのですが、大槻組長のアウトレイジ第二章が継続ということなので、カッチコチのバッキバキでも仕方ないのかもしれません。いっそのこと「浦和のために小指でケジメを」とか「おんどれようケツまくって帰ってきよったのう」「チャカに響きが似てるからアーセナルのジャカが欲しい」とかのYAKUZAスタイルに振り切っていったほうがみんなから理解を得られるかもしれません。しかし、それにしても固い。ちょっと柔らかくするために同じ埼玉県の野球チームを参考にしてみてはどうだろうか?

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埼玉西武ライオンズは、2020シーズンのチームスローガンを「Leolution!」に決定いたしました。

パ・リーグ2連覇を果たした2019シーズン。ライオンズ命名から70 年を迎え、さまざまな分野でも特別な意味を持つ年となる2020年。今年のスローガンには「チーム、そして選手ひとりひとりの変革がライオンズのさらなる栄光時代の幕開けとなる」という想いが込められています。

この新しいスローガンのもと、埼玉西武ライオンズはパ・リーグ3連覇、そして悲願の日本一に向けて2020シーズンを戦ってまいります。

あっ、やっぱり参考にしないほうがいいですね! Jのスローガンは数が多く、野球のスローガンは破壊力が強いという認識です! 現場からは以上です!


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「VITORIA」

J1の舞台に戻ってきた柏ですが、当然のように勝利を意味する「VITORIA」継続です。ネルシーニョ監督がやってる限りこのスローガンは変わりそうにないので、だったら毎年全力でネルシーニョさんが掲げなくてもいいんじゃないか的な感じがするのですが、いかんせん日立内の反ネルシーニョ派がいつ狼煙を上げるかもわからないという事情もあり、それらに対する威嚇という意味でも年イチで高らかにスローガンを宣言する必要があるのでしょう。もはやスローガンというよりもそれはプロパガンダではないかという気もするのですが、権力闘争にプロパガンダは付き物です。ネルシーニョ=VITORIAというくらいまで定着してしまっているので、対抗して反ネルシーニョ派もキャッチーなスローガンを考えましょう。ネルシーニョに対抗する意味も込めて「反VITORIA」とかどうでしょうか。直訳すると「負け」になりますが、主張だけは明確になるのでやむを得ないでしょう! 特にこれ以上もはやスローガン的に言うことはありません。端的にチーム編成だけ見るとACL出るのかってくらい人数過多なので、「途中で暇そうなの首切る」とかの現実的な目標をサブスローガンとしていただきたい。


FC東京

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「強く、愛されるチームをめざして」

今年もどうやらこのスローガンを継続するらしいです。正気か。3年連続で同じスローガンなのですが、ロゴを特に作ってるわけでもなく、公開も別にしてないような感じで、スローガンに対する熱意がJ1で最も低いチームと言えるのではないだろうか。これならばいっそ出さないほうがまだマシというもの。「強く、愛されるチームをめざして」という曖昧な努力目標ではなく、「代々木公園のスタジアムは俺たちがもらった」とか「久保建英はFC東京が育てた」とか「横浜FM絶対殺すマン」とか「五輪やめろよ」とか具体的かつ俺たちのTOKYOでパリピでアゲ↑アゲ↑なスローガンでかませyeah yeah yeah 気分上々にしてもらいたいのだがそれは遠い夢である。ちなみに、渋谷というアゲアゲタウンをホームに持つBリーグのサンロッカーズ渋谷はこんなスローガンを掲げています!

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よ、読めない!! もはや渋谷に言語は不要! 考えるな感じろ!


川崎

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2020シーズンの川崎フロンターレクラブキャッチフレーズは、「GET NEXT 青き意志とともに。」と決定しましたので、お知らせいたします。

昨シーズン「EVER BLUEどこまでも高めていく」のキャッチフレーズのもと、強化においてはリーグ戦、ACL、天皇杯では悔しい結果となったものの、2000年の決勝進出以来、5回目の挑戦で悲願であったルヴァンカップ初優勝を成し遂げることができました。そして、アカデミー出身の生え抜きの選手たちがトップチームで活躍するようになりました。事業においてもリーグ戦17試合中16試合において2万人を超える入場者数を記録し、Jリーグマネジメントカップにおいても1位を獲得することができました。1997年のクラブ設立後、苦しかった時代も多くの皆様とともに乗り越えて、クラブとしてありたい姿に近づくことが出来ました。

そして迎える2020シーズン。強化では出場する全ての大会において「次」のタイトル獲得を目標としつつ、「次」の生え抜き選手の輩出を目指し、川崎市多摩区生田にアカデミーの拠点であり、地域の交流の拠点となるフロンタウン生田の整備を決断しました。事業では川崎市中原区武蔵小杉駅前にカフェも併合する「次」の形態の新グッズショップをオープン予定など、新たな、そして大きな「次」の一歩を踏み出すシーズンとなります。

2020シーズンは、これまでも、これからも川崎フロンターレにかかわってくださる多くの皆様とともに、その青き意志とともに、次を掴み獲りたい。そして私たちのミッションである「スポーツの力で、人を、この街を、もっと笑顔に」をより体現していきたい。そう願い、このキャッチフレーズに決定いたしました。
「GET NEXT 青き意志とともに。」2020シーズンも川崎フロンターレは歩んでまいります。

「GET NEXT 青き意志とともに。」

説明が長い。3段落目の最後で5組の田中さんが貧血で倒れちゃったじゃないですか。というわけで、「GET NEXT」です。なんかいろいろやり遂げちゃったから次やるでー! という感じでしょうか。正直なところ、あらゆる集団はほとんど次のことしか考えてないので、わざわざ言わなくてもという感じはしないでもないですが、そうしたいと言うので、そうさせましょう。去年の「EVER BLUE どこまでも高めていく」もそうだったのですが、川崎のスローガンの優秀なところは「なんか言ってそうで特段たいしたことは言ってない」という点にあると思います。これを「勝点〇〇!!」とか「ACL制覇!」とか「Jリーグ王者奪還!」とか「みなとみらいを火の海に」とかにすると、目標に達しなかったときに責任問題にも発展しかねません。「海が見たい」程度のあくまでなんとなーくな方向性程度のもとに留めておくのがサポーター、クラブ、スポンサーともに穏当な妥協点ではないかと思いますし、みなとみらいは火の海にしてもいいかと思います。さて、貧血で倒れた5組の田中さんが保健室から戻ってきたので、この辺で終わりにします。来年は「風……強い……風が……?」とかでいいと思います。


横浜FM

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2020年シーズンに向けて、話をさせていただきます。チームスローガンは引き続き、『Brave&Challenging 勇猛果敢』を掲げてまた1年間戦っていきたいと思います。今シーズンも魅力的なアタッキング・フットボールを継続して、しかも結果を出すということ。Jリーグ、ACL、またカップ戦すべてのタイトルに挑戦していくということを目標にしていきたいと思います。

「Brave&Challenging 勇猛果敢」

今年も「勇猛果敢」を継続です! 昨年は大分と「勇猛果敢」でまさかの被りを見せてしまった横浜FMですが、今年は被ってるチームはありません! 「おめー、うちら優勝したんだから勇猛果敢譲れよ? な? わかるだろ?」という恫喝めいたムーブがあったのかどうかは定かではありませんが、事前調整の成果だと思います。実際の勇猛果敢ダービーは大分2-0横浜FM、横浜FM1-0大分で、得失点差で負けてるのですが、優勝したほうが勇猛果敢なはずなので、仕方ないでしょう。実際に優勝した時の縁起のいいスローガンなので、次にタイトルから陥落する、あるいは第2のカイケを掴まされるなどの厄年になるまでは継続してもいいのではないでしょうか。ところで、被るで思い出したのですが、今年はとんでもない被りが発生しました。

https://www.fc-gifu.com/news_information/55804.html

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あえなくJ3に落ちてしまった岐阜は今年「ICHIGAN Fight together」というスローガンでいくようです。J3なんで紹介する機会がないなー、と思っていたのですが、おや? 既視感があるな……と調べてみました。

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なんと2019年の広島と被ってしまったのです! おそらく気づいたのは世界で俺一人だけだと思いますが、これは看過できません。今のうちに岐阜はこっそりとスローガンの頭に「M」を足して「Michigan」として「いやー、うちの今年のスローガンはミシガン州! 五大湖みたいにでっかいサッカーするんですわ、ガハハハッ!」と修正しておいてください! 全然マリノスの話をしてませんが、著作権の向こう側からは以上です!


横浜FC

まだ発表なし

相変わらず1チームだけ発表の遅い横浜FC。昨年の発表は2月13日で、キャンプも終わってシーズン入り直前。スローガンを出さないとかならまだいいのですが、出すは出すけどとにかく遅い。スローガン界で牛歩戦術を用いる唯一のクラブチームが横浜FCです。担当さん、忙しいのですね。今年も大幅な遅れが予想されるのですが、そんなのを待ってられないのでとりあえずスローガン記事は公開します。いっそのこと遅れを最大限まで引き延ばして最終節前日とかにして「撃滅!対エスパルス破壊作戦!」とかをスローガンにしてはどうでしょうか。すでに「夏草や兵どもが夢の跡」とか「国破れて山河あり」とか「A級戦犯を探せ」とかのスローガンを出さざるを得ない状態になってるかもしれませんが、それはそれでご愛敬ということで。出したら追記します! 待ってます!

(2020/2/12追記)

スローガンを待ち続けて眠れない夜もありました。食事中にふいに涙が止まらなくなる時もありました。私はほとんど日課のように横浜FCのHPを見に行っていました。

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タグを閉じ忘れているときもありました。

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完全なる真空になっているときもありました(というか、今もクラブ概要のスローガンの項目は空のままである)。そうしてひたすら十五年の歳月を待ち続けた結果、ついに横浜FCのスローガン発表となりました!

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■2020クラブスローガン

「 RECORD THE BLUE 」

2019シーズンは『継続・進化・深化』『すべては勝利のために』というキーワードとともに、横浜FCの普遍的なクラブフィロソフィー(哲学)とバリュー(価値)を定めました。

2020年は「2007年以来、13年ぶりのJ1の舞台」であり「J1へ定着し、ビッグクラブになる」ための礎となる重要な1年です。

そのために2020シーズン、チームとして『TOP10』という目標を掲げました。

13年ぶりのJ1への挑戦、過去の歴史を塗りかえる、新しい挑戦のシーズンにするという意味を込めて『RECORD THE BLUE(青で塗りかえろ)』というスローガンを掲げます。

「RECORD THE BLUE 全ては勝利のために」

開幕に間に合いましたが、なんともコメントのしづらいスローガンとなりました。「RECORD THE BLUE」と言われても……と困惑してしまう諸兄の方が多いのではないでしょうか。翻訳として「(青で塗りかえろ)」と書いてありますが、「RECORD THE BLUE」を青で塗り替えろと訳すのはさすがに無理がある気がする。

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あまり英語に詳しくないので翻訳にかけてみたら「ブルーを録音する」という機械学習の初期みたいな日本語が出てきたので、もしかしたら正しい英語ではないのかもしれません。なので、「(青で塗りかえろ)」の部分は翻訳ではなく、「本気」と書いて「マジ」、「高機動幻想」と書いて「ガンパレード・マーチ」、「カイケ」と書いて「穀潰し」、「メッシ」と書いて「ジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい」などの、「こう読んでいきたい」という願望の表れと捉えることにいたしました。横浜FCにおかれましては、がんがんに青で塗り替えていっていただいて、そのまま隣の川崎Fと区別ができない感じになっていただきたいと思います。あと、気になったのは、説明の英数字のところが全角と半角が混在しているところ。全角英数字も気持ち悪いのですが、全角と半角が混在しているのはその334倍気持ち悪いと阪神タイガースも言っております。また、「2019シーズンは『継続・進化・深化』『すべては勝利のために』というキーワードとともに、横浜FCの普遍的なクラブフィロソフィー(哲学)とバリュー(価値)を定めました。」とありますが、去年のスローガン説明では普遍的なものを定めたとか全然言ってないのにそうしたことになっちゃってるし、『継続・進化・深化』は今年はどこにも見当たらないという破天荒な構成になっています。横浜FCはなぜか各ニュースの最後に問い合わせ先の電話番号を公開しているといういまどき珍しいストロングスタイルのチームですので、どうしても気になる方はお問い合わせください。僕は気にならないので電話しません。

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湘南

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◆込めたメッセージ
湘南ベルマーレとなり20年。
積み上げてきた過去、現在、そして未来に向かって前進していく。

「PROGRESSION -前進-」

いやー、いろいろとありましたな2019年湘南! きちんと振り返ってしまうとパワーがハラしてしまってけっこうまずいことになりそうなので、前を向くしかない! 俺たちは進むしかないんだ! というわけで、「前進」というスローガンは現状のクラブの状態を表すしていてとてもよいのではないでしょうか。一見繁栄と自由を謳歌している現代社会ですが、ちょっと振り返ってみれば人類の歴史はうず高く積み上げられた死体の山の上に成り立っているのです。過去なんか振り返っても仕方がない、そう思うのも仕方がないのかもしれません。しかし、少し待って欲しい。説明を読むと「積み上げてきた過去、現在、そして未来に向かって前進していく。」とある。はい!!? てっきり過去は振り捨てていくのかと思ったのですが、なぜか過去や現在にも前進していくという。「前進とは前に進むことである」という我々の概念を根底から覆し、もはやこれはバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界。湘南最強サポーターである河野防衛大臣がデロリアンに乗って過去に飛び、「くそっ! 何回繰り返しても隠蔽できない!」というループものを今季は展開していただきましょう。そして、勉強不足で知らなかったのですが、湘南は一般募集で選手と監督のキャッチフレーズを募集しているそうです!

漢字で1-4文字という縛りはあるにせよ、この記事を見て「お、俺もスローガンを作りたい!」と思った諸兄はぜひ湘南の選手にかっこいいスローガンをつけてあげましょう! 2020年1月22日(火)-1月27日(月)が応募期間です! トンチキスローガンを選手につけて夢を叶えましょう!


清水

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「RE-FRAME 2020 OUR SLOGAN」

新しい!!! 清水のスローガンは「RE-FRAME」であるということで、これ自体は「再構築」とかそんなあたりの意味でしょうか。今まで強固なフレームがあったのかと言われるとそんな気があんまりして来ないのですが、まあ再構築したいと言っているのでそうさせてあげましょう。問題はそこではありません。そして、なんかフォントが微妙に変でそこも気になるけど、問題はそこでもありません。「OUR SLOGAN」の部分です。直訳すると「我々のスローガン」。わざわざこれをスローガンのデザインに入れるのはとても斬新ではないでしょうか。「スローガンだぞ!」「しかも2020年の俺たちのスローガンだぞ!」という強いメッセージが込められていることがわかりますね。ただ、このスローガンデザインの難点は、あまりにスローガンであることを強調するあまり、肝心の「RE-FRAME」の部分をすっかり忘れてしまうことです。これでは本末転倒も甚だしいことこの上ありません。いっそのこと「RE-SLOGAN 2020 OUR SLOGAN YOUR SLOGAN WE ARE SLOGAN」として、とにかくスローガンであることを強調していくという方向ではどうでしょうか。俺たちはスローガンだ!!! ちなみに、

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スローガンを発表する社長の横でゾンビ化している俺たちの大熊さんが気になります!


名古屋

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新しい歩みを進める時がやってきた。
培ったチカラをさらに"進化"させ、己の道を切り拓き、突き進む。
輝く栄光を掴み取るために、今こそ仲間とともに闘おう。
すべては名古屋のために。

「All for NAGOYA-進化-」

風間大僧正の政教一体政権が終焉を迎え、フィッカデンティ体制が始まった名古屋。もはや過去のことを振り返っている余裕はありません。説明だとかっこよく「新しい歩みを進める時がやってきた」とか書いてありますが、単なる失敗からの再スタートだと思います。ただ、それをそのまま書いちゃうといろいろまずそうなので、こういう表現になりました。「敗走」ではなく「転進」、「少数民族を弾圧」ではなく「不満分子を拘束」。建前というものはやはり必要なのです。急速な方向転換が行われた時にはやはり一致団結が必要だということがわかります。なので「ALL for NAGOYA」という挙国一致体制を敷くのは正しいスローガンといえるでしょう。スローガンポエムも非常に力強くてとてもいいです。ただ、ロゴを見ると右端に独裁者のシルエットのようなものが浮かび上がっているので、反体制的な発言をする人は粛清されかねませんので、ご注意ください。ちなみに同じ街のバスケットボールのチームはこんなスローガンを掲げています。

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すべてを超えて、より熱く、より赤く。
4シーズン目を迎える 名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、昨シーズンに掲げた DO,RED.(ドゥ レッド)をさらに超越する、「超 DO,RED」をスローガンとして掲げます。
選手はもちろん、ファン・名古屋の人々・街を、ドルフィンズレッドの「情熱・強さ・勢い」で赤く染めあげ、今までのすべてを"超える"パフォーマンスを目指していきます。

めちゃくちゃ赤いがな。このスローガンは共産主義による一党独裁支配を示唆しており、粛清の嵐が容易に想像できます。グランパスも負けていられませんね! レッツ弾圧!


G大阪

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ガンバ大阪の歴史を築いてきた選手たちが創り上げてきた、「ボールを保持しながら相手を圧倒し、アグレッシブにゴールを奪う『GAMBAISM』」。青と黒の戦士たちが持つDNAを継承し、さらなる進化を目指して戦った2019シーズンは、変化の過程で試行錯誤を繰り返すことになり、優勝争いにかかわることもできず7位で終了。カップ戦でもタイトルを掴むことはできませんでした。

苦しみながら戦ってきた昨シーズンでしたが、多くの皆様にパナソニックスタジアム吹田へお越し頂いたことで、ホームゲームにおける歴代最多平均入場者数を達成。その熱い声援に後押しされるように、終盤にはより勝点を積み上げられるようになり、選手たちの本来の力、複数得点を奪う『GAMBAISM』を少しずつ皆様に見ていただけるようになりました。これを1シーズン通して披露したい、という考えのもと、2020シーズンのスローガンを引き続き「GAMBAISM」にしました。1年間をかけて取り戻しつつある『GAMBAISM』をさらに高め、チーム力を上げていく。そして、選手たちが本来持っている能力を存分に発揮することで、皆様を魅了する強いガンバ大阪が復活し、いるべき場所、いなくてはならない場所に戻ることができると強く信じています。

そのためにも、選手やチームスタッフ、クラブスタッフは一丸となって戦うことをお約束いたしますが、加えて、皆様の力が必要不可欠です。パートナー企業をはじめ、ホームタウン、サポーター・ファンの皆様やガンバ大阪に関わる全ての人たちが『GAMBAISM』の発展に向けて心を一つに、力をあわせることができれば、その実現はより確実になることは間違いありません。

ぜひ、2020シーズンも力強い応援でパナソニックスタジアム吹田を熱く盛り上げ、チームの勝利にご協力いただきたいと思います。

「GAMBAISM WE ARE GAMBA OSAKA」

例年よりは説明が短かったのですが、2段落目の最後で5組の田中さんがまた貧血で倒れました。田中さんの好きなバンドはメタリカです。去年から急に現れた「GAMBAISM」を今年も継続するようです。GAMBAISMの意味についてはいまだに明確に定義されていないので、こちらとしては推測するしかありません。説明文(2段落4-5行目)を参照すると、「複数得点を奪う『GAMBAISM』」と書いてあるじゃありませんか。GAMBAISMの一つの意味は複数得点を奪うことだったのです。なんかISMという主義主張の割にはやけに具体的かつそれでいて漠然とした説明のような気もしますが、ともかく今年の目的の1つは「複数得点を奪う」ということだとわかりました。ただ、その後の説明文(2段落7-8行目)を見ると、「『GAMBAISM』をさらに高め、チーム力を上げていく」とあります。さあ、わからなくなってきました。最初に「GAMBAISMは複数得点を奪うこと」という意味だと理解しましたが、それを高めていく、というのはちょっと文章としておかしくなっています。複数得点を奪う可能性を高めていく、ということなのでしょうか……? しかし、我々の期待は「パートナー企業をはじめ、ホームタウン、サポーター・ファンの皆様やガンバ大阪に関わる全ての人たちが『GAMBAISM』の発展に向けて心を一つに、力をあわせることができれば、その実現はより確実になることは間違いありません。」という説明文(3段落2-6行目)で撃ち砕かれます。心を一つに力を合わせることができれば複数得点を奪えることが確実になる……? そこで私はスローガン五原則の第三番目を思い出しました。「スローガンの意味を真面目に考えるな」。あやうく迷宮に陥りそうだった私ですが、なんとかこの世界に戻ってきました。GAMBAISMを探す旅は終わらなそうです。5組の田中さんはそのまま早退するそうです。


C大阪

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我々は、闘う。我々は、走る。我々は、魅せる。我々は、驚かせる。我々は、信じる。我々は、立ち上がる。我々は、夢を咲かす。
我々は、今この瞬間もサポーターとともにある。我々は、セレッソ大阪。

「SAKURA SPECTACLE」

ここ数年は変化なく「SAKURA SPECTACLE」を貫き通しているC大阪。以前は「史上最攻」というJリーグ史上に残るファンキースローガンを出していたこともあるのですが、それで懲りたのでしょうか、最近はおとなしい印象です。ただ、説明のところの「我々は、闘う。」からのスローガンポエムは全盛時の勢いをそのままに保っていて、毎回読むたびに顔がにっこりしてしまいますね。SPECTACLEしてるかどうかはよくわからないですが、もうあまり言うこともないので、近くの野球チームのスローガンを紹介しようと思います。

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多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
皆さんと一緒にこのスローガンを大事にしながら最高の一年にしていきますので、来季も一年間よろしくお願い致します。

「It's 勝笑 Time!オレがヤル」

こ、これはサッカー日本代表ユニフォームの「侍魂」をひっくり返すと「日本晴れ」になるという世界一ダサいデザインと同じやないかい!!!

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この「ひっくり返すと違う文字に見える」とか「一つの漢字の中に違う文字を見出す」とか「ありがとうを集めて夢っぽく見せる」とかっていう漢字を生かしてマジ感謝なやつをワタミデザイン(実際ワタミが使ってるかどうかは知らない)と俺は呼んでいるんですけど、世界の中でも胸を張ってクソダサいと言える数少ないものです。良い子は真似しちゃダメですよ!

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神戸

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2020シーズンは前シーズンから引き続き「the No.1 Club in Asia ~ 一致団結 ~」をスローガンとします。2018シーズンから掲げてきたアジアNo.1クラブを目指す熱い思いを胸に、2020シーズンを戦っていきます。

なお、この「一致団結」は弊社取締役であった故三木谷良一氏がクラブの根幹を成すコンセプトとして、強い思いをもってクラブに贈った言葉で、ヴィッセル神戸に関わるすべての人が1つの家族「ヴィッセルファミリー」となって強い絆で結ばれ、これからも同じ夢を目指して神戸の街と共に歩んでまいります。

「the No.1 Club in Asia ~ 一致団結 ~」

昨年までと同じスローガンですが、今年は全く意味が違います。去年は「the No.1 Club in Asia」と言っても、「えっ、でもきみらアジアの大会出てないやん? それはどういう意味なの?」と俺の中の和牛川西くんが優しく突っ込んでいたのだが、天皇杯を制したことにより、今年はACLに進出することが決定! ということで、実際にNo.1になれるかどうかはわかりませんが、とにかく目指すことはできるようになりました。アジアで1位を目指すぜ! というのは、いかにも三木谷さんらしい気宇壮大なスローガンであると思います。ただ、リーグ最高成績が2016年の7位という状況ではガンバとセレッソより上にいって「the No.1 Club in Kansai」を目指すほうが先なのでは? という意見も出るでしょう。安西先生が「きみはまずアジアに行くよりも、日本一になりなさい」と囁いてくるかもしれません。しかし、別にどんな目標立てようがチームの勝手なので、そんなことを言われても札束で殴って黙らせてやりましょう! ダビド・シルバとイニエスタでアジア蹂躙や! Vやねん! ACLに注力しすぎてリーグが疎かになり過ぎてJ2に落ちたら待ってるからね!


広島

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これまで「積み重ねてきたもの」をベースに、チームとしてさらに求めていく「積極性」と、より「攻撃的」なサッカーを目指していく姿勢を『積攻 SEKIKO MORE AGGRESSIVE』と表現しました。
「右肩上がりのライン」を多用しながら、「動き」と「個性」を感じられるデザインにし、『積攻』に込めた想いを表しています。

「積攻 SEKIKO MORE AGGRESSIVE」

やったーーーー!! ついにサンフレッチェ広島のスローガン説明の英字が全角から半角に変ったよーーー!!! 昨年俺が血の涙を流しながら切々と訴えた甲斐がありました。というわけで、今年のスローガンは無条件で満点! といきたいところですが、これは無理です。まず、勝手熟語の「積攻」ですが、「せきこう」と読むそうです。しかし、どうしても「せっこう」と呼んでしまい、野球でランナーを無駄にする「拙攻」のイメージが出てしまいます。外のスライダーを広島カープの外国人バッターが引っかけて内野ゴロを打ち、積み上がる残塁の山が目に浮かびます。そして、「攻撃が積む」ということで、どうしても攻撃がスタックしてしまってちっとも突破できなさそうです。ただ、そういう先入観もロゴの勢いで全てがかき消されます。何をどうやっても初見で「積攻」とは読めなさそうな独特の右肩上がりのフォント、さらにその下に輝く「MORE AGGRESSIVE」が光ります。この字体でスローガンを書くと、たとえその言葉が何であれ、まったく意味が消失してしまうのです。まさか広島がこのシンギュラリティ・ポイントにたどり着くとは。やはり、長年同じ街のプロ野球チームがスットコスローガンを出しているのを見ていると、知らず知らず狂ってしまうのかもしれません。では、今年の広島カープのスローガンは?

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2018「℃℃℃(ドドド)」、2019「水金地火木ドッテンカープ」とリズムのいいキャッチフレーズでしたが、2020は趣向を新たにしました。
『たった今 このAKAの子 舞いたった』という文章は回文になっています。

回文とは、前から読んでも後ろから読んでも同じ文章になる、歴史ある言葉遊びです。

カープ球団は2020シーズンに70周年を迎えます。 前から読んでも後ろから読んでも永続的に繰り返す回文に、これからもずっと広島でファンと共に戦っていきたいという思いを込めました。

「AKAの子」はファン・選手を表し、佐々岡新監督のもと新しいチームとしてファンとチームが「和」をもって一体となり10度目のリーグ優勝、そして4度目の日本一へ向け舞いたつ姿を、キャラクターと星でデザインしました。

マツダ スタジアムから舞いたつ「新生カープ」に、2020年シーズンも、温かいご声援をよろしくお願いします。
  

「たった今 このAKAの子 舞いたった(たったいま このAKAのこ まいたった)」

ごーめん、サンフレッチェ広島!! やっぱ全然こっちのが狂ってるわ! なんで回文にするのか全然わからないし、回文にしたところでよく意味がわからない文章だし、デザインは狂ってるし、「回文とは、前から読んでも後ろから読んでも同じ文章になる、歴史ある言葉遊びです。」と回文の説明をしてるのも意味わかんないし、全然勝てないわ! 終わり! この話はもう終わり!


鳥栖

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J1という舞台を取り巻く環境は、昇格後の9年前から大きく変化をし、地方クラブがこの舞台に生き残り続ける、というのはけして簡単な「夢」ではなくなりました。
しかし私たちは、その夢に挑戦し続けるクラブとして、変化を恐れず、前進し続ける事をここに誓います。

また、前進し続ける過程において、地域連携、つまり皆様との接点、交流を増やすことが非常に重要になってきます。
そのためには、サガン鳥栖というクラブが、より地域の皆様に愛される魅力的なクラブへと進化する必要があります。
「人づくり、街づくり、夢づくり」これはサガン鳥栖が誕生した時からのクラブ・ミッションです。

今シーズンの重要なミッションとして、

Power to the people.
Power to the community.
Power to the dream.

というステイトメントを掲げます。

サガン鳥栖を支える人々を、コミュニティーを、夢をエンパワーメントする原動力となるようGOしていきます。
その結果として地域の絆はより深まり、クラブはより強いチームへと前進できると確信しております。

もうひとつ、今シーズンは、クラブとしては運営が非常に難しくなるシーズンです。
この「GO」というスローガンを起点に考え、クラブ運営の両輪と無限の可能性を示す記号とを連動させる事で、サガン鳥栖の挑戦に無限の可能性を発信出来ると信じています。

どうしたんだよ、鳥栖さん!!? 毎年とんでもないスローガンを掲げ、正気を疑いたくなるようなロゴをぶち込み、スローガン発表の動画を作成する世界唯一のクラブ、Jリーグのスローガン界における不動の王者・400戦無敗を誇るサガン鳥栖さんのスローガンがまさかの「GO」。GOて。このご時世にGOて。アルファベット2文字て。この報が伝わった時、世界スローガン学会スポーツクラブ部会には問い合わせが殺到し、MLには緊急事態を告げる件名「砂岩魂」のメールが乱舞しました。あの鳥栖がついにまともになってしまった……悲しみの涙に暮れた俺はいつも通り酒を飲んで泥酔しました。しかし、それは俺の早合点に過ぎなかったのです。翌日、目を覚ました俺は眠い目を擦りながら説明文を読みました。一文字ずつ読み進むうちに、目が完全に覚めました。序盤のジャブのような説明文の次に、突然現れるこの「Power to the people. Power to the community. Power to the dream.」という英文。なんでいきなりジョン・レノンなのか。あまりにも唐突すぎて爆笑してしまった。都知事選挙の政見放送で「Power to the people」をなぜか歌い出した内田裕也の姿を思い出し、耐え切れませんでした。


そして、最後の「この「GO」というスローガンを起点に考え、クラブ運営の両輪と無限の可能性を示す記号とを連動させる事で、サガン鳥栖の挑戦に無限の可能性を発信出来ると信じています。」という文章。なんだろう、これは、と思っていたら、

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急に謎の図が現れます。「GO」っぽい図なのですが、U-12から思いっきり回り道をしてU-18に行ってるし、TOPにたどり着く矢印の下に自信なさげに「Power to dream.」の文字があるし(theはどこにいった)、それがTOPと繋がって∞のマークに似てるよっていうことを言いたいのだろうけど、そんなんお前の匙加減次第やんという思いしかない。あと、地味に「TOP」ってのが英語なのもなんか笑える。やはり鳥栖は死んでいなかった! 鳥栖のスローガンは∞なんだ!! さすがの切れ味、今年もやはり優勝候補に推さざるを得ません。Power to TOSU!!!!


大分

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《2020年チームスローガン》 不撓不屈(ふとうふくつ)
2020年シーズンは、対戦相手に徹底的に研究される事は間違いなく、クラブも成長過程のなか、
昨シーズン以上に厳しい局面に立たされる事が予想されます。
そのような状況においても、強い意志をもって、
どんな苦労や困難にもくじけず諦めないで結果を求めていくという決意を込めて、「不撓不屈」をスローガンとした。

「不撓不屈 OITA TRINITA Spirit」

昨年、まさかの「勇猛果敢で被る」というスローガン被りをしてしまったので、今年は変えてきました。流石にJ1王者からのパワハラはきつかったようで好成績だったのに大分が取り下げる形となりました。地味に「OITA TRINITA BRAVE SPIRITS」からも「BRAVE」が落ちて「OITA TRINITA Spirit」となっていて、どれくらいの言葉攻めが裏で行われていたのか想像もできません。「Spirit」と魂も単数形になっています。そして、今年は「不撓不屈」となりました。困難にくじけないということでなかなかよいのではないかなーと思いました。しかし、そういえば誰か横綱昇進の口上でこの言葉を使っていなかったかなーと思って調べたら、なんと貴乃花でした! 貴乃花と言えば最近も何かと話題になることが多い存在。その昇進口上をスローガンに使うというのは何を意味するのか……? そう、ここで俺は閃きました。大分は貴乃花を何かしらの役職で迎えるつもりなのではないでしょうか? 現在、貴乃花は相撲協会を退職してフリーの身。サッカー界に力を貸してもらっても何も問題はないでしょう。イニエスタと揉めた岩田智輝あたりの恐れ知らずを貴乃花にぶつけてさらに鍛え上げてもらいましょう! 貴乃花はふるさと納税サイト「ふるなび」のCMでは習字を間違えて「間違えちった」とわざとらしく言っていますが、あれは習字を間違ったのではなく、兄弟の関係、相撲協会との付き合い方、親子関係、妻との距離などなど人生における間違いを回顧している隠喩に違いありません。大分では間違わないように、貴乃花を応援しましょう! 不撓不屈!

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