見出し画像

【グループリーグ敗退国その1(A&B)】曖昧な記憶で振り返るカタールW杯2022

さあ、W杯もすでにグループリーグが終了し始めました!早い!早すぎるよ!!やだー!もっとやろーよー!あと1か月くらいやろーよー!

というわけにもいかないので、各チームを浅ーくざっと振り返っていきます。試合が朝とかなので、ほとんど覚えてないチームもあると思いますが、そこらへんは笑って許してください。あと、遅れる可能性も高いので、それも許してください。それではいってみましょう!

カタール

開催国として出場するも、3戦全敗といいところがほとんどなく敗退となりました。初戦はエクアドルに完全に強度負け。日本も苦戦したインテンシティの高い相手に普通に封殺されて得意のビルドアップをロクにさせてもらえず、エネル・バレンシア爆弾が炸裂して終わりました。2戦目は今大会一番テンションが高い可能性があるセネガルに3点を叩き込まれて終了。そして、最後はオランダに普通に2発殴られて終わりました。ともかく、あらゆる面で準備が足りなかった感じでしたね。アジアカップを制覇した時のように、アジアであれば配置とテクニックだけでスイスイと進めるビルドアップも、南米・アフリカ・ヨーロッパのボール奪取力に合うとどこかで引っかかります。カタールのビルドアップはどこでも取られないことを前提にしているっぽかったので、奪われるとがんがんカウンター食らいまくっており、それだと普通にやられるのは致し方ないかと。自慢のアフィフとアリの2トップにもロクにボールが届きませんでした。開催国として3連敗はちょっとがっかりですが、まだまだ強くなるチームだと思うので、今後もアジアでは要警戒ですな。というか、諸々の金を突っ込んでいた育成プロジェクトその他、これで終わりってことはないんですよね……?

・気になった選手 特にいない

どの状況だか知らんけどこの後絶対抜かれるやつ

エクアドル

え!?敗退したの!?とびっくりしたのがエクアドル。でもエクアドルが通らなかったらセネガルが敗退していたわけであり、それはそれでびっくりなので、仕方ないですな。なんでカタールは開催国なのにこんな厳しいグループに入ったのか。敗退はしましたが、繋げるし、ディフェンスも対人めちゃ強だし、普通に強かったですエクアドル。1戦目でカタールに勝って、2戦目でオランダに引き分けるところまでは本当にプラン通りだったんじゃないでしょうか。何が悪かったといえば何も悪くなかった。唯一、エースのエネル・バレンシアが初戦で怪我をしてしまったのが計算違いだったでしょうか。最終戦もバレンシアは出場していましたが、若干精彩を欠いていた気がします。セネガルが強かった。それだけでしたね。ただ、今大会はインカピエ、プレシアード、エストゥピニャン、カイセド、フランコ、プラタ、ボロソなどがんがん試合に出ている若手が豊富な大会でした。エクアドルといえばマンチェスターUに所属していた旧バレンシア、あるいは伝説のカビエデスという名前しか出てきませんでしたが、新しい時代になりましたなー。普通に次も強いと思います。

・気になった選手 エネル・バレンシア
ウェスト・ハムにいた頃には、そんなにたいした選手だとは思えなかったのですが、代表では不動のエースとして君臨。実際、体も強く、抜け目ない南米の点取り屋という感じで、今大会でも3得点で存在感を示しました。W杯合計6ゴールはご立派。ロシアW杯予選の時には養育費未払いから逃れるために仮病でピッチを後にするというカイジもびっくりの荒業を披露するなど人格にはだいぶ問題があるようですし、名鑑では「妹が誘拐されるもジャングルで保護される」と南米感以外何も感じないエピソードも書いてありますが、やはり南米では点を取る人間は何をしても許されるということなのでしょうか。麻薬の密売もストライカーなら1回までならお目こぼしされる、くらいがギリギリの線だと俺は睨んでいます。点を取れなくなった引退後にとんでもないことになってる元選手を見かけますが、バレンシアのパイセンも気をつけてください。

このセレブレーション好き

イラン

初戦でイングランドに2-6とボコボコにされ、2戦目でロスタイムに2点を叩き込んでウェールズに勝利と、ジェットコースターのようなワールドカップを送っていたイランでしたが、政治上の怨敵USAに惜しくも敗れ、グループリーグ敗退となりました。最終戦は引き分けオッケーで臨みましたが、アメリカに終始サンドバッグ状態にされてしまい、失点はプリシッチに押し込まれた1点だけだったものの、力の差はけっこうあった感じですね。前進できるのがタレミの突進のみというのはさすがにキツい。イングランドにボコられ、USAにも押されまくっていて、これがアジアの現在地だなーという印象でした。アジアではイランのフィジカルと技術で縦ポン気味の攻撃でも圧倒できるのですが、これ以上を行くにはさらにビルドアップなりハイプレスなりを仕込まないときつそうという感じ。ただ、それをする意思と能力がイランのサッカー協会にあるのかどうかわかりませんな。ただ、アジアでは強豪であり続けると思いますし、「イランのメッシ」ことアズムンに相変わらずメッシ感がゼロだったことも併せてお知らせいたします。

・気になった選手 ラミン・レザイーアン
186㎝と右サイドバックとしてはかなり大柄なのですが、中盤のエザトラヒが190㎝あったりするので、そんなにデカく見えないという選手。特にうまさとかはないし、速くもないんですが、馬力があってそれを最大限に生かした守備と持ち上がりが特徴でした。クロスやセットプレーでもけっこうチャンスを作っていたし、ウェールズ戦では得点もとっていましたね。あと髭もすごい。最終戦もかなり目立っていたのですが、ラストチャンスでPA内で味方選手が引っかけられたと主張したレザイーアンはVARを要求し、高速で四角形を作るジェスチャーを何度もしていました。あんなにえらい勢いでVARを要求していた選手はこのW杯ではいなかったような気がしますので、見逃し配信などでご確認ください。

プリシッチに押し込まれたベイランバンドを見るレザイーアン

ウェールズ

64年ぶりの出場ということで意気上がったウェールズでしたが、1分け2敗という成績で大会を後にすることとなりました。アメリカに引き分けたまではよかったのですが、終盤にキーパーが退場してイランに負けたのは完全に計算違いでしたね。ちゃんと見れた試合がイングランド戦だけだったのですが、もう怖いくらいにボッコボコにされていて、余計に政治的なヘイトが溜まったのではないかと心配してしまうほどです。W杯初勝利もおあずけとなりました。プレーオフから勝ち上がってきたわけですが、なかなか戦力的に厳しかったですね。EURO2016でベスト4に入った時の主力のラムジー、アレン、ベイルなどが高齢化しており、ダニエル・ジェイムズやアンパドゥなどの若手もいますが、多少の小粒感は否めず。W杯出場やEUROでの好成績も、やはり天変地異で生まれたギャレス・ベイルという大駒がいたからできたということなのでしょうか。しばらくは雌伏の時代となりそうですが、いずれギグスやベイルみたいなとんでもないSSRレアカードが出てくると思いますので、その時までがんばっていきましょう。

・気になった選手 ギャレス・ベイル
基本的には89分間前線をふらふらしていて、残りの1分間でとんでもないシュートを決める選手なのですが、さすがに今大会はふらふら感が強すぎました。そもそもボールが来ない、というエクスキューズはあるのですが、ボールを持った時のスペシャル感もだいぶ薄れてきていましたね。まあ、33歳のゴルファーですし、副業のサッカーで活躍するのも限度があるというものでしょう。ただ、一発で試合を決める破壊力があるからこそふらふらしていても許されるのがヒモ系ストライカーでいられる理由なので、試合を決めなければただのヒモですからね。内縁の嫁の財布から5000円パクってスロットですっからかんになるのが関の山です。さて、ベイルはこれで代表引退するんでしょうかね。そうなると、割と時間できますよね。今はMLSでゴルフ三昧ですけど、日本にもいいコースがたくさんあります。ウーゴ・ヴィエイラがいなくなって以来、この手の選手に飢えてるんですよ、我々は。お待ちしています!!!!

ゴルフを楽しむギャレス・ベイル選手

その2はこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?