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転職エージェントのやりがい ~想い出の成約編①~

みなさんこんにちは。ミライフの小山貴裕です。前回はエグゼクティブエージェントとして を書かせていただきました。宜しければご覧ください。

今回は転職エージェントのやりがい ~想い出の成約編①~
という事で14年間この世界にいますと色んな成約があります。
甲乙つけるわけではないのですが、想い出に残る成約をシェアさせていただきます。

私のクライアントワークは企業の経営者、役員、人事責任者の方と日々情報交換をして、経営課題を人材の面からご支援する事が多いです。よって顕在化されていない潜在的なニーズを形(求人)にしていきます。

■この人材がいないと商品をローンチできない

とあるベンチャー企業さんにて極秘PJTが走っていました。社長と商品企画責任者と人事責任者のみ、社内でも数人が知るPJT。
「小山さんに極秘で任せたい案件があるので会社に来てください」
と言われ、期待を胸に訪問しました。エージェントとして、極秘案件と聞くとこれはもう興奮もんです。

NDA(秘密保持契約)を結んで商談スタート

社運をかけて新たな商品を世の中に出したい。が、ノウハウがない。今後競合となる会社から引き抜いてきてください。

というのが、大まかな案件の概要です。
その際に、会社名の開示は可能ですが、手掛ける商品については開示NGとの事でした。ヘッドハンティングの世界では会社非公開。会って話して初めて正体を明かすという事はよくあります。まさにそんなイメージです。

■第一関門
受けていただくには・・・
キャンディデートを探す事はできるのですが、その方にどうやって受けてもらうか。

直接アポイントを取り、会社近くに伺い、忙しい方々ですので、ランチを食べながら、コーヒーを飲みながら、中には移動中の車からお話する方もいました。幸いにもそのクライアントさんとの付き合いは長く、足繫く通っており、他のエージェントよりも情報量、引き出しの多さには自信がありました。何が刺さるかを会話の中で探りながら(もはや第六感)1時間という限られた中で興味を持ってもらう。肝心のミッションは何か?は一切伝えずに・・・

上手く興味をもっていただけない方も・・・

複数回話す方もおり、何名か興味をもっていただき、クライアントへ紹介。もちろん全員会っていただきます。そりゃそうです。ここまでやっているのですから。しっかりとお会いいただきます。

■第二関門
同じ船に乗るべきか・・・
選考が進み複数回お会いいただく中で両者の想いが交わる瞬間も垣間見えます。キャンディデートも真剣にこの話を受けるべきか。と思い悩みます。
今のポジションを捨てて、0ベースのPJTに参画する訳ですから。当然です。
エージェントの立場としては情報を集めて、きちんと納得して決断いただく事が大切ですので、時間をかけて、必要であれば追加で機会を作り、とアシストしていきます。私のスタンスは、完全に黒子です。
もちろん、その方の過去、現在、そして未来を伺い(その頃にはその方の人生やキャリアをきちんと理解している状態ですね)方向性が間違えていない事が大前提です。
時に面接後に近くのカフェで待機していたり、キャンディデートの帰宅時の乗り換えの駅で話したり、泥臭く生の声を聴き、チューニングしていきます

重要な意思決定に私達は介在しません。意思決定までのプロセスを支援します。

■第三関門
年収がDOWNする・・・
既にその商品で売り上げがあり、利益を出している為、それなりの年収をもらっている方々です。中には基本給+ターゲットインセンティブのトータルで半分となる提示額の方もいらっしゃいました。ロマンを追うか。ソロバンを追うか。結果年収懸念で辞退される方はいなかったのですが、面談時からの期待値調整、企業側との交渉に入り、少しでも良い条件を引き出す。そして最後は信頼関係。このようなPJTに参画いただく方は、ロマンを追う方が多かったです。

■結果
粘り強くコツコツと支援をさせてただき、複数ポジションにて採用いただきました。後にローンチし、その方がインタビューされている記事を拝見すると、嬉しくなり、やりがいを大きく感じられた瞬間でした。もちろん、キャンディデートからもクライアントからも感謝いただける事、嬉しい限りです。

私も少しでも力になれた事が嬉しい。

■最後に
「小山さんに極秘で任せたい案件があるので会社に来てください」
という関係にすぐになれればいいですが、そう簡単ではありません。日々の価値貢献をしっかりと感じていただける事が大切です。一歩ずつ、今後も精進して参ります。

最後の最後に ~私達ミライフについて~

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