気温上昇勾配とランニングのパフォーマンスについての考察
1.調べるきっかけ
2.各レース当日の気温
3.パフォーマンスに影響を与えている事項の考察
4.島田大井川リバティマラソンのペースメイクの検討
1.きっかけ
・10/1の5時間走の合間で、10/29の島田が結構暑いらしいということだっ
た。最高気温22℃くらいならそんなに問題ないのではという疑問が残った
ので今まで出たレースを比較。これを踏まえて、10/29の島田大井川リバ
ティマラソンのペースメイクで注意した方が良い点を考察してみました。
2.各レース当日の気温比較
・走ったレースの気温差に注目してみると、2019年8月25日の北海道マラソ
ンは、スタートの9時は18℃でゴールが21℃、走った印象としては途中雨
も降ったおかげて夏のレースにしては悪くないコンディションという感覚
だった。
・2019年7月7日の函館マラソンは、ハーフ出場でスタート9時が気温22℃、
ゴール11時頃で気温が23.8℃でほとんど同じ、暑いという印象はほぼなく
むしろ涼しいという印象だった。
・あと、2019年10月27日のフードバレー十勝マラソンはスタート9時の気温
は11℃、ゴールの11時頃は15℃と4℃上昇はわりと差がある方だけど気温
自体が上がって15℃と涼しいので温度上昇によるパフォーマンス低下は多
分低かったと思われる。
・過去の島田大井川リバティマラソンのスタート、ゴールの時刻における気
温で気温差が大きい時だとスタート15℃、ゴール21℃というものがある。
3.パフォーマンスに影響を与えている事項の考察
・マラソンの最適気温が大体10℃~15℃ということを考慮すると、十勝は気温上昇勾配はわりときつめだったが、気温自体が最適温度だったので、パーフォーマン低下があまりなかった。函館、北海道は気温自体は高いが気温上昇勾配が緩やかだったのと、夏の中では涼しいという心理面もいい方に働いて暑さは気にならない。これに対して、島田大井川は、スタートが15℃付近とマラソンに適切な気温がスタートである状況から、きつめの気温上昇勾配
で20℃を超えてくるので、「暑い」という印象とパフォーマンスの低下につながると思われる。
4.島田大井川リバティマラソンのペースメイクの検討
・以上より、島田大井川リバティのペース設定としては、スタート時間の気温が15℃くらいとよいコンディションであっても、攻めすぎるペースメイクはあまり適切でないというと予想される。
・ちなみ2023年10月1日の5時間走は、6時30分のスタート25℃でゴール時
32℃なのでスタートの気温が高いとは言え感覚的には今日くらいの気温上昇勾配を想定しておいた方がよい。
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