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知らない人に出会う(TEDブックス)

朝日出版社 キオ・スターク 『知らない人に出会う』
タイトル通り、知らない人に声をかけることで、自分にどんな変化があるのかについて語った本。
幼いころから「知らない人に話しかけちゃダメ」と教えられた経験があると思う。そして毎日のように流れてくるイやなニュースのせいで、「知らない人」に対する警戒心がどんどん増している。
だが著者は「知らない人の話しかけることはいいことだ」と断言する。
一言あいさつを交わすだけで「あなたがそこにいることを私は知っていますよ」という認識ができる。
ただし、無理やり相手になってもらおうとするのは暴力だ。ケースバイケースで考える必要はある。
相手に敬意を持っているか、できるだけ先入観をなくしてその人を見ることができるか、など。お互いに声を掛けあうことで、もう少し世の中が風通し良くなると信じたい。
と言いながらも、実際に行動に移すのは難しい。
私はこの本を、カフェで一人で黙々と読んだ。


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