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【3行日記】寝た子を起こすようなこと

 数十年前に亡くなった叔母の部屋に、叔母直筆の小説原稿がある。衣装ケース一杯ぶんの原稿、処分するのも忍びないので、活字におこして遺稿集を作ることにした。叔母は、叔母の小説を高倉が書き起こすことを歓迎するだろうか、と、答えが出る筈もないことを考えながらキーボードをたたいている。

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