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アウトソーシングの話

今日は初めて「家事代行サービス」に掃除をお願いしてみた。
会社の上司からは子供が生まれるにあたり積極的に使うようにおすすめをされていたこともあり、入院中の妻と相談して年末の大掃除でやりきれなかったキッチンやレンジフード、コンロ周りの掃除をお願いすることにした。

日頃から妻が手入れをしてくれていたこともあり、あまり目立つ汚れはなかったもののキッチンやレンジフード周りは見違えるように綺麗になった。自分の手でやっていたら、いったい何時間かかっていたことか、

汗をかいて何でも自分でやることが美しいのか

何でもかんでも自分の手でやることが美徳とされている国、日本。
「自分で出来ることなのにお金をわざわざ払って頼むことなのか」という抵抗感はどうしても出てくる。家事代行サービスを頼むにあたり、妻とはそういう会話にもなった。

実はこの手の話、仕事においてもよくある話だ。勿体無い精神で根性論で乗り切ろうとして疲弊していく場面を前職の総務時代には沢山目の当たりにした。本社移転プロジェクトを進めた時に上層部にはコストが勿体無いと言われて、プロジェクトマネジメント含めて社外に頼ることができず、全て自分たちでやらざるを得なくなった。専門家の手を借りれば短期間で良いものを作ることができるはずなのに、何故か自分たちでやることに意味があると変な美徳を押し付けられ、結果として至って中途半端な出来となった。

ドラム式洗濯機や自動食洗機等が普及して、世の中全般で家事の効率化が進む一方で割とアナログな根性論がしぶとく残り続けている。もはやそういう時代でもなくなってきているし、共働き家庭が増えている今は如何にアウトソースを活用しながら、心の余裕を生み出すかが大切なのではないかと思う。

仕事におけるBPO

自組織の総務部門では業務委託を雇って庶務のルーティン業務を任せている。所謂、BPO(ビジネス・プロセス・アウトシーシング)というサービスになる。社員にしか出来ない業務であったり、よりクリエイティブなことに時間が使えるように「社員じゃなくても出来る業務」を業務委託に任せている。

月末月初の請求書対応やオフィスでの郵便の仕分け対応、その他諸々の日々のルーティンを忙しい社員が片手間でやるよりも、専任のスタッフがこなしてくれた方が安定かつ安心だ。楽しく仕事が出来ている裏では支えてくれているBPOの存在がある。そういった心の余裕を生み出す上で、社員がやらなくても良い仕事を担ってくれるBPOはもはや要の存在と言えると思う。

アウトソーシングはとても大事

家事も仕事も同じ。自分にしか出来ないことに時間を割くべきだと思うし、自分に与えられた有限な時間をどう使うかが求められているように思う。今夜の夕飯は冷凍食品や通販のお惣菜セットを活用したけど、全て自分で作っていたら途方もなく時間がかかってしまう。時短でこなせた分だけ、空いた時間でゆっくり休んだり、こうやってnoteに綴る時間を確保できていたりもしている。色々と価値観が変わりつつある中で、自分の時間の使い方が問われている。

今の自分がとても有意義に時間を過ごせているかというと答えはNOなのだけど、時にはアウトソーシングを活用したりしつつ少しでも余裕ある生活が送っていけたらなと、そんなことを感じた1日でした。