見出し画像

弱みと強みを認識するようになった話

新年が始まってから怒涛の日々が続いているが、相変わらず元気に楽しく過ごしている。最近では今まで経験してこなかった家事や炊事に割く時間が増えた。

家事・炊事についてはこれでもかと言うくらいに知らないことや出来ないことが多い。今まで自分が”誰かがやってくれる”ということに甘えてきた証でもあるし、逆に今だからこそ学べることも沢山ある。少しずつだけど、今まで出来なかったことが出来るようになることはとても有意義で良いものだ。

家事や炊事は自分も経験が薄いので、自分のペースで手探りで頑張っている。自他ともに認める不器用人間ではあるのだが、思い返すとそんな不器用さが自分の自己肯定感を下げていた経験があったし、そこから強みや弱みを理解して考え方が大きく変わった。今日は自分がマイナス思考の極みだった頃から少しずつ強みを認識するようになったきっかけについて綴ってみようと思う。


1.自己肯定感を下げたレッテル

自分は昔から「要領が良くない」と言われ続けて育ってきた。「要領が悪い」「不器用」と言われることも未だによくある。

物事を習得するペースであったり向き不向きは人それぞれ異なる。ある程度経験を踏んでいて特定の分野について習熟してくると、いざ自分がその領域を他の誰かに教える時に目線を合わせることが難しくなる。自分の尺度からして「なぜ、そんなこともできないのか」とつい口にしたくなるものだし、自分も幾度となく言われた経験がある。そして、あなたは「要領が悪い」「不器用」というある種のレッテルを貼られて、ダメなやつだと叱咤される経験も多かった。

一応補足しておくと、今は自分の強みや弱みをある程度理解した上で前向きに考えられている。でも、数年前までは人生を人並みに真っ当に生きる上で弱みを克服する以外に道がないとすら思っていた。いつになっても弱みが克服できない自分を情けなく感じ、いつしか自己肯定感がほぼ無くなっていた時期もあった。もちろん周りの環境故もあるのだが、今思えばとても心が荒んでいたなと思う。

2.自分の強みを意識し始める2つのきっかけ

「要領が良くない」「不器用」と言うレッテルが強過ぎて、自分の得意なことや強みが全く見えていなかった。仕事、音楽、その他私生活諸々の全てにおいて肯定的にはなれなかった。例え、強みである部分を褒められても肯定できないし、自信が持てない。そんな時期が続いていた。

そんなマイナスに偏った自分を変えてくれたきっかけが2つほどある。
1つ目が前職で総務をやっていた時にお世話になった上司の話。詳しくは下記のnoteに書き記しているのだが、決して見離さず自分のことを肯定してくれて支えてくれた恩師だ。権限委譲をして経験を積ませてくれて、その上で自分の強みについて認識させてくれた。
https://note.com/tkjsp/n/nee7f41df4c21

2つ目はバンドでギターを弾き続けていく中で、ギターの音作りや弾き様を褒められるようになったこと。バンドにおいてもマイナスな部分を見られて、解雇される経験があったりもした。自分が一生懸命考えて作った音が楽曲にはまってメンバーから褒めてもらえたこと、ライブでがむしゃらに弾く姿を好きだと言ってくれる声を少しずつ耳にするようになったこと、自分がギターを弾く姿を見て影響を受けたと言ってくれる友人がいたこと。そういう少しずつの積み重ねが自分のモチベーションに繋がり、マイナスからプラスへと転じるきっかけとなったのは紛れもない事実だと思う。自分らしさを全面に出して、ギターを弾く場を与えてくれているTeenagers Bloody KillinG と17歳とベルリンの壁には本当に感謝です。


前述の通り、今の自分は幾分か自己肯定感が高まり、自分の強みを理解して日々を過ごすことができている。別にずっと弱みとして感じている要領の悪さと不器用さを克服できたわけではない。

それでも、強みを伸ばすことで自分自身の価値を高めることが出来る、そう思えるだけで見えてくる世界は大きく変わるものだ。弱みは弱みとして可能な限り善処しつつ受容する。それよりも自分にとって何が得意で、どんな要素が強いのかを振り返りつつどう伸ばしていくかを考える。そういう思考の転換があってこそ、今のポジティブマインドに繋がるのだなと思う。

これからも自分の弱みと強みを受け入れながら、未来に向けて頑張っていきたい。そんな2023年最初の週末の戯言でした。

それでは皆さん良い週末をお過ごしください。