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映画忘備録

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ライフワークの一部として、ある種の映画たちを観続けている。 それは、映画製作を志した10代後半から、現在(50代前半)まで、断続的に続いている。 しかしながら、過去に観た映画の多…
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記事一覧

映画「麥秋」について

小津的なるものの凝縮 2024年6月U-NEXTにて鑑賞。 先日「小早川家の秋」を観た後、関連動画を…

TK
3週間前
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映画「メリィ・ウィドウ」について

「映画」とは「メリィ・ウィドウ」のことである 2024年7月、レンタルDVDにて鑑賞。 エルンス…

TK
3週間前
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映画「季節のはざまで」について

普通の人々にはおすすめの映画であるが… 2024年3月Bunkamura渋谷宮下にて鑑賞。 デジタル・…

TK
1か月前
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映画「勝手に逃げろ/人生」について

三番目の映画 2024年3月、DVD版を鑑賞。 ゴダールが80年代に商業映画に復帰した第1作目である…

TK
1か月前
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映画「エル・スール」について

「エル・スール」と「方南町」の微妙な関係 2024年3月末、キネマ旬報シアターにて鑑賞。 この…

TK
1か月前

映画「阿賀に生きる」について

ドキュメンタリーではなく「記録映画」 2024年6月、渋谷「bunkamuraル・シネマ渋谷宮下」にて…

TK
1か月前
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映画「小早川家の秋」について

最後から2番目くらいに観るべき小津作品 2024年6月U-NEXTで鑑賞。 本当は「午前十時の映画祭」で劇場での鑑賞を目論んでいたところ、早起きに失敗して、見損なってしまった。 それならばということで、動画配信で観た次第。 随分昔に一度観たことがある気がするが、小津の映画は似通っているので定かではない。 この「小早川家の秋」は小津作品の中で、唯一「東宝」で撮影された作品ということだが、そのせいか、やや冷遇されている感じがあった。 つまりは、あまり良くはないという想像がつくの

映画「アデルの恋の物語」について

イザベル・アジャーニの魅力に打ちのめされる… 2024年6月、DVDレンタルで鑑賞。 現在、本作…

TK
1か月前

映画「結婚哲学」について

本物の「映画」 2024年6月、DVDレンタルにて鑑賞。 字幕版である。 なお、現在は動画配信サー…

TK
1か月前
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映画「音響ハウス音響ハウス Melody-Go-Round」について

「音」にこだわり「画」にこだわらず… 2024年4月、U-NEXTにて鑑賞。 なんとなく名前は知りつ…

TK
1か月前
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映画「オッペンハイマー」について

許されざる者」ではなく… 2024年4月中旬、埼玉県109シネマズ菖蒲にて、通常版を鑑賞。 同…

TK
1か月前

【番外編】このマガジンの説明、そして、Yahoo!検索で、特定の映画タイトルを検索して…

このマガジン「映画忘備録」の説明 noteで、このマガジン「映画忘備録」を作るに至った経緯は…

TK
2か月前
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映画「生活の設計」について

※本テキストは、この映画のネタバレを含みます。 ルビッチファンならば、必見 2024年4月DMM…

TK
2か月前
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映画「華氏451」について

※本テキストは、この映画のネタバレを含みます。 これはSF「映画」と言えるのだろうか? 2024年4月、DVDレンタル(DMM)で鑑賞。 トリュフォーの作品は、数多く観ているのだが、この作品は、未見だったため鑑賞した。 まず、何も予備知識を持たず、単に観ていなかったという理由で観たため、内容がSFということで驚いた。 未来という設定で、吊り下げ式のモノレールやら、薄型テレビなど出てくるのだが、現実に存在する2024年に観てしまうとなんとも滑稽に見えてしまうのは致し方ない。