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2021/03/29 Mon

2021年桜MVP(Most Valuable Place)は独断と偏見で山梨県に決定しました!完

といってもタイミングや天気の問題が大きいので、埼玉県がダメなわけではないです。ただ俺が行ったタイミングが微妙だったというだけ。

昨日はほったらかされてない方の温泉に入り、そのままフルーツ公園の駐車場で寝た。雨の音があんなにうるさいものだとは思ってなくて、ずり落ちていく寝袋を戻す作業と合わさり昨日よりも寝れていなかったがそれはそれ、日が上る頃には意識だけは覚醒する。

今日の予定ではまず舞鶴城だがなぜフルーツ公園に留まったか。それは駐車場にも見事な桜並木があり、他の場所も含めて昨日撮れていないのでそれだけ残してから移動しようと考えていたためだ。

雲海を見るならもっと上からが良かったが、温泉への階段に設けられている展望スペースは営業時間外だと入れないようだった。残念。

甲府盆地は新日本三大夜景らしい。露天風呂ではメガネを外していたので分からなかったが、確かに景色そのものも良い。
が、すぐに雲の中へ。

そういやペルソナ4は舞台設定が山梨だったか。聖地巡礼できたのに……と惜しくなったが今日はフルーツ公園→舞鶴城→小瀬スポーツ公園→八代ふるさと公園と回る予定だ。

このルートだと綺麗に一筆書きができて中央道で東京へ帰れる。富士五湖周辺の開花時期が遅くて助かった。タイミングが被るとふるさと公園から河口湖へ出て山中湖へ行き、東名を使うことになる。

ルートの軌跡は三角というより歪んだ台形の方が近くなるだろう。返却したときの記録では土曜午後からの累計で350km走ったらしい。

甲府盆地の景色が良いのは果樹園の影響が大きいと思う。桜も多いが、市街地のピンクは桜ではなかった。
山の斜面には試験場や農園が多いので盆地全体の彩りが春一色なのだ。朝はこんなんだったけど。

フルーツラインは農業路と看板が出ていたので、レンズを変えて構図を吟味することはしなかった。これがバイクなら駐車もあまり気にしないで良くなるし、温泉ではタオルがサービスになる。
さすがに100-400mmは持っていけなくなるが、今回の旅では正直そこまで必要ではなかった。

舞鶴城の桜は昨夜の雨でけっこう散っているものが目立ったが、こういうのは雨上がりでないと撮れない。幸い散っていないところも見つかり、風景としては撮りづらくても花にフォーカスを当てると状態の良いものがある。

Googleマップの写真を見て天守閣が残ってるものだと思っていたが、櫓の写真だったというのは少しがっかりした。それでも壁を復元する工程の展示は面白かったし、雲が晴れてきたことで遠景の良さも分かった。
次はしっかり晴れている時に電車で来よう。

スポーツ公園は川沿いの桜並木が目当てだったが、これもGoogleマップの印象と異なりけっこう川幅がある。
イメージしていたのは川越のような小川だったので、思ったような写真は撮れなかったがここも良いロケーションだ。

グラウンド近くには桜が二列で等間隔に並んでいて、散り始めは見事な桜吹雪が見られるだろう。散るにはあと一日か二日待たなければならなさそうだった。

見事な桜吹雪はふるさと公園で見ることができた。ここは以前古墳の方を見つけて写真を残していた。夏だったか秋口くらいで、桜の木があることはわかっていたが長瀞ばかりで来れなかったのだが来年の行き先が長瀞から変わるかもしれない。

古墳がある高台は公園のごく一部で、山肌に沿って広大な敷地が公園になっている。フルーツ公園ほどの広さではないが、桜の数で言えば同程度かこちらの方が多いかもしれない。

昼にはアルプス方面の暑い雲が完全に消え去り、冠雪した山並が見えた。やはりここは景色が素晴らしい。
位置的に富士山が見えないので、富士山を入れたいときはフルーツ公園、見えないときはふるさと公園と使い分けができる。どちらも中央道で行けるのもポイントが高い。

桜吹雪が思いの外すごくてバッファが詰まるまで連写することもあった。整理は当然これから。
X-H1のSDカードはJPEGで20GB超を記録していた。枚数にして1000枚オーバーは久しぶりだ。移動中はX-Pro3にモバイルバッテリーを繋げて、予備をH1で使えるようにしたがその予備も残量が3/5になっている。

リニアの試験場はなぜかゆっくり往復しているところしか見られなかったが、ここもフルーツ公園同様に一日潰せる場所だった。

こうして二泊三日の旅程は無事に終わった。ルート見てみたら全然三角じゃなくて草。
だがまあどこも行ってよかったと思えるものは撮れたので、高速代含めて二万円、食費で一万円くらいかかったが良い旅だった。

山梨行きは旅行中に決めたが、直感に従ったのは正解だった。結果論ではあるが、山道のドライブを楽しめたので桜がダメでも楽しめただろう。
特にループ橋はテンションが上がる。だが来年もこのルートで回るかは、仕事での消耗具合によるかな、というのが正直なところだ。

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桜前線レポート

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