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コーチ編 Part6 『Try』

コーチ編のコラムもこれでPart6です。今回もまとまらない駄文ですがお付き合いいただければと思います。


『Try』

『Try』は日本語にすると『挑戦』や『挑戦する』『試す』『やってみる』ということになるでしょうか。

最近この『Try』が頭から離れません。『挑戦する』『やってみる』ことがこれからしばらくは、自分のコーチングフィロソフィー(?)の中心になることと思います。

『挑戦』はいつも怖いものです。未知なる分野に足を踏み入れるときにはなかなかその一歩が出ません。これまでも触れてきたように、自分はどちらかと言うと内向的ですし、ネガティブシンキングが頭を満たしているタイプの人間なので、なにか新しいことに直面したときは、「やるか、やらないか」の前に、「自分にこれはできるだろうか」と考えてしまうタイプです。
それくらい『挑戦』という言葉は35年というまだまだ短い僕の人生の中で何度も立ちふさがってきました。

『挑戦』といえば少し怖くなってしまします。言葉にやられてしまいますね。
僕が大事だなと思っていることは、いきなり第一歩目をゴールに到達させることではなく、スタートラインから『一歩足を踏み出すこと』です。
未知の分野の場合、ゴールまでの道のりはどれだけの困難が立ちふさがっているかわかりません。それがスタートを切る一歩を動かなくしていることがあります。
『Try』の訳の中でいうと『やってみる』が意味として僕にあっていると思っています。

たかが一歩、されど一歩です。
例えば英語を話したいのであれば、英会話の本を買う、しまってある単語帳をひっぱりだす。体重を落としたいのであれば、散歩に出かける、体重を減らすためのプロセスをパソコンで調べる。これが第一歩です。誰でもできます。しかも多くの場合この小さな第一歩は誰にも気づかれることなく踏み出すことができます。失敗してもそれが誰かにバレて馬鹿にされるようなことはありません。

今日、西宮の谷口選手が自由契約リストに載りました。
彼は僕が西宮のコーチになった年に入団したプレイヤーで、高校生の頃からエナジーあふれるガッツマンでした。契約満了に至るまでのプロセスはわかりませんが、今まさに彼は成長するための新たな一歩を踏み出したんだろうと勝手に想像しています。
彼のハイライトを見ていて思いました。4年間、彼はあらたな一歩を踏み出し続けてきたのだろうと。一緒にいた2年間で彼が打った3ptは2本でした。ペイントエリアでの仕事や、仲間の攻撃をサポートすることが彼のメインの仕事だったからです。ですが、今季の彼は119本の3ptを放ち、36.1%という確率を残しています。十分ゲームで打てる確率だと思います。
想像に難しくないと思いますが、「明日からシュート決めよ」と思ってもできません。ゲームで通用するシュートが打てるようになるためには何万本も繰り返し練習する必要があります。それには時間がかかるのです。彼の場合、チーム練習の後も自分で体育館を借り1人シューティングを続けていました。36.1%という数字には彼がかけた時間、彼が傾けた努力が滲んでいるように見えます。
想像するに、彼はある時「3ptをきめられるようになろう」と小さな一歩を踏み出したのでしょう。その一歩から始まった成長の道のりが、今の彼の36.1%という数字を作ったということです。

彼がどう感じるかはわかりませんが、この挑戦と成果は彼が生きた彼の人生の中で一生語ることができるものだと思っています。

スポーツの持つ素晴らしさの1つですね。

疲れてきました。。。

ジュンのことを書くつもりじゃありませんでしたが、つい熱くなってしまい長くなってしまったので、本当に書きたかったことは次にします。

本当は自分がシラキュースにいったときのことやゾーンディフェンスのことを書きたかったのです。
ではまた。

長々失礼しました。
ジュンとりあえずお疲れさま。

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