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noteで学べるシステマ講座 第11回「姿勢について2」

姿勢についての続きです。

姿勢とは背骨に偏った負荷がかかることで、曲がってしまうもの。

だから背骨にかかる負荷をなくしていくことで、自ずと背骨はまっすぐになっていきます。

筋肉を固めて背骨をまっすぐにするのは、全筋肉を均一に硬直させて固定させる方法といえます。その場合、確かに外見上はまっすぐになりますが、背骨を固定するために大きなリソースを割かなくてはいけません。動きやすさや持久力といったものを犠牲にして、うわべの真っ直ぐを手にしているのです。得られるパフォーマンスに対して、大きすぎるコストと言えるでしょう。

だからこそ、全身をリラックスさせることで背骨への負荷が均一になった結果として、姿勢が真っ直ぐになる。それが正統派のやり方です。

ただ正統派だけをバカ正直にやるのも良いのですが、ちょっとした難点があります。姿勢や動作は頭の中の「設計図」に基づいて形作られます。設計図そのものが狂っているままだと、どれだけリラックスしても狂った設計図上でのリラックスにしかならないからです。理論上は、厳密にリラックスすれば設計図を書き換えることも可能です。でもなかなかそれは困難です。なぜなら人は自分の顔を見ることができません。鏡に映るのは左右対称の別人の顔です。人の狂いは分かっても、自分の狂いはなかなかわからないのです。

だから客観的でごまかしのない物理的な指標が助けになります。多少緊張が入っても、強引に背骨をまっすぐにする手段を並行して用いるのです。

ここで紹介するコンセプトは大まかに2つ。

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