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noteで学べるシステマ講座特別編「犯罪者の心理学-”被害者意識の攻撃性"」

「犯罪者の心理学」コース4日目より

被害者意識による攻撃

今回のテーマは「犯罪者の心理学」となっていますが、犯罪を犯すには、必ずしも攻撃的というわけではなく、むしろ被害者意識が強い場合があると思います。被害者意識が強すぎるあまりに周囲と対立したり、攻撃したりする人たちにどうケアしたら良いのでしょうか。

ミカエル(M):実際、色々な状況から被害者意識を持つ人が生まれます。例えば本当に良くない例ですが、虐待を受けたりといった非常に良くない状況に陥いることで、「自分は被害者である」という意識を持ってしまうのです。そうした場合に被害者意識を取り払う方法ももちろんあります。心理的なアプローチです。今は、具体的になんらかの被害を受けた被害者を救う方法としてお話します。

まずその人の性格の強みと弱みを見つけます。そしてその人が心の支えとできるところを見つけるのです。もしかしたらそれは言葉かも知れません。ある言葉を聞くとその人が落ち着くとか、その言葉を聞くとストレスが和らぐとか、そういった言葉を見つけて、言ってやるということも1つの方法としてあります。

またその人の受けた被害が身体的な暴力だとしたら、マーシャルアーツを身に付けたり、筋肉を鍛えることでことで不安が消えると教えると良いかも知れません。その人の心が傷ついた原因を探り、転換させるものを見つける。何かに転換させていくということが1つの方法としてあります。

被害妄想へのケア

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