noteで学べるシステマ講座特別編/ミカエル・リャブコ「癒やしのエクササイズ」テキスト版Vol.1
2021年1月に実施されたモスクワ本部オンラインコース「癒やしのエクササイズ」初日のテキスト化。
動画はモスクワ本部公式オンラインストア「MLAD STORE」にてお買い求めいただけます。
参加者の姿勢
ミカエル:みなさん、こんにちは。私はレッスンに人々が来たときは、必ず一人ひとりの立ち方と姿勢の問題点を見るようにしています。そして正しく立つことができるように心がけています。
この方を見てください。よく見ると、片方の手がもう片方の手よりも下にあるといいますか、長くなっている状態だと思います。
誰にでもこのような問題はあります。生まれつき持っている癖のようなものがあり、その癖のある動きによりエネルギーが大量に、無駄に消費されてしまうのです。ゆがんだ動きに慣れてしまっているため、ゆがんだ動きのままいろいろな動作やエクササイズをしてしまいます。そうやって身体に負荷をかけることでどんどん問題を大きくし、ゆがみもどんどん深くなっていくのです。
癒やしのエクササイズ概要
それを矯正するための簡単なエクササイズから始めます。同じ長さの棒(スティック)を、両手で持ちます。片手から位置を確認します。手をおろした状態から、ひじが90度になるように手を挙げます。この時の手の位置の真下にスティックがくるようにします。反対側も対照的な位置にくるように、スティックを持ちます。上から抑えるように持ちましょう。その際に自分で背骨がまっすぐかどうかを意識しながら、少しずつ調節していってください。
もう一度、深く押します。今度は足が浮くぐらいの感じで一回、押してください。そうやって時間をかけながら、身体がまっすぐになるように試みましょう。自分でまっすぐかどうかを感じるようにやってみてください。
呼吸をしながら、身体をより心地よい状態にしていきます。より快適で心地よい状態を呼吸をしながら感じ、テンションがなく呼吸が乱れず、スムーズに呼吸できる状態を見つけるのです。呼吸を忘れないようにしてください。
インストラクターの皆さんは、そのように指導してください。「まっすぐ立つ」ことが、みなさんの課題です。だれでも背骨に歪みがあるので、それを探し、整えるのが目的です。
目を閉じてもいいでしょう。目を閉じて、背骨が歪まずまっすぐかどうか、腰の位置や骨盤がまっすぐかどうかと、じっくりと自分の中を探るのです。まっすぐ、まっすぐと心がけ、呼吸でコリをゆるめるのです。
歪みが大きな人に
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