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護身を語るなら知っておきたい資料

「凶悪犯罪は年々増えている」

なんて言葉を鵜呑みにしてませんか。

そんな人は統計を読みましょう。

「統計に表れない事件もある」なんていう人もいるでしょうけれども、大まかな傾向はデータを追えばつかめます。

諜報活動においても、極秘情報が必要なのはごく一部で、大部分が誰でも閲覧できる情報に基づく「オープン・ソース・インテリジェンス(オシント)」だといいます。

データはネットに落ちています。私のnoteと違って全文ただで読めますよ。

ただググる手間もあるので、主なものを紹介します。

○統計資料

捜査活動に関する統計…警察庁作成。「犯罪統計」「犯罪情勢」などが掲載。ここを読めば大体の数字はわかります。

警察庁統計…犯罪だけでなく交通事故や各種事故についての数字もわかります。

e-Stat…犯罪に限らず、政府がまとめたあらゆる統計はここから検索できます。

人口動態統計年報…厚生労働省制作。人は何によって命を落とすのか。死因についてわかります。「命を守る」というからには、命を奪うものが何者なのか知っておく必要があります。

○白書

警察白書…警察庁がまとめた白書。統計から読み取った動向や警察庁の取り組みについて解説。昭和48年からあります。

法務省犯罪白書…統計から読み取れた動向について解説しています。昭和35年のものから全部あります。

犯罪被害者白書…警察庁作成。犯罪被害者へのフォローやその体制について解説。

○研究

法務総合研究所…犯罪白書を作っているところが、各種データや、データに則った各種報告をしています。「研究所報告」が読み応えあります。特に最新の「研究部報告 60 暴力犯罪者に関する研究 2019」や「研究部報告 50 無差別殺傷事犯に関する研究 2013」あたりは、いわゆる「護身術」をやる人には関連性が高いのではないでしょうか。

○その他

メールけいしちょう…警視庁が各地での「犯罪発生情報」や「防犯情報」をメールマガジンで流してくれます。エリア設定できるので、居住地や勤務先を登録しておきましょう。近隣の防犯情報がリアルタイムで分かるのでとても便利です。


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