2022年開幕戦!これがバファローズの勝ちパターン。
開幕戦はあくまで1/143。
バファローズファンの誰もがそう思いながら、この11年間を過ごしてきた。
それでも、心のどこかで、「今年こそは・・・」と思い続けた11年間。
不名誉記録を止めたのは、昨年の最優秀バッテリーである山本・若月バッテリーだった。
開幕戦オーダーの答え合わせ
前回の記事で、
オープン戦の総評から、開幕オーダーを予想してみた。
まずはそれの答え合わせと行きたい。
予想(※3/21時点)
1 福田 左
2 後藤 中
3 紅林 遊
4 吉田 DH
5 杉本 右
6 宗 三
7 ラベロ 一
8 安達 二
9 若月 捕
実際の開幕オーダー
1 福田 中
2 宗 三
3 吉田 左
4 杉本 一
5 紅林 遊
6 後藤 右
7 ラベロ DH
8 若月 捕
9 安達 二
人選自体は100点満点だったが、
ポジション、打順といくつか異なる点があった。
思いのほか手堅くいった中嶋監督だ、と印象だ。
失点を防ぐことは得点に値する
6点取った打線はともかく、
印象としては守り勝ちだったのではないだろうか。
5回まで、
山本、高橋の双方は一歩も譲らぬ展開で0点ゲームが進んだ。
高橋は、少々抜けた球も見受けられたが、
クイック気味の腕の振りから、オリックス打線も振り遅れている印象があった。
ラオウも、ど真ん中でさえ捉え切れてなかった。
一方で、
1点も譲らなかった守備は見ものだった。
福田のダイビングキャッチは、
流れを与えない意味でも、相当なダメージを与えたに違いない。
打球は低い弾道だったため、1歩目の判断に迷いがちなところだが、
右打者で詰まった打球だったので、迷わず突っ込んでいった。
また、
山本のバント処理も光った。
この直前の投球で、
今日の軸にもなっていたカーブを、バントミスしていた。
その次に若月が選んだ球が、高めのストレート。
高めから沈むカーブが頭によぎっている中で、今度は同じ高さへ真っすぐ。
慌ててバットを出したのが運の尽き、山本の好フィールディングでバント失敗に終わった。
そして、皮肉にもいずれのプレーも外崎だったのだ。
この後の栗山は併殺に終わり、
山本のファインプレーがしっかり生きたイニングになった。
打線が6点を取った以上に、
守備が同じくらい得点を阻止していたような、そんな試合だった。