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オープン戦終了!54イニング適時打無しも、心配無用。オープン戦総評(打者編)。

朝から、手厳しい記事が出てましたね。

数字は嘘をつきませんので、しっかり事実として受け止めてますが、そこまで心配はないでしょう。

チーム状況を見れば、その答えがわかります。


54イニング適時打無しでも、余裕の理由。


競争重視の22年シーズン

いわゆるレギュラー確約組のオープン戦成績を見てみよう。

レギュラー確約組

ちなみにオープン戦全15試合で、本塁打は3本とさみしいチーム事情に終わったが、そのうち1本ずつを放った、宗と紅林は調子がよさそうだ。

中でも宗は、上半身のコンディション不良で出遅れたものの、得意の三塁打も記録しており、アウトになる打球についてもそこまで内容は悪くない。

紅林に関しては、33打席で三振はわずか4つ、としっかりとコンタクトできている印象だ。

吉田とラオウという、2代巨頭が出遅れているが、吉田に関しては術後の影響がそこまでなさそうで安心できたという点と、ラオウはそもそも夏場にかけて調子を上げてくるタイプなので、二人とも心配はしていない。

大穴選手もレギュラー争いかき回し

大穴選手

昨年通りの起用とはいかなさそうな、期待の大穴選手を紹介しよう。

まずは、捕手からは若月。
昨季は正捕手・伏見の台頭で2番手捕手に終わったが、山本由伸と最優秀バッテリー賞を受賞するなど、数少ないチャンスをものにした。
一方で、毎年課題とされる打撃については、酷評が続いている。

オープン戦で、打者有利とされる中なので過大評価をするつもりはないが、
チームトップとなる、3本の二塁打を放つなど、意外にも長打が出始めている。

正外野手争いからは、後藤駿太が頭一つ抜きん出た。
過去の記事で紹介しているため、内容は割愛するが、
打撃、守備、走塁どれをとっても動きがいい。
これもあってか、福田が左翼でスタメンになる試合が最終節で見え始め、後藤の起用を中心としたオーダー選考が垣間見れた。

最後に意外かもしれないが、佐野皓大を推薦したい。
やはりカギになるのは足だが、このオープン戦でもしっかりと3つの盗塁を決めた。
それよりも武器になるのが、一塁手としての起用だ。
T-岡田の怪我が発生した中、激戦になるであろう一塁手において、その起用が難しい。

おそらく最終戦での感触から、ラベロが最有力候補になるが、試合後半においては、代走や守備固めでの交代が、毎試合のように考えられる。
大下、中川、山足、太田・・・とつづくが、足に関しては佐野皓大がぶっちぎっている点と、外野守備に関しても正ポジションとして起用できる。
いっぽうで、佐野皓大が一塁につくことで、太田、山足のポジション起用の幅も広げることができる、というメリットがある。

最終節で佐野皓大を積極起用した中嶋監督だが、
やはり昨年の盗塁不足が、まだ頭の中に引っかかっているのだろう。


楽しみすぎるルーキー陣!

ルーキー

ドラフトで獲得した、野手4選手すべてを積極的に起用したオープン戦になった。
渡部については、チームトップの4盗塁を決め、期待通りだ。
野口については、ひきつけすぎてしまうように見えたが、それもあってかチームトップの7個の四球を選んでいる。

さらにいうと、この四球数が渡部と並んで同じくトップというのだから、振り回したいルーキーイヤーでありながらも、しっかりとプロの球筋を見極めたオープン戦となった。

野口については、右翼、遊撃、三塁など、様々なポジションを無失策でこなすことができ、このあたりも収穫だった。

一方で、高卒ルーキーながら高い対応能力を見せた池田が非常に面白い。
3/1のロッテ戦で見せた代打初球安打は、ルーキーであることを忘れさせたような渋さを感じた。
結果的に7試合で3安打に終わったものの、今後の2軍成績を追っていきたいほど、楽しみな選手だ。
開幕1軍は難しいかもしれないが、チーム状況次第では今シーズン中のデビューはそう難しくないだろう。


開幕オーダー予想!


あーだこーだ書きましたが、
中嶋監督の考えるオーダーを、予想してみた。

1 福田 左
2 後藤 中
3 紅林 遊
4 吉田 DH
5 杉本 右
6 宗  三
7 ラベロ 一
8 安達 二
9 若月 捕


あとは、調子次第で、
中堅は渡部と併用、一塁は佐野ないしは大下と併用、といったところだろうか。



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