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業界未経験者ワーママがキャリアコンサルタントになるまで

こんにちは、キャリアコンサルタントのたかえです。

私は人材業界や人事は全くの未経験で、本業もキャリアコンサルティングとは接点のない仕事をしています。
そんな私がどのような経緯でキャリアコンサルタントを取得したのか、自己紹介がてら「仕事」軸で振り返ってみたいと思います。

1社目:コールセンターのスーパーバイザー

新卒で入社し6年半勤務。大手のコールセンター運営会社で、様々な企業のコールセンター部分を請負い、センター運営を担当。
主に通販系の受信センターを担当しており、100席規模の業務や短期のスポット業務の立ち上げを複数実施。

業務設計、マニュアル作成、研修実施、センター運営、PL管理…
残業は多く終電で帰ることも珍しくなかったですが、楽しく仕事していました。コールセンターで働くパート・アルバイトの方含め多くの人と接し、人との関わり方でも多く学びを得ました。

結婚とともに退職しましたが、この職場は自分に合う部分が多かったと思います。飽き性なので新しい業務の立ち上げに携わることが楽しかったし、マニュアル作りもわかりやすさを重視して工夫したり、自分の担当業務内で改善プランを考えて実行できる裁量もありました。ExcelやPowerPointの事務スキルも習得し、その後の仕事に活きる経験を多く得られています。
ただ管理職の女性は独身がほとんどで、子育てしながら管理職している女性はいません。退職時には同期の女性社員はほぼおらず、なんとなく「結婚して退職」という流れに乗りました。

2社目:カード会社の営業事務

契約社員、1年半勤務。残業ほぼゼロ。月ごとのルーチンワークで目新しさはなく、言われたことをやるのが仕事。

1社目退職後、半年くらいはのんびり専業主婦生活を送ります。
再び仕事をしようとしたところ、私の転職の軸は「事務職で残業がないこと」でした。当時、家庭のことは自分が担当するという思いが強く、ノー残業で帰りたい=なんとなく事務職、と思い込んでいました。

しかし実際就業してみたところ、仕事はルーチンワークで面白みがなく、勤務時間内で暇な時間もありました。自分で工夫してやれる範囲もなく、強いていうなら事務マニュアルを改訂したくらいでやりがいはありません。

また、仮に夫が転勤になったら今の仕事は辞めなければならず、またゼロから知識を習得するのが嫌だと感じるようになりました。

そこで、「全国展開している会社・仮に転勤になってもついていけること・ポータブルスキルを身につけること」を軸に転職活動を開始します。

★今振り返る、2社目の失敗
   自分がどういう環境で仕事をするのが楽しいか分析できていなかったこと。前職で残業しすぎた経験から、ノー残業で働けることに固執してしまっていた。将来のキャリアプランを描けず、情報収集を怠った。

3社目:保険会社の営業

大手保険会社、5年半勤務(産育休含む)。営業なので時間管理は個人に裁量がある。福利厚生は充実しており、産休育休制度なども+αがある。この会社にて産休・育休を取得し、復職後9か月で退職。

「全国展開している会社・仮に転勤になってもついていけること・ポータブルスキルを身につけること」という点ではマッチしていましたし、転職して良かったと思っています。それでも退職した理由は、「自分のキャリアプランと合わなくなってきた」から。

将来的に社内の人材開発(研修担当)部門に異動することをキャリアプランとして描いていましたが、時間が経つにつれ叶う見込みがなくなったため退職することにしました。

スキルとしては、営業としてのコミュニケーション能力はもちろん、自分の強みを活かしたいと「ファイナンシャルプランナー1級」を取得しました。社内で1級まで取得している人はほぼおらず、営業職の中では第1号でした。私の「強み」は関心ごとに対する学習欲で、資格取得することで他者との差別化ができると考えたのです。

※転職を考え始めた時期の悩み・葛藤についてはこちらをご覧ください ↓

★今振り返る、3社目の失敗
スキルが身についた、という点では良かった。しかし、「スキルを身につけてこうなりたい」というビジョンが描けていなかった。
自分が思い描くキャリアプランに到達できない場合のリカバリー策について見込みが甘かった。


転職活動では初めて、「今までやってきたことの棚卸」「自分の強みは何か」「今後やりたいことはなにか」を考えました。

育児しながら働くということに直面し、初めて「自分がどう働きたいか、自分の能力を発揮して働きたい」を考えるようになりました。
否応なく外的要因で仕事が制限されることに、苦しさや憤りを感じることもありました。

そんな時にふと、「私自身のためにも、自分らしく働ける方法について知りたい。自分の様に悩んでいる人が多くいるのではないか?悩む人々の力になりたい」と思い、キャリアコンサルタントの勉強を始めることになったのです。

その後、ちょうど転職と時期を同じくしてキャリアコンサルタントを受験、無事合格となりました。

4社目(現在):シェアオフィス運営会社のなんでも屋

シェアオフィス・コワーキングスペースの運営会社。ベンチャー企業の二人目社員。店舗の運営・お客様の問合せ対応・新規店舗立ち上げ・報告書レポートなどなんでも担当。自分で声を上げて会社のTwitterを運営。

キャリアコンサルタントの資格を取得していながら、4社目は全く関係ない企業・職種に転職しています。
「転職エージェントのキャリアアドバイザー職」や、「転職をゴールとしないキャリアコンサルタント職」も多くありますが、そこには応募しませんでした。

この時の私の転職の軸は
「外的要因(育児・介護・病気)などによって思い通りに働けない人が、一人でも多くフレキシブルに働けるように支援できる」です。

まさに自分も、育児による「時間の制約」がありました。転職活動をしていても、「この会社面白そうだけど、自宅から遠くて定時で帰ってたら間に合わないな」と思うことがありました。そういう理由でやりたいことを諦めたり、企業側からみても人材を損失することは勿体ないと思っています。

今の会社では、シェアオフィス運営という立場で、様々な働き方を提供しています。実際に、「親の介護で病院に付き添った際、近くにシェアオフィスがあったので寄りました」と言っていただけると、自分の仕事が役に立っていることが実感できてやりがいに繋がりました。

働き方も、在宅ワークやフレックスも使うことができるので、ある程度自分で時間が調整でき良い環境で働いています。

ちなみに、採用時に一番評価してもらった点は、コールセンターでマルチタスクで仕事をしていた経験です。自分で考えて業務改善したり、人・お金の管理をしていた能力が評価してもらったのではないかと考えています。

で、キャリアコンサルタントやってるの?

じゃぁ結局、キャリアコンサルタントの資格は活かしていないのか?…ということですが……現在絶賛種まき中です!

社内でグループワークしてみないかと打診したり、個人でもワークショップ開催に向けてコンテンツ作りに勤しんでいます。こうやってnoteで自分の思いを発信するのもその一つ。

また、現在の仕事を通じて新たな夢も生まれました。

「産後の働き方についてもやもや抱える人が、気軽に来れるカフェ的キャリア相談室 兼 コワーキングスペース 兼 子供の遊び場」(長いw)を作りたい!

まずはその夢に向かってコツコツ歩んでいきます!

ワークショップ等についてはTwitterで告知していきますので、気になった方はTwitterをフォローいただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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