自分を何かで着飾るのではなく、自分が何者かになりたかった
みなさんこんにちは。
合同会社ゆたか代表の東海林温(しょうじゆたか)と申します。
現在は、イベント事業、キッチンカー事業、キャリア支援事業、クラフトビール開発事業を展開しています。
また、事業を通じて食品ロス削減やアップサイクルへの取り組みも行ったり、経営者育成にも携わっています。
今日は、先日後輩(Mちゃんとします)と話していて感じたことを書きます。
Mちゃんの悩みは「経営者になりたいが今の仕事を捨てるのが不安」ということでした。
僕の第一声は「そりゃそうだ。」でした。
僕はもともと勤めていた会社で海外転勤が決まっていて、その海外転勤をお断りして経営の道を歩み始めました。
当時は「国立大学卒業」「大手企業」「海外転勤」といった、自分の肩書きが増えることで自信が付くと思っていました。
その業界のなかで会社の名前が知られていることが誇らしかったし、その会社の中でも一目置かれる存在になりたいと思っていました。
ただ、経営者になるという事は肩書き全てを捨てて、自分という名前で世の中に打って出るということ。その経験値をシェアしました。
その時に僕がMちゃんに対して答えたことは以下のことでした。
1、新しいことを始める時に自信はなくて良い
そもそも何か新しいことを始める時に自身はなくて良いと思っています。
なぜなら、やったことがないことなのだから。
やったことがないことなのに自信満々という方が変ですよね笑
先日、友人にイタリアに行ったお土産を頂きました。
僕はイタリア語は話せません。
でも、今話せないからと言って、この先一生イタリア語が話せないか?というとそれも違います。
要はそのことについて努力した経験があるかどうかなのです。
逆にいうと、何に対しても努力し達成したことがなければ、
何に対しても努力しようとすら思わないかもしれません。
自信があるから始めるのではなく、やっていく中で自分ならなんでもできるんだ!
という自分を作り出すことが僕にとっては大事なことです。
2、失うものがない人ほど、何かを失うことを怖がる
2つ目は失うものがない人ほど、何かを失うことを怖がる。ということです。
これは僕が実際に先輩経営者に言ってもらった言葉です。
海外転勤が決まって周りには「凄いね!」「頑張って良かったね!」と言ってもらっていました。
ただ、僕は何もかも捨ててリュック1つで海外に行ったことのあるバックパッカーの友人をみて羨ましいと思っていました。
それくらいの行動力と勇気がなかった僕が選んだことが、「会社の力を使って海外にいく」ということだったのです。
そんなビビりな僕なので起業にもとてもビビっていました。
海外に旅行に行くのに数十万はポンと払うのに、事業を始めるための数十万にはとてもビビっていました。
そんな時に先輩経営者に言ってもらったことが、「失うものがない人ほど、何かを失うことを怖がる。」という言葉でした。
その通りだと思いました。
この言葉で失うものは何もないことを理解して行動して前進することにのみ集中することができました。
3、これまでの自分とは違う選択をする
3つ目は今まで自分がやってきたことを良い意味で否定して新しい選択をする、ということです。
こんな話しがあります。
この選択の基準を変えることが大事で大変なのです。
右利きを左利きに変えるように、人はついついやりやすい選択をしてしまいます。
その”なんとなく”選んできた選択を効果性のある選択に変えることが自分の決めた道を進むために必要なことでした。
言い訳、先延ばし、諦め、人のせい。
今でもたくさんの自分の弱さと日々戦っています。
ただ、自分を着飾ることに必死だった昔と違い、今は自分を磨き続けることに毎日チャレンジしています。
誰かの何かの事業、ではなく、自分と仲間と世の中が豊かになるための事業に取り組んでいます。
みんなの幸せのためになればと日々自分を律して仕事をすることに幸せを感じることができるようになってきました。
今年も残り半年。
決めた目標の達成のために仕事します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?