お気に入りのカッターナイフ

はじめに

何となくお気に入りの文房具について語ってみようと思う。三菱鉛筆のジェットストリームのようにみんなが良いモノだと言い、私の周りでも使っている人が多いモノではなく、普通に売っていて私はとても良いモノだと思っているけど周りで使っている人は余り見ないものについて述べる。

お気に入りの文具が消えてゆく

そうした文房具は、売れ筋では無いためかウッカリ見過ごすと廃番になってしまい、大変悲しい思いをすることになり、これまでにもそういう目に何度もあったことがある。
例えばZEBRAのPenpod。ほとんどのキーホルダータイプの小型ボールペンはキーリングがペン側についているが、これはキャップ側についているため咄嗟にメモを取る時にまごつかない。そしてキャップから捻るだけで本体が外せてペンがバネで伸びるため、手軽なうえに書くには十分な長さにもかかわらず収納時には小さいという優れもの。しかし、その利点の裏返しとしてキーリングがキャップについているため、ペン本体をすぐに失くしてしまう。そういうモノだと覚悟しているし、高いモノではないので、大量に買い込んでおいて失くしたら新しいものにしていた。でも2014年頃に廃番になってしまった。手元にはまだいくつか残っているが失くし易いモノなので軽々に使えず意味がない。悲しい。復活しないだろうか?
例えばレイメイ藤井の単語カードWD100。45mm×80mmと普通の単語カードよりは幅が広く、単語を覚えるためでなく小型のメモ帳として使っていた。裏表紙にゴムが付いているためバラけにくく使いやすい。これについては、最近?カードメモシリーズとして復活しているのだが、Sサイズだと小さく、Mサイズだと54mm×90mmとズボンのポケットに入れておくにはちょっと大きい。手元にはまだいくつか残っているがメモとして消費するモノなので軽々に使えず意味がない。悲しい。復活しないだろうか?
例えばMoleskineのClassic Reporter Notebookのハードカバーの方眼タイプ(QP512)。ノートなどの用紙は方眼タイプが好きで、メモ帳は縦開きが好きだ。そして咄嗟にメモを取る時にソフトカバーではなくハードカバーだと安定していてどんな体勢でも書きやすい。このReporterは、メモを書く時に開いたページを押さえておかなくても開きっぱなしになるので書きやすい。広く開いても簡単に背中が破れるようなことは無いのだけれども、流石に使い込んでくると破れてガムテープで補修することもある。それでも使い心地が変わらず使えるんだから良いモノだった。罫線タイプはラインナップに残っているが、方眼だとランドスケープでもポートレートでも好きな向きに使えるけど、罫線だとポートレートの向きでしか使えず悲しい。手元にはまだいくつか残っているがメモとして消費するモノなので軽々に使えず意味がない。悲しい。復活しないだろうか?
他にも、レイメイ藤井の縦開きのカードサイズダイヤリーなど悲しい思いが思い出される。

そして本文

さて前置きが長くなったが、数年愛用しているカッターナイフについて述べてみたい。OLFAの内装プロ用特専M型内装プロ用刃特専黒刃(中)02を付けたモノを愛用している。特専M型は購入時には0.25mmの刃が付いているので、上記の0.2mmの刃に付け替えて使っている。

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私はカッターナイフを一般的な事務作業でも使うが、プリント基板の銅箔を切ったり、プラスチックなどを削ったりと加工用途にも良く用いる。その際には虫メガネを覗いて細かい作業をしたり、大きな部材を削ったりもする。
良く市販されているデザインカッターや9mm幅では力を掛けた時に弱く、18mm幅では大きすぎる。使い分ければ良いのだけれども、12.5mm幅のこのM型はどちらの用途にも具合が良い。最初は切っ先の角度が9mm幅の刃などよりも大きいことが細かい作業に不都合かと思ったがそんなことは無く、逆に力が掛かり易いために使いやすい。そして、0.2mmの極薄刃はキレが良く、同軸ケーブルなどのビニール被覆やポリエチレンの絶縁体などは刃を当てるだけで綺麗に切れる。決して刃を引いてはいけない。逆に言えば刃を引けば内部の導線も切ることができる。例えば壁に貼り付けられたシールの隙間に刃を入れ接着剤のみを綺麗に切って、壁にもシールにも傷を付けずに剥がすことも出来る。その場合は切れ味が良すぎるので、慎重に行わないと壁かシールにあっさりと切り込んでしまうけれども。また以前、2枚の刃が重なっているのを気づかずに本体に取り付けてしまい、多少切れ味が悪いなと思た程度でしばらく使っていたことがあるほどだ。もちろん普通の刃と比べると寿命は短いが、そこはカッターナイフ、気兼ねなく刃を替えればよい。欠点は、刃を折る機構が本体にも替刃ケースにも付いておらず、よくある9mm幅用の刃折器は幅が合わず、12.5mm幅は9mm幅に比べると頑丈なためペンチなどで折る必要があるので不便なこと。替刃ケースに付けて欲しい。

もちろん18mm幅の大型カッター(これにも特専黒刃(大)を使っている)も持っているし、精密作業用にフェザーの替刃メスを使うこともあるけど、ほとんどの場合はこのOLFAの「特専黒刃(中)02」で事足りる。

次はお気に入りのノートについて書いてみた。

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